コッピ・エ・バルタリ第5ステージ デンマークコンビの抜け出しが決まる!

イタリアの1クラスのステージレース、コッピ・エ・バルタリも最終ステージ。

第1ステージbでは、マーク・カヴェンディシュがトッブに立っていたが、現在はヨナス・ヴィンゲゴー(Team Jumbo-Visma)がトップとなっている。

最終ステージで、ヨナス・ヴィンゲゴーはトップを守ったのだろうか?

第5ステージ　フォルリ～フォルリ　166.2km

イタリアのフォルリ＝チェゼーナ県北部に位置するフォルリで行われた最終ステージ。

見ての通り、ローカルラップを7周回する。3.6kmながら6.2%の登りを7回も走れば、当然集団の足はけずられていく。

逃げは7人

最初の逃げには、イネオスの英国チャンピオン、ベン・スウィフトにクイックステップのミッケル・ホノレも乗っている。

最大3分のリードを保って逃げ続ける。

1. ベン・スウィフト (Ineos Grenadiers)
2. ミッケル・ホノレ (Deceuninck-QuickStep)
3. アレッサンドロ・デマルキ(Israel Start-Up Nation)
4. マッテオ・ヨルゲンソン(Movistar Team)
5. Giovanni Carboni (Bardiani-CSF Faizanè),
6. Alejandro Osorio (Caja Rural Seguros)
7. Alessandro Fancellu (Eolo Kometa)

この中で、ミッケル・ホノレは26秒遅れの総合8位なので、ユンボ・ヴィズマはなんとしても追いつかなければならなかった。

イネオスのセバスティアン・エナオとトレックのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーが落車。セバスティアン・エナオは、肩も太もももジャージが破れてしまっている。

最後から、2番目のラップで逃げ集団は

1. ベン・スウィフト (Ineos Grenadiers)
2. ミッケル・ホノレ (Deceuninck-QuickStep)
3. アレッサンドロ・デマルキ(Israel Start-Up Nation)

の3人となる。

最終ラップで3人はつかまり、新たに16人の逃げが発生する。これには、ミッケル・ホノレとシェーン・アーチボルト、マウリ・ファンセヴェナントと、Deceuninck-QuickStepの3人のメンバーがのっており有利に展開。

だが、この中からアタックをかけたのは、総合リーダーのヨナス・ヴィンゲゴー。守るよりも、攻撃を選択した。

これに、最初から逃げているミッケル・ホノレが飛びついて、二人で逃げ続けた。

残り10kmからの逃げは、最後の4kmで25秒まで広がり、残り2kmで30秒まで広がった。

後ろにいたシェーン・アーチボルト、マウリ・ファンセヴェナントのDeceuninck-QuickStepのメンバーが追わないのだから、タイム差が縮まるはずはない。

最後はステージ優勝をミッケル・ホノレが飾っている。

🇮🇹 #CoppieBartali

Danish dynamite🧨🇩🇰 pic.twitter.com/ZJ3dGADhau

— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) March 27, 2021

二人は、同じデンマーク出身で24歳と同い年。ミッケル・ホノレは、Deceuninck-QuickStepに移籍してからのプロ初勝利だ。

当然、一緒に逃げたミッケル・ホノレはステージ優勝を確約されていた。二人でワンツーフニッシュを決めたのは、二人が同胞で同い年だったことも関係あるだろう。

 

 

 

 

 

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総合優勝を飾ったヨナス・ヴィンゲゴーは

ホノレと一緒にドライブすることは、私にとって完璧な状況だった。その結果、選択したグループからの攻撃を受け止める必要がなく、続行することができた。

私のチームは素晴らしい仕事をした。彼らは私のために飛行機に乗った。とても良かった。

今回のユンボ・ヴィズマは4人が開発チームのメンバー、ワールドチームメンバーは、今年開発チームから昇格した、ハイス・レームライズ(Gijs Leemreize)だけだった。

つまり4人がJumbo-Visma Development Teamのコンチネタルチームだった訳だ。それでも優勝したのだから、ヨナス・ヴィンゲゴーの実力と言って良い。

ヨナス・ヴィンゲゴーは、この後アルデンヌクラシックとブエルタに出場となる。

リザルト

第5ステージ　リザルト

集団トップは、シェーン・アーチボルトがきっちりと取っている。

総合

ミッケル・ホノレは総合でも2位に躍進した。

ポイント賞

山岳賞

ヤングライダー賞