チャレンジ・マヨルカの2日目。初日は予想に反してブランドン・マクナリティの61kmに及ぶ独走で開幕。
今日も、ひょっとすると独走でのゴールが見れそうなコースレイアウトだ。ただ山岳頂上からゴールまで29kmあるので追いつかれるかな。
Port d’Alcudia~Port d’Alcudia 173.2km
最初の120kmはプロにとってはなんてことないコース。問題はゴール手前の2つの山岳ポイントだ。ここをタイム差を少なくして越えないと勝利は見えてこない。
- スプリントポイント
- 4級山岳 Colld’Artà 1.0km・3.6%
- スプリントポイント Petra
- スプリントポイント Moscari
- 2級山岳 コル・デ・サ・バタラ 8.7km・5.0%
- 4級山岳 コッレデフェメニア 0.5km・3.4%
- スプリントポイント Pollenca
注目ライダーは
-
Movistar Team イバン・ソーサ、イバン・ガルシア
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UAE Team Emirates パスカル・アッカーマン、ライアン・ギボンズ
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BORA – hansgrohe ニルス・ポリッツ
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Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ
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Team BikeExchange – Jayco マイケル・マシューズ
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Cofidis ホセ・エラダ
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Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux アレクサンダー・クリストフ
4人の逃げ
スペインチームが先頭でスタート。
スタートしてすぐに二人が逃げだしに成功。
これに後ろから一人がジョイン。
さらに後ろからエカスカルディの選手が追いかける。
これで、4人の逃げがきまる。まあ、先が長いからね。
- 140 BIZKARRA Mikel (Euskaltel – Euskadi)
- 227 DENS Tuur (Sport Vlaanderen – Baloise)
- 272 VANDEVELDE Yentl (Minerva Cycling)
- 313 COLOMBO Raul (Work Service Vitalcare Vega)
集団は見送りモードでまったり。
1回目のスプリントポイント
これは先頭集団の4人が先頭通過。
- 272 VANDEVELDE Yentl Minerva Cycling
- 313 COLOMBO Raul Work Service Vitalcare Vega
- 140 BIZKARRA Mikel Euskaltel – Euskadi
4級山岳 Colld’Artà 1.0km・3.6%
ここもあまり争うことなく通過。タイム差は5分に開いた。
- 140 BIZKARRA Mikel Euskaltel – Euskadi
- 227 DENS Tuur Sport Vlaanderen – Baloise
- 272 VANDEVELDE Yentl Minerva Cycling
Israel Premier TechとIntermarché-Wanty-Gobertが集団を引いている。
スプリントポイント Petra
2回目のスプリントポイント。
- 227 DENS Tuur Sport Vlaanderen – Baloise
- 313 COLOMBO Raul Work Service Vitalcare Vega
- 272 VANDEVELDE Yentl Minerva Cycling
スプリントポイント Moscari
3回目のスプリントポイント。タイム差は3分を切ってきた。
- 313 COLOMBO Raul Work Service Vitalcare Vega
- 272 VANDEVELDE Yentl Minerva Cycling
- 227 DENS Tuur Sport Vlaanderen – Baloise
2級山岳 コル・デ・サ・バタラ 8.7km・5.0%
2級山岳に上がりだして、すぐに先頭から一人が切れた。タイム差は3分10秒まで縮まっている。
エスカルディの選手が先頭で引く。
ここで先頭から二人が切れてしまう。
ミケル・ビズカラ(Euskaltel – Euskadi)は2018年ブエルタ・アルゴンでステージ勝利をあげたことのある32歳のベテランクライマーだ。
ミケル・ビズカラ(Euskaltel – Euskadi)は2級山岳をトップ通過。後方はモビスターが先頭を固めて追っている。
- ミケル・ビズカラ(Euskaltel – Euskadi)
- イバン・ソーサ(Movistar Team)
- ウイリアム・バルタ(Movistar Team)
4級山岳 コッレデフェメニア 0.5km・3.4%
ミケル・ビズカラ(Euskaltel – Euskadi)は粘って4級山岳もトップ通過。この後下りでミケル・ビズからは捕まってしまう。でも、敢闘賞獲得だ。
- ミケル・ビズカラ(Euskaltel – Euskadi)
- ルイス・マス(Movistar Team)
- イバン・ガルシア(Movistar Team)
登りで集団は小さくなっていたけど、下りでどんどん追いついてきた。これはスプリントだ。
モビスターのイバン・ガルシアが2位で通過したくらいだから、これくらいの山岳だったら登れるスプリンターならばクリアー出来るということだ。
スプリントポイント Pollenca
ここは一生懸命逃げたミケル・ビズカラのためにエスカルディチームがトップ通過。
- MATÉ Luis Ángel(Euskaltel – Euskadi)
- GOIKOETXEA Peio(Euskaltel – Euskadi)
- ISASA Xabier(Euskaltel – Euskadi)
スプリントに向けて位置取り争い。
BORA-hansgroheは、スキー出身のアントン・パルツアーが集団牽引に加わっている。マルコ・ハーラーで勝利を狙う。
さあ、ゴール前。モビスターはイバン・ガルシアでゴールを狙う。まだアシストが引いている。
モビスターがトレインを組んだ~。
左から、ライアン・ギボンズ、ジャコモ・ニッツォーロ、イバン・ガルシア、一番右がビニヤム・ギルマイ。
だが、最後に伸びたのはビニヤム・ギルマイだ~!
2021年のDelkoのチーム消滅により、 Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxiに加わっていたギルマイ。昨年の世界選手権U23ロードでも2位となっており、これでキャリア6勝目を記録した。
Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxiにとっても、シーズン初勝利。これ以上最高のスタートはないだろう。
多くの一流スプリンターを破ったのは大きい。まだ、21歳のギルマイの加速は止まらないかもしれない。
リザルト
ビニヤム・ギルマイのコメント
この勝利にとても満足している。これらのスプリンターに勝てるのはとても幸せだ。チームにも感謝したい。登りはとても長く大変だった。
なんとか生き残り、決勝でも気分が良く、チームメイトにうまく配置して貰った。 スプリントで最善を尽くしてなんとか勝った。これを続けたいと思う。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
GIRMAY HAILU Biniam
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 125 | 3:50:48 |
2 |
GIBBONS Ryan
|
UAE Team Emirates | 85 | ,, |
3 |
NIZZOLO Giacomo
|
Israel – Premier Tech | 70 | ,, |
4 |
GARCÍA CORTINA Iván
|
Movistar Team | 60 | ,, |
5 |
LOUVEL Matis
|
Team Arkéa Samsic | 50 | ,, |
6 |
MATTHEWS Michael
|
Team BikeExchange – Jayco | 40 | ,, |
7 |
ALLEGAERT Piet
|
Cofidis | 35 | ,, |
8 |
ACKERMANN Pascal
|
UAE Team Emirates | 30 | ,, |
9 |
EZQUERRA Jesús
|
Burgos-BH | 25 | ,, |
10 |
NAESEN Lawrence
|
AG2R Citroën Team | 20 | ,, |
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