Astana-Premier Techの共同タイトル・スポンサーとしてわずか1シーズンを過ごしたカナダの企業、プレミア・テックは、2021年末にその役割を降りることになった。
プレミア・テック社がチームの共同オーナーとなり、タイトル・スポンサーの立場に移行することを発表したのは7ヶ月前のこと。
チームの大口スポンサーが無くなるのは、とても深刻な事態と言っても良い。
チーム存続は
💠 NEWS: @_PremierTech to withdraw as co-title sponsor at the end of 2021
A big thank you to Premier Tech for their support throughout the last five years. We look forward to finishing the season together 💙
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— Astana – Premier Tech (@AstanaPremTech) August 5, 2021
プレミアテック社の社長兼CEOであるジャン・ベランジェ氏は、プレスリリースの中で
プレミアテック社がカザフスタンとのコラボレーションを終了することは残念だが、2017年からこのプロジェクトに関わることができたのは素晴らしいことだった。
我々は、シーズン開始時にアスタナ-プレミア・テックの共同所有者および共同タイトルスポンサーとしてステップアップし、カザフスタンの株主とともにチームの新たな方向性を模索することに興奮していた。
しかし残念なことに、現在進行中の話し合いや将来の計画において、私たちが同じビジョンを共有していないことが明らかになり、双方にとって有効な合意を得ることができなかった。
プレミアテックは自転車競技に貢献しており、プロトンとワールドツアーのシーンでの存在感の次の段階を近いうちに発表する予定だ。
と述べている。
プレミア・テック社がパートナーシップへの投資を増やした直後に、どのような「ビジョン」の違いから分裂の危機に至ったのかは不明。
だが、長年チーム代表を務めてきたアレクサンドル・ヴィノクロフが6月に解任されたチームにとって、共同タイトルスポンサーの離脱は大きな変化を意味する。
カザフスタンの英雄であり、広告塔でもあったアレクサンドル・ヴィノクロフもいないチームで、新たにスポンサーを見つけるのは困難だろう。
ヴィンチェンツォ・ニバリがTrek-Segafredoから戻ってくるという噂もあったが、これで帳消しとなるかもしれない。
今後のチームの将来についてシーズン末には、再び存続についてのニュースが出てくることだろう。
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