UCIはレースの前にソックスの長さを測定している。
ソックスで締め付けることと、表面の加工によりエアロ効果が得られるからだ。
Silcaは、新たにエアロソックスを開発。時速50km/hで走ると8W~12Wのエアロ効果を得られるという。
平地では出せないので、一般ユーザーだと下りとかで効果ありそう。
Silca エアロソックス
Silcaは、イタリアの靴下とホーザリーのメーカーと協力して、「靴下の空力要件と、非常に優れた靴下の製造」のバランスをとることに重点を置いた。
その結果、CEOのPoertnerは「SilcaAero Sock Technology」と名付け、「標準的な靴下」よりも4〜8ワット節約できると主張している。
時速50km/hなら8~12W削減となる。
縦に並んでいる3列のデザインだけど、これをSilcaはタービュレーターと呼んでいる。
タービュレーターは、他のエアロソックスのリブ生地と同様に、層流の気流を乱流にするように設計された、わずかに隆起したプロファイルとなっている。
タービュレータは境界層に小さな渦を導入し、流れにエネルギーを与え、脚の周りの流れの付着を促進する。
エアロジャージで採用されいていたボルティクスジェネレーターと同じような効果がある。
物体表面に突起を配置することで、その後ろ側に意図的に乱流(=渦流)を発生させ、空気抵抗を小さくするための装置のこと。飛行機の翼やレーシングカー・新幹線などにも装備されている機能。
渦流生成器(かりゅうせいせいき)とも呼ばれている。
下の写真では、袖の部分の突起物のこと。
気流を長く取り付けたままにすると、脚の後ろの圧力後流が減少し、標準の靴下と比較して4〜8ワットの抗力が減少する。
他の靴下よりも抗菌性、柔らかさ、保湿性に優れていると言われている「Q-Skin、銀イオンを注入したポリアミド」で編まれている。
エアロソックスは、「プロホワイト」、「クラシックピンク」、「ブライトライト」、「ベルギー」の4色で、価格は30ドル(約3,200円)。
デザインは、かなりカジュアルな感じだけど効果あるんでしょうね。
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