ツール・ド・フランスでプリモッシュ・ログリッチのリタイヤを受けてリーダーとなったヨナス・ヴィンゲゴー。
その活躍は見事で、モン・ヴァントゥのステージでは唯一タデイ・ポガチャルを登りで引き離すという強さを見せてくれた。
最終成績も、総合2位。タイムトライヤルも強く、大きな武器となっている。ヨナス・ヴィンゲゴーはTeam Jumbo-Vismaと3年の延長契約となった。
3年目で大きく飛躍
2019 ↔️ 2020 ↔️ 2021
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) July 29, 2021
Check out the first three years of Jonas with our team in these photo albums📸
2019年にColoQuickのコンチネンタルチームから、Team Jumbo-Vismaに移籍したヨナス・ヴィンゲゴー。
サッカー少年だったが、父親がデンマーク・ツアーを見に連れていってからサイクリング少年に。背が低く、それほど速いわけではなかったらしい。
チーム在籍3年目となった今年の成績は素晴らしい。
今年は飛躍の年となった。
UAEでは当初、セップ・クスのアシストとして参加。だが、第5ステージでは逆にセップ・クスのアシストを受けてステージ優勝。
続く、コッピ・エ・バルタリではチームメイトがほとんど開発チームのメンバーながら、ステージ2勝に総合優勝を上げる。
バスク・カントリーではプリモッシュ・ログリッチについで、ワンツーで総合2位となる活躍。これでツールへの出場も確実になった。
ツールでの活躍は、いうもまでもない。
3年半前には
Before turning pro Jonas Vingegaard used to work in a fish factory pic.twitter.com/W7JrdLr3wG
— the Inner Ring (@inrng) July 8, 2021
まだ、Team Jumbo-Vismaに移籍するまでは、ヨナス・ヴィンゲゴーは朝早くから魚市場で働いていた。
早朝から働いて、午後から4時間の練習に出る。プロでないならば、仕方のないことだ。2016年からColoQuickのコンチネンタルチームに所属しているが、それほど凄い成績を上げている訳ではない。
2018 Giro Ciclistico della Valle d’Aosta Mont BlancのU23レースのプロローグを征したくらいだ。
決してジュニア時代から、才能ある成績を残せていた訳ではないのに、ツールでの活躍。そして、ワールドチームでの契約延長というのは本人も想像できていなかったことだ。
現在24歳のヨナス・ヴィンゲゴーは、27歳までチームに留まる。いずれ、グランドツールでエースを務める日がくるのも遠くないだろう。
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