ランス・アームストロングが、モトローラで乗っていた時の自転車が、英国のコーチング会社trainSharpによって5,000ポンド(約75万円)で販売されている。
trainSharp社はブラットリー・ウイギンズの自転車の販売もしていた。
アームストロングのレースバイク
Like him or loathe him, Lance Armstrong rode one of the most classic Eddy Merckx bikes in history and we have it for sale!
For only £5,000.00 you can own this historic machine!
email info@trainsharp.co.uk to purchase pic.twitter.com/I7yilvfRAC— trainSharp.co.uk (@TrainSharpJon) March 19, 2021
ランス・アームストロングが乗っていたエディ・メルクスのバイクは、彼の好き嫌いに関わらず、歴史上最もクラシックなバイクの一つであり、我々はそれを販売しています。
たったの£5,000.00で、この歴史的なマシンを所有することができます。
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アームストロングは、1992年にアメリカのモトローラ・チームでプロに転向。
1993年にノルウェーで開催された世界選手権ロードレースで優勝した際には、このバイクに似たエディ・メルクスに乗っていた。
モトローラでのキャリアは、現在トレインシャープのコーチを務めるショーン・イェーツ(SeanYates)のキャリアと重なっており、このアームストロングのバイクが本物であることは間違いないと思われる。
ショーン・イェーツは元モトローラライダーでもあり、アームストロングがいた期間チームに所属していた。
エディ・メルクスのフレームには、1991年に発売されたColumbus Geniusチューブが使用されている。
1991年に発売されたコロンバス・ジーニアスは、最初のオーバーサイズ・チューブセットのひとつで、「ディファレンシャル・シェイプ・バテッド」と呼ばれ、優れた軽量性、最大の耐ストレス性、最適な剛性で知られている。
モトローラのチームバイクにコロンバス・ジーニアスのステッカーが貼られているのは珍しい。コロンバスMXLを使ったものが一般的で、MXリーダーと呼ばれていた。
ダウンチューブ上部のデカールは、モトローラのオリジナルバイクが採用していたものと同じ「ベルギー・ハンドメイド」のようだ。
アームストロングは58cmのフレームに乗っていた。
トップチューブの後部にはアームストロングの名前、前部にはモトローラのチームデカールが付いている。
トップチューブには、プロレースバイクではお馴染みのブレーキ付きゼッケンペグが装備。フォークには「EM」エディ・メルクスのロゴがパンタグラフされている。
このバイクには、Shimano Dura-Ace 7400の8速グループセットが搭載されている。
シートポストもDura-Ace オリジナルのフルート型になっているが、バーやステムのメーカーやモデルを判断するのは難しい。
ホイールは、アームストロングが使用していたオリジナルのチューブラーリムのように見えるが、タンウォールのチューブ自体がオリジナルである可能性は低いだろう。
しかし、かなりの距離を走っており、リアに貼られたVittoriaのラベルはよく摩耗している。まあ、前のオーナーのものではないかな。
アームストロングが愛用していたサドルは、USポスタルでツール・ド・フランス優勝を果たした頃までは、セル・サン・マルコ・コンコール・ライトだった。
キャリア初期にはセル・イタリア・フライトなど、様々なモデルに乗っていた。このAvocetモデルは、前のオーナーが個人的に選んだものかもしれない。
ルックのペダルもおそらくアームストロングのものではない。アームストロングはシマノを使用した。
もし本物であれば、この自転車とその構造のほとんどは、1993年か1994年のシーズンのものだと思われる。
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