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スプリングアクションで効率を4%向上させるチェーンセットの特許

機材情報
photo huroncycling
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Huron Cyclingは、速度/出力比が改善された新しい自転車駆動列コンポーネントを開発した。

これは、最近の記録的なランニングシューズに匹敵する、限られたスプリングアクションに基づいている。

米国の特許を取得しており、最大で4%のペダリング効率を向上させるという。

 

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Impactチェーンセット

こちらは概念的なものを示したもの。実際にバネが表に出ているものではない。

 

Impactチェーンセットは、ダウンストローク中に一時的にエネルギーを蓄え、ペダル回転のデッドスポットでこのエネルギーを放出する。

左右のクランクには、この目標を達成するための限られたスプリングアクションが含まれている。

サイクリストの努力による負荷の下で、内部スプリングにより、各クランクアームがスピンドルに対して数度回転することができる。

ペダルのたわみは最大20mmで、瞬間トルクに比例する。スプリングに蓄えられたエネルギーが戻され、ペダルストロークのデッドスポットでのトルクに寄与し、全体的な結果として、トルクプロファイルが滑らかになり、後輪への動力伝達の変動が少なくなる。

 

スプリングはクランクの中にある photo huroncycling

 

テストでは、従来のクランクでは、3%の勾配に設定されたTacx Neoトレーナーで、71rpmのケイデンスで30分間平均速度19.3km/hを維持するために平均197.2ワットが必要であることが示された。

Impactチェーンセットを使用した場合、必要なパワーが平均187.8ワットに削減されたという結果が出ている。

バネの働きでペダリングを助けようというものだが、ペダリングの綺麗な人だとあまり効果がないらしい。

 

テクノロジーは当初、カジュアルなサイクリストよりも細部に気を配り、効率を最大化するパフォーマンスサイクリストを対象としていた。これにはレースも含まれている。

市販化するには、メーカーが採用するかどうかも問題となる。これについては、現在部品メーカーと話し合いを行っており、1社が内部テストで効率の向上を確認しているという。

市販化されるか、どうかはわからないが面白い技術だと思う。市販化される時には、新しく開発されたパワーメーターと一緒になって出てくる可能性が高い。

Huron Cyclingの目標は、UCIに技術革新として認めて貰うこと。ただ、4%の効率向上では、重量増に見合う効果が得られるのかは、良くわからない。

10%向上となると逆にUCIも認めないだろうから、難しいところか。

コメント

  1. なみえ より:

    考え自体はサイクルオリンピックで販売されている
    フリーパワーというクランクと同じっぽいですね。
    え効果についてちょっと論争が起きてましたが

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