プロツアーランキング1位となったAlpecin-Fenixは、来シーズン全てのワールドツアーレースに自動招待となる。
ワールドツアーチームは、ワールドツアーレースにスタートしないと罰金となるが、Alpecin-Fenixの場合には辞退も出来る。
現にTeam Total Direct Energieは今年のジロを辞退。最も安いワールドツアーライセンスと呼ばれる所以だ。
Alpecin-Fenixは来年のツール・ド・フランスにも自動招待される。世界で最もメディアの露出の多いレースで、スポンサーとしては絶好の宣伝機会だ。
目標が変わる
マチュー・ファンデルプールは、まずあまりにも他の要因に依存しているので、深入りするには早すぎると前置きをしている。
まあ、当然だろう。今年3月もわずか3日間で全てのレースがキャンセルとなってしまった。マチューの最大目標だった、オリンピックでのマウンテンバイク金メダルも夢となってしまう。
昨年の前半にはブエルタに出場したいと語っていたけれど。
これについてマチューは、
今年プロチーム1位となったことで、その視点が変わった。だから2021年にはツールとオリンピックの両方に乗るチャンスを得ることができる。
今のところ、ツールと五輪を予定している。確実なのは「両方のイベントに参加すること」だ。
だが、それはまだ明らかではない。マチューは、過去にシクロクロスやロードバイクからマウンテンバイクへの乗り換えが最も難しいと指摘していた。
ツールは来年の7月18日(日曜日)に終了し、9日後の7月27日(火曜日)にマウンテンバイクのレースとなる。
あまりにも切り替えの時間が短い。東京までの時差と移動時間も考慮すると調整なんてしてる暇がないのは明らかだ。
難しい組み合わせ
それは大変なことになりそうだから、隠してはいけない。マウンテンバイクは非常に特殊なので、1、2、3で完全にマスターすることはできない。
しかし、それもまだ分からない。ツールは私の最初の大きなラウンドであり、このような大きなラウンドにどのように反応するか、そして3週間後にどのように感じるかは予測できない。
難しいコロナパズルに正解しないといけない。しかし、それが成功するかどうかは2021年7月までわからない。
オリンピックのマウンテンバイク金メダルは、マチューの目標であり、2024年のオリンピックまでチャレンジし続ける。
春のクラシック、ツールデビュー、そしてオリンピック、2021年はMVDPのためにすでに詰め込まれている。
判断するには早すぎる
ツールのコースについてマチューは
すでに少しは読んでいるが、ツールのコンプリートコースをじっくりと見ないといけませんね。今はまだ早い。
しかし、ランデルノーでの最初のフィニッシュと、翌日のムール・ド・ブルターニュのコースは、彼に完璧に合っているように見える。
確かに最初の週にはチャンスがある。1日目と2日目のコースは、プロファイルの点でパンチャーに合わせて調整されている。
しかし、そのようなオープニングステージを勝ち取ることは、私の意見では決して単純なことではない。ブロトンのほぼ全体が、そのオープニングステージで勝利したいと考えている。
マチューはまだ勝利のチャンスの数を数えていない、それもまだ遠いからだ。
私たちのチームでは、1ステージの優勝を目指すしかありません。3週間後に手ぶらで帰宅するチームがどれだけあるかを見れば、我々のツールはステージ1勝しただけで成功でしょう。
とにかく、ここにいるためにチーム一丸となって頑張ってきた。それを誇りに思うことができる。
マチュー・ファンデルプールは、あえて先を見すぎないようにしているということか。
イエローかグリーンか?
マチュー・ファンデルプールによると、もし仮にイエロージャージを着ても全く忙しくないだろうと言う。
チームはコントロールするつもりはないからだ。常にチャレンジあるのみだ。ただ、グリーンジャージには興味を示している。
グリーン? オプションがあるなら絶対に行きたいですね。
でも、何よりもツール1週目のコースによると思う。それらの野望がどれほど現実的なものかは、第一週目を終えた後に分かるだろう。このツールは発見の航海であることを忘れないでください。
生涯のライバル、ワウト・ファンアールトとのグリーンジャージ争いも見てみたい。ロンド・ファン・フラーンデレンでの二人のガチンコ対決は最高だった。
だが、マチュー・ファンデルプールはかなり慎重に考えている。それもそうだろう。あっという間に状況が変化する現在では、明日のことだってわからない。
ツールの開催日も、東京も実際のスケジュールで動くとは限らないからだ。まあ、まだ考えるには早すぎるということか。
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