アレハンドロ・バルベルデは、またしても最強のライダーの一人であることを証明した。
フレッシュ・ワロンヌでは、このレースで6回目となる優勝に近づいた。最後にディラン・トゥーンスの後ろから横に並んだ時には、勝つのかと思ったほど。
これが4月25日には、42歳となるライダーとは思えない。2006年にフレッシュ・ワロンヌで優勝して以来トップレベルを維持し続けていることになる。
勝利に値する2位
このレースで5勝を挙げているにもかかわらず、バルベルデは、ここ数週間、体調不良に悩まされていたため、今日の有力候補には入っていなかった。
アレハンドロ・バルベルデを支えたメンバーは
- 21 アレハンドロ・バルベルデ
- 22 ゴルカ・イサギレ
- 23 オスカル・ラスカノ
- 24 ルイス・マス
- 25 エンリク・マス
- 26 グレゴール・ミュールベルガー
- 27 カルロス・ベローナ
アレハンドロ・バルベルデは公式サイトで次のようにコメント
チームの素晴らしい働きに感謝したい。ベローナ、グレゴー、オスカル、ルイス、ゴルカ、彼らは一日中完璧だった。
そして最後の登りでエンリクが非常に強いペースを作ってくれたおかげで、良いポジションでゴールすることができた。
ディランは本当に良いスタートを切った。史上最速の登りかもしれないし、少なくとも僕がフレッシュ・ワロンヌで走った中では最速の登りだったかもしれないね。
たとえ少し力が足りなかったとしても、最後の上りで足よりも腕が痛くなりそうだったけれど、最後まで頑張ったし、ディラン・トゥーンスが一番強かったのは疑いようもない。
優勝するためには、もう少し苦しまないといけないと思う日もあるが、今日は本当にすべてを出し切った。優勝に匹敵する2位だ。
バルベルデは苦難の時期を乗り越え、今シーズン限りでレースに別れを告げるため、これが最後のフレッシュ・ワロンヌとなった。
メンバー全員に感謝しているのはリーダーとして素晴らしい。
ボルタ・ア・カタルーニャはとても複雑なレースだったので、ここで2位を獲得できたことは、とてもうれしいことだ。
あと5日で42歳になる私にとって、今日が最後のフレッシュだった。トレーニングではうまくいっているのがわかったので、その調子を維持したかったのだが、レースでは別物になっていた。
ここに来て、今日は良い成績を残すことができたし、苦しんでもいることができたので、日曜日のリエージュに期待が持てるようになった。
20年にも及ぶキャリアで、未だにトップレベルを維持し続けるのは通常では考えられないことだ。
この後、アレハンドロ・バルベルデはリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、ジロ・デ・イタリアへとレースを続けていく。
ジロのメンバーはまだ、3人しか発表されていないけれども、エンリク・マスはツールを目指すので、バルベルデがエースとなるのではないかな。
歴史に残る偉大なライダーの最後のレースまで、目を離せないことになりそうだ。
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