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2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ 最後のスプリンターステージを勝ったのは?

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Photo credit: MAAVFotografía on VisualHunt
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ブエルタも最後の第3週に入ってくる。

残るステージは、6ステージ。総合を決めるのは第17・18ステージの山岳だ。

  • 第16ステージ ラレド〜サンタ・クルス・デ・ベサナ 180㎞(平坦)
  • 第17ステージ ウンケラ~ラゴス・デ・コバドンガ 185.8㎞(山岳)
  • 第18ステージ サラス~アルト・デル・ガモニテイロ 162.6㎞(山岳)
  • 第19ステージ タピア~モンフォルテ・デ・レモス 191.2㎞(丘陵)
  • 第20ステージ サンシェンショ~カストロ・デ・エルビリエ 202.2㎞(山岳)
  • 第21ステージ パドロン~サンティアゴ・デ・コンポステーラ 33.8㎞(個人TT)

今日の第16ステージは、スプリンターによる最後の戦いの場となる。

 

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第16ステージ ラレド~サンタ・クルス・デ・ベサナ 180㎞

第16ステージ photo lavuelta

 

スペインの北、カンタブリア地方の海辺のリゾートであるラレドからスタート。ラレドはカンタブリアン海に位置し、何マイルも続く真珠のような白い砂浜が特徴。

平坦ステージだけど、獲得標高は2,090mあり、3級山岳を越えたあとにも丘がある。1kmで5%から7%の3つの短い丘があるので、パンチャーも動きそうだ。

 

  1. 3級山岳 アルト・デ・ヒハス    2km・6.5%
  2. スプリントポイント ブルゴホンド

 

最後の2kmは完全にフラット。700mで左に急カーブがあり、その後道路が狭くなる。続いて穏やかなシケインが続き、フィニッシュラインから250mで右に90度曲がる。

落車がないと良いのだけど、トレインは高速で突っ込んでいくはずだ。

 

スタート前

La_Vuelta ストリーミングより 以下同様

間違いなく今日の主役となるはずのファビオ・ヤコブセン。第13ステージでは、あまりもにウルフパックのトレインが早過ぎて中切れ。ヤコブセンは、スプリントに参加できなかった。

今回も、ゴール前は絶対にチームでトレインを組まないと生き残れない。トレインにしっかりとついていくことが重要だ。

しかも、この日はヤコブセンの25歳の誕生日だし。

 

Groupama-FDJのアルノー・デマール。ここまで全く勝利がない。最後のステージで一矢報いることが出来るだろうか?

 

今日もチームの先頭を引くはずの新城幸也。スプリンターステージなので最後は集団ゴールかな。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

第16ステージ スタートでの4賞

  • 総合 オドクリスティアン・エイキング(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  • ポイント賞   ファビオ・ヤコブセン(Deceuninck-Quick-Step)
  • 山岳賞 ロマン・バルデ(Team DSM)
  • 新人賞 エガン・ベルナル(INEOS Grenadiers)

 

逃げは5人

スタートしてスピードが上がっている時に15人の落車。ジュリオ・チッコーネは膝から流血している。だが、なんとかプロトンに戻る。

落車したのは、エンリク・マス、ギョーム・マルタン、ジェームス・ノックス、ディラン・サンダーランド、セップ・ファンマルクなど。

 

落車のあとにアタック。逃げているのは5人。最後のスプリンターステージなので逃げ切れることはない。

  1. スタン・デウルフ (AG2R-Citroën)
  2. ディミトリ・クレイス (Qhubeka-NextHash)
  3. ジェツェ・ボル (Burgos-BH)
  4. クイン・シモンズ (Trek-Segafredo)
  5. ミケル・ビスカラ (Euskaltel-Euskadi)

 

集団はスプリンターチームが引いて、タイム差を押さえている。1分台ではすぐに追いつく距離だ。

 

アリツ・パグエス(Caja Rural – Seguros RGA)も酷いケガだ。ハンケツで走っている。

なんと、ここでジュリオ・チッコーネ(Trek-Segafredo)とセップ・ファンマルク(Israel Start-Up Nation)がリタイヤしてしまった。

 

ジェームス・ノックスも落車したのだけど、元気に集団先頭を引いている。被害が少なくてよかった。

 

3級山岳 アルト・デ・ヒハス    2km・6.5%

唯一の登りに入ると、 Lotto Soudalのハーム・ファンフックマキシム・ファンジルスがアタック!

