ドイツ・バイエルン州に拠点のあるカーボンパーツメーカーAX-Lightnessは、自社の自転車ブランドBenottiから非常に軽量なディスクロードバイクを発表した。
ドイツ製のフレームを備えたVIAL evo Disc-Climbers Editionは、最軽量の構成で自転車全体の重量がわずか5.4kgと主張されている。
とても軽いので、ペダル、ボトルケージ、その他のライディングの必需品を使用しても、レース用の UCI最小重量6.8kgに到達しないのではないかと思われるほど。
VIAL evo Disc-Climbers Edition
AX-Lightnessによると、Vial Evo Discのフレームの重量は、中型の場合で750g。ドイツの工場で「30時間以上の手工芸」によって達成されている。
ライダーの体重制限は120kgであり、その設計は明らかに「日常使用への適合性を損なうことなく、軽量、安定性、快適さ」に重点を置いている。
Vial Evo Discのフレームセットは、「現在の市場のベンチマーク」よりも横方向に62%硬く、ボトムブラケットでは22%硬いと言い、全体の剛性対重量の数値は159.83 N mm/kgだという。
どれだけ硬いんだろうか? 数値だけでは良くわからないけど、これだけ硬いと乗り心地はあまり良いとは言えないのではないだろうか?
Vial Evo Discには32mmタイヤ用のクリアランスがある。
Extraliteハブも軽量化に貢献。AX-Lightness Ultra Disc 25Tホイールとは合わせた重量は840g。前後で1kg以下とは凄い軽さだ。日本ではトライスボーツで取り扱いがあり価格は36万5千円。
ホイールもAX-Lightnessの製品だ。タイヤはTufo Elite Jet(160g)が装着されている。
シートポスト、ハンドル、ステム共にAX-Lightnessの超軽量パーツを使用している。
5.4kgの数字はShimano Dura-Ace Di2とSRAM Red HRDバージョンのバイク用で、SRAM Red eTap AXS(Quarq AXSパワーメーター)モデルは5.6kgとなる。
VIAL evo Disc-Climbers Edition スペック
- フレーム : VIAL evoディスク カーボン
- フレームカラー: クロームレッド、光沢のあるクリアコート、マットクリアコート
- コンボ : SRAM Red eTAP AXS
- ホイール: AX-Lightness Ultra Disc 25T、Extralite SPD-3ハブ(主張された重量840g)
- ステム: AX-Lightness Rigid
- ハンドルバー: AX-Lightness Ergo 4200
- シートポスト: AX-Lightness Europa
- サドル: AX-Lightness Leaf Comfort滑り止め
価格は
- SRAM Red 22 HRD(5.4kg): €12,299(約154万円)
- Shimano Dura-Ace Di2 R9170(5.4kg): €13,199(約165万円)
- SRAM Red eTap AXS HRD、パワーメーター付き(5.6kg): €13,999(約175万円)
流石に軽量パーツてんこ盛りなので凄い値段になっている。
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