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オリンピックで、トム・ピドコックはマチュー・ファンデルプールの落車を予測していた

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Image by jhagen from Pixabay
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オリンピックマウンテンバイククロスカントリーは、英国のトム・ピドコックが金メダル獲得。

75日前には、オリンピック出場など全く縁のなかったピドコック。2020年に開催されていたら、英国は参加資格さえなかったのだから、ピドコックの参加もなかっただろう。

このレースでマチュー・ファンデルプールが落車した時には、真後ろを走っていた。

ピドコックは簡単に避けているように見えるけど、それには伏線があったようだ。

 

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予測して行動

後ろがトム・ピドコック

 

マチュー・ファンデルプールは、板があると思っていたのでスピードを上げていない。

マチュー・ファンデルプールは、土曜日に5~6周。レース前にも試走しておりコースを12周している。ワールドカップでも6周くらいしか走らない。いかに入念に準備しているかがわかる。

コースのビデオも作成し、すでに目をつむっても走れるほど頭に入っていた。

ただ、転倒防止の板はレース直前に外されていたようだ。

トム・ピドコックは、マチュー・ファンデルプールの直後を走っていた。ピドコックはマチューが落車するのではないかと思ったという。

マチューがギアを上げてなくてスピードも出していないことに気づいたからだ。ジャンプするつもりならば、スビードを上げていないといけいな。

予測していたから、真後ろを走っていても落車を回避することが出来ている。

 

 

マチューによると、この岩からの下りは板を走っても、ジャンプしてもスピードは変わらないと言う。だから、チームメイトにジャンプしないのかと問われた時にも、板を下ると答えている。

逆に板を降りたほうが安全だから、最初から降りるつもりで走っていた。

取り外されることさえ、頭に入っていたらこんなことはなかっただろう。

マチュー・ファンデルプールの病院での検査の結果は骨折などの問題は何もなかった。動画を見ても、かなりの距離で回転しており、相当な身体の痛みがあったはずだ。

ピドコックも巻き込まれず、無事に通過出来たのは事前にマチューの行動をじっくりと見ていたからだろう。他の選手だったら巻き込まれていたかもしれない。

3年後のオリンピックで、二人が再び戦うことがあるだろうか。もし再戦となったら今度こそ真っ向勝負で決着をつけて貰いたい。

 

 

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