 

ハーム・ファンフックが単独となる。

 

3級山岳頂上が見えてきた。

 

ジェツェ・ボル (Burgos-BH)がアタックして1位通過。

  1. ジェツェ・ボル (Burgos-BH) 3ポイント
  2. ミケル・ビスカラ (Euskaltel-Euskadi) 2ポイント
  3. スタン・デウルフ (AG2R-Citroën) 1ポイント

 

ハーム・ハンフックは先頭な追い付いた。これで6人となる。タイム差は、一時縮まったが、再び1分28秒まで開く。

 

UAE Team Emiratesが先頭を引く。マッティオ・トレンティンは、ポイント賞で4位。ヤコブセンとは、97ポイントも離れている。

ただ、後半は小さな丘が3つ連続する。ファビオ・ヤコブセンを落とすことも可能だろう。

 

あ~、やはりファビオ・ヤコブセンは集団から遅れてしまう。200mの差がついた。チームメイトが4人ついている。

 

ファビオ・ヤコブセンは守られて30秒前の集団を追う。前のグループには、フロリアン・セネシャルとアンドレア・パジオーリが入っている。

 

UAEは全開で引くけど、タイムは13秒まで縮まる。下りだと差が詰まりやすい。

 

UAEの引きはファビオ・ヤコブセンを落とすことが出来なかった。結局一塊に戻る。

 

UAEは追いつかれてからも、引き続ける。残り40kmだけど、最後まであきらめないのかな。

 

先頭は射程圏内に捉えられている。ハーム・ファンフックは最後尾で少しきつそう。

 

スプリントポイント ブルゴホンド

スプリントポイントの通過順位はジェッェボルがダッシュして1位通過。

  1. ジェツェ・ボル (Burgos-BH) 20ポイント 3秒
  2. スタン・デウルフ (AG2R-Citroën) 17ポイント 2秒
  3. クイン・シモンズ (Trek-Segafredo) 15ポイント 1秒
  4. ミケル・ビスカラ (Euskaltel-Euskadi) 13ポイント
  5. ディミトリ・クレイス (Qhubeka-NextHash) 10ポイント

 

集団もスプリントポイントを越える。

 

Groupama-FDJとAlpecin-Fenix、Deceuninck-Quick-Step、Team DSMが引く展開に戻る。

 

先頭は、連続する1kmの登りに入っている。タイムは33秒しかない。

 

先頭からハーム・ファンフックが登りで切れてしまい5人となる。

 

さらに、次の登りで先頭は3人に。

  1. スタン・デウルフ (AG2R-Citroën)
  2. ディミトリ・クレイス (Qhubeka-NextHash)
  3. ジェツェ・ボル (Burgos-BH)

 

逆風の中、スタン・デウルフが一人で逃げ続ける。

 

集団先頭は、イネオスのパヴェル・シヴァコフが引く。ファビオ・ヤコブセンも前に位置している。

 

スタン・デウルフは残り4.6kmで捕まってしまう。

 

ここからは、難しいゴールに向かってスプリンターチームの位置取り争いだ。

 

残り3.3kmでBORAが先頭に。

 

ラスト2.2kmでTeam DSMが先頭。

 

残り1.5kmでウルフパックが先頭に。

 

この時点で、ファビオ・ヤコブセンは5番手。良い位置だ。先頭は、ベルト・ファンレルベルフだ。

 

Alpecin-Fenixのアレクサンダー・クリガーが先頭に出ようとする。

 

アレクサンダー・クリガーが先頭だ。

 

アレクサンダー・クリガー、ヨルディ・メイウス、ファビオ・ヤコブセン、マッティオ・トレンティン、マイケル・マシューズと続く。

 

アレクサンダー・クリガーは、まだ引き続ける。チームメイトのサーシャ・モードロはいるのか?

