18歳でデンマークからオランダに移住し、3年後の今、ルドヴィク・ヴァッカー(Ludvig Anton Wacker)は自転車を手放している。
大好きなスポーツに別れを告げているのだけど、それは彼に抵抗や危機感を与えたものでもある。
21歳で、自転車の世界から引退するルドヴィク・ヴァッカーは、プロトン内に広がる鎮痛剤、ピルの使用について指摘している。
錠剤使用について幻滅
The most honest interview i’ve done all year
A chat with Ludvig Wacker (former Sunweb) who retires at the age of 21 about the ups and downs of cycling.
And a warning about a certain part of pro-cycling not a lot dares to talk about (Last chapter)https://t.co/JJUF3xqf67
— Rasmus Nowak Brandt (@NowakBrandt) November 9, 2021
ルドヴィク・ヴァッカーは、17歳でゲント・ウェルヘムのジュニアレースで優勝。
2019年から、Development Team Sunwebの開発チームに2年間所属していた。だが、2020年に高速でクラッシュしてしまい、それ以来練習では走れても、レースでは怖くなって走れない状態に。
更に、コロナで他の選手と同じように意欲も失ってしまう。レース再開しても、クラッシュが怖くて走れない状態が続き、チームからの2021年のオファーもデンマーク選手権の翌日に断っている。
それと、過去何年にもわたってスポーツを止めた多くの若いライダーと同じように、彼が幻滅したもう一つの理由としてピルの使用を指摘した。
私はスポーツの錠剤にうんざりしている。合法的な錠剤かもしれないが、それがとても明白でなければならないのはグロテスクだと思う。
薬などを入れた小さな容器を持って走っている人がいる。私は、自分で何かを取りたいと思ったことはないが、すべてのレースで、自分が取っていないものを他の人が取っているということを知っている。
それには、鎮痛剤やカフェインなどがある。その人達が取る量は、絶対におかしい。20年後のライダーの体に何が起こるかわからないからだ。
錠剤は、チームが進めるものではなく、個人で簡単に手に入れことが出来ると言う。他のスポーツでも、鎮痛剤の使用が問題になっているが、科学的に鎮痛剤でタイムが良くなるという報告はないとも。
また、男性がピルを使用して何のメリットがあるのか良くわからない。
追記
にけさんからコメントをいただき、ここでのピル(Pill)とは単に錠剤の意味があるのではと教えていただきました。それなら意味がわかりますね。
彼は、引退して数日で自転車も手放している。夏にはジャーナリズムの学生として再スタートすることを望んでいる。
コメント
ここで言う”Pill”は、単に錠剤の事を指しているのだと思います
なるほど~。にけさん、ありがとうございます。記事に加筆しておきます<(_ _)>
また教えて下さい!