Astana-Premier Techのタイトルスポンサー、Premier Techはスボンサーから降りることになった。
カナダの企業Premier Techは、来シーズン違うワールドチームのスポンサーとなることが報じられている。
問題は、予算の50%をPremier Techに頼っていたアスタナだ。
何年かに一度チーム存続の問題が持ち上がる。そのたびに、フロント活動をしてチームを支えたのがアレクサンドル・ヴィノクロフだ。
チームの顔として
アレクサンドル・ヴィノクロフは、2006年のブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝。現役を引退しては復活して、2012年にはオリンピック金メダルも獲得した。
カザフスタンの英雄だ。アスタナもヴィノクロフのために政府が主導して作ったチームだ。
まさに、チームの顔というべき人物。だが、2021ツール・ド・フランスの開始1週間前に突然の解任。
これは、Premier Techとの確執が問題だった。カナダの企業は影響力を持つヴィノクロフが邪魔だったのだ。
今回、Premier Techは、2017年から続いたスポンサーを降りる。こうなると、アレクサンドル・ヴィノクロフの邪魔をする派閥はなくなる。
2012年の引退以来、チームのGMを務めていたアレクサンドル・ヴィノクロフが帰ってくることは、間違いないだろう。
ただ、アレクサンドル・ヴィノクロフが帰ってきたからと言って、スボンサー問題が解決する訳ではない。
帰ってきても、いばらの道が待っていることには変わりない。
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