 

左カーブを曲がっていく。

 

 

Alpecin-Fenixのアレクサンダー・クリガーが引き終わって、マッティオ・トレンティン、ファビオ・ヤコブセン、ヨルディ・メイウスがスプリントに。

 

ファビオ・ヤコブセンとヨルディ・メイウスの勝負だ。

 

あ~、最後はファビオ・ヤコブセンだ~!

ファビオ・ヤコブセンは25歳の誕生日を自らの勝利で祝うことなった。ステージ3勝目をあげ、50ポイント獲得。計250ポイントとなり、マイヨプントスをほぼ手中に収めたと言って良い。

残りの中間スプリントを全て取られない限り、大丈夫だ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第16ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 JAKOBSEN Fabio
Deceuninck – Quick Step 100 80 4:08:57
2
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 40 50 ,,
3
 TRENTIN Matteo
UAE-Team Emirates 20 35 ,,
4
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange 12 25 ,,
5
 DAINESE Alberto
Team DSM 4 18 ,,
6
 ABERASTURI Jon
Caja Rural – Seguros RGA   15 ,,
7
 OLIVEIRA Rui
UAE-Team Emirates   12 ,,
8
 MINALI Riccardo
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   10 ,,
9
 SOTO Antonio Jesús
Euskaltel – Euskadi   8 ,,
10
 VENTURINI Clément
AG2R Citroën Team   6 ,,

新城幸也は29位でゴールしている。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 EIKING Odd Christian
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   64:06:47
2 2
 MARTIN Guillaume
Cofidis, Solutions Crédits   0:54
3 3
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma   1:36
4 4
 MAS Enric
Movistar Team   2:11
5 5
 LÓPEZ Miguel Ángel
Movistar Team   3:04
6 6
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious   3:35
7 7
 BERNAL Egan
INEOS Grenadiers   4:21
8 8
 YATES Adam
INEOS Grenadiers   4:34
9 9
 KUSS Sepp
Team Jumbo-Visma   4:59
10 10
 GROßSCHARTNER Felix
BORA – hansgrohe   5:31

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Pnt Points
1 1
 JAKOBSEN Fabio
Deceuninck – Quick Step     250
2 4 ▲2
 TRENTIN Matteo
UAE-Team Emirates     123
3 2 ▼1
 CORT Magnus
EF Education – Nippo     114
4 6 ▲2
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange     110
5 5
 DAINESE Alberto
Team DSM     109
6 3 ▼3
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma     108
7 7
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ     88
8 8
 MAS Enric
Movistar Team     75
9 23 ▲14
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe     72
10 9 ▼1
 BARDET Romain
Team DSM     70

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Pnt Points
1 1
 BARDET Romain
Team DSM     50
2 2
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     31
3 3
 MAJKA Rafał
UAE-Team Emirates     29
4 4
 STORER Michael
Team DSM     24
5 5
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers     16
6 6
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious     15
7 7
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma     12
8 8
 ELISSONDE Kenny
Trek – Segafredo     11
9 9
 TAARAMÄE Rein
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     10
10 10
 KUSS Sepp
Team Jumbo-Visma     9

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 BERNAL Egan
INEOS Grenadiers 64:11:08
2 2
 VLASOV Aleksandr
Astana – Premier Tech 1:43
3 3
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 2:26
4 4
 LÓPEZ Juan Pedro
Trek – Segafredo 6:47
5 5
 ROCHAS Rémy
Cofidis, Solutions Crédits 22:14
6 6
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 32:43
7 7
 CRAS Steff
Lotto Soudal 37:21
8 8
 CEPEDA Jefferson Alveiro
Caja Rural – Seguros RGA 45:05
9 9
 MARTÍN Gotzon
Euskaltel – Euskadi 1:00:24
10 10
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 1:08:18

 

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