少し前から、レムコ・エヴェネプールの名前がブエルタ・ア・エスパーニャのDeceuninck-Quick-Stepのメンバーの中にないことが気になっていた。
すると、チームのGMパトリック・ルフェーブルから正式に、レムコはブエルタに出場しないという発表が~。
レース数
Gave it my all, there are no excuses. We did everything like we said. I still have quite some work ahead! But for now I wanna focus on the rest of the season and work hard towards the new season. It was an amazing experience #Tokyo2020! #TeamBelgium pic.twitter.com/lIci78tBqu
— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) July 28, 2021
レムコ・エヴェネプールは昨年のイル・ロンバルディアで骨盤骨折。5月にジロでレースに復帰したが、第3週に再びクラッシュ。
その後は、バロワーズ・ベルギーツアーで総合優勝。復活の勝利となった。
だが、目標の一つとなっていたオリンピックでは、ロードではアタックもかけたが49位。
個人TTでは9位。特に、個人TTでは自分でもミスをしたという気持ちもなく2周目に1周目よりも23秒もタイムを上げているので調子が悪かった訳ではないと言う。
これをうけて、パトリック・ルフェーブルは
休むことはない。彼のレース日数は27日しかない。少なくと2022年の今シーズンの終わりまでレースをしなければならない。
また、ツアー・オブ・ポローニュにも参加したくてもできない。彼はそこでタイトルを守ることになるので、プレッシャーがかかる。さらに、すでにジョアン・アルメイダに、ポローニュでクラス分けのために走ることができると伝えている。
これと同じでブエルタ出場でプレッシャーをかけたくないんだ。
レムコは8月10日のツアー・オブ・デンマークで再開し、その後、オーベレルエイセ、ブリュッセル、ベネルクス・ツアー、世界選手権、イル・ロンバルディアを走る。
結局、ブエルタを走るとリーダーとなり重圧がかかる。実力が戻っていない状態で出場するのは無理をさせることになるのでブエルタには出場させないということだ。
2019世界選手権個人タイムトライヤルではローハン・デニスに1分9秒遅れの2位だった。だが、オリンピックではデニスに1分13秒遅れている。
しかも、トップのプリモッシュ・ログリッチと比べれば、その差は歴然だ。まあ、6か月前には、プールでリハビリをしている状態だったことを考えると、少し復帰のペースが速かったのかもしれない。
通常は休んでいた期間だけ、復帰にも時間がかかる。
2022年に向けてしっかりと、ベース作りをプレッシャーなしで続けることが必要だ。
コメント