2021年シーズンもイル・ロンバルディアでワールドツアーレースは全て終了。
ちなみに、プロレースは10月24日のロンド・ファン・ドレンテがヨーロッパツアーの最終レースだ。
ワールドツアーの統計を見ると、19のワールドチームすべてが最高のカテゴリーでレースに勝つことができている。
一方、11チームが5勝以上をあげることが出来ず、2階層になっていることがわかる。
チーム別ワールドツアー勝利数
- Deceuninck – Quick-Step 25勝
- Team Jumbo – Visma 19勝
- Ineos Grenadiers 16勝
- Bahrain – Victorious 16勝
- UAE Team Emirates 14 勝
- EF Education Nippo 11勝
- Bora – hansgrohe 8勝
- Lotto Soudal 8勝
- Team DSM 5勝
- AG2R Citroen 4勝
- Astana-Premier Tech 3勝
- Team Movistar 3勝
- Team Qhubeka NextHash 3勝
- Intermarché Wanty Gobert 3勝
- Israel Start-Up Nation 3勝
- Trek – Segafredo 2勝
- Groupama – FDJ 2勝
- Team BikeExchange 2勝
- Cofidis 1勝
やはり、ウルフパックの強さは群を抜いている。マーク・カヴェンディシュが4勝。サム・ベット4勝、ファビオ・ヤコブセン3勝と3人で11勝をあげた。
3人だけで他チームの勝利数を上回るのだから、どれだけ強いと言えるのか。
上位5チームには、全国チャンピオンが集結しており、国際的タイトルも全て独占している。
- オリンピックロードチャンピオン イネオスのリチャル・カラパス
- オリンピックTTチャンピオン プリモッシュ・ログリッチ
- 世界チャンピオン ジュリアン・アラフィリップが2年連続
- 世界TTチャンピオン イネオスのフィリッポ・ガンナが2年連続
- ヨーロッパ王者 ソンニ・コルブレッリ
わずかに、ヨーロッパTT王者にGroupama-FDJのシュテファン・キュングがなったくらいだ。
今年は、コロナの影響により4つのレースがキャンセルされた。
- EuroEyes Cyclassics Hamburg
- Grand Prix Cycliste de Québec
- Grand Prix Cycliste de Montréal
- Gree-Tour of Guangxi
そのため全体の勝利数は9ほど減っている。来年には全てのレースが開催されることを期待したい。
ちなみにプロチームでは、Alpecin-Fenixが14勝。EOLO-Kometaが1勝している。
全ての勝利数
# | Team | Wins | Top-3s | Top-10s |
---|---|---|---|---|
1 | Deceuninck – Quick Step | 65 | 150 | 288 |
2 | Team Jumbo-Visma | 43 | 101 | 196 |
3 | INEOS Grenadiers | 33 | 78 | 205 |
4 | UAE-Team Emirates | 32 | 94 | 222 |
5 | Bahrain – Victorious | 30 | 79 | 180 |
6 | BORA – hansgrohe | 30 | 74 | 183 |
7 | Groupama – FDJ | 22 | 51 | 133 |
8 | Trek – Segafredo | 19 | 58 | 158 |
9 | Israel Start-Up Nation | 17 | 65 | 182 |
10 | EF Education – Nippo | 16 | 33 | 97 |
11 | Movistar Team | 15 | 54 | 154 |
12 | Lotto Soudal | 12 | 33 | 104 |
13 | Cofidis, Solutions Crédits | 12 | 42 | 128 |
14 | AG2R Citroën Team | 11 | 33 | 140 |
15 | Astana – Premier Tech | 11 | 47 | 142 |
16 | Team BikeExchange | 9 | 35 | 119 |
17 | Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 9 | 33 | 127 |
18 | Team DSM | 8 | 36 | 130 |
19 | Team Qhubeka NextHash | 5 | 25 | 88 |
こちらは、まだすべてのレースが終わってないので暫定だけど、勝利数トップはDeceuninck – Quick Stepで間違いない。
下位チームは、来シーズン相当頑張らないとスポンサー離れが加速してしまいそうだ。予算が減ると、それだけ良いライダーが集められないし勝つことも難しくなる。
プロチームトップはAlpecin-Fenixの32勝。ワールドツアーチームと比べて遜色ない活躍だ。こちらはAlpecinがスボンサー契約を2025年まで延長しており、チームも安泰となっている。
来シーズンに向けてチームの編成があるかもしれない。 Team Qhubeka NextHashはライダーに移籍先を探せと言っており、いまだにスポンサーの目途もたっていない。
チーム自体が無くなる可能性も高い。勝たなければ仕事もなくなる厳しい世界だ。
コメント