ツール・ド・ポローニュは波乱の幕開けとなった。
5ステージが行われるポローニュ第1ステージは中間に丘陵があるが最後はスプリンターがゴールを狙うステージ。
ゴール直前までは、普通のレースだったが最後に大落車が発生してしまう。
Stage 1 » Stadion Śląski › Katowice (195.8k)
なんてことはない、普通のスプリンターステージで終わるはずだった。
普通に逃げが発生して、人数を減らしながら逃げ続ける、上はラスト45km付近の映像。
問題は最後のゴールシーンだ。動画を見て貰えれば一番よくわかる。
動画は削除されたのでツイートに変更
Massive crash on the finish line in stage 1 of 🇵🇱@Tour_de_Pologne! #TDP20 (📺@sport_tvppl) pic.twitter.com/mwvDwS9Y3i
— World Cycling Stats (@wcsbike) August 5, 2020
ゴール前ではクイックステップが引いているが、最後はレムコが牽引。
ディラン・フルーネウェーヘンがスプリント開始。だが、徐々にフェンスよりに進路が変わってしまっている。
その後ろについていたファビオ・ヤコブセン(Deceuninck – Quick Step) が抜こうとした時に、フルネーフェンの肘がからんでしまう。
ファビオ・ヤコブセンは、バリケードを破って一回転。スタッフともぶつかる大惨事。
この時点では、ファビオ・ヤコブセンの足しか見えない。
ディラン・フルーネウェーヘンは背中のジャージが破れている。彼のケガについては詳細がない。
ファビオ・ヤコブセンはヘリコプターで病院に搬送。大量の血液を失っており深刻な状態で、現場で1時間の処置が行われている。
ぶつかられたスタッフは一緒に運ばれたが、大丈夫のようだ。
マルク・サロー(Groupama – FDJ)は肩のじん帯を痛めており、2位となったが続行不可能となった。
こちらはジャスパー・フィリップセン(UAE-Team Emirates)のツイート。
This was not the way I hoped to reach the finish line. My biggest concern now is @FabioJakobsen. Thoughts are with him, @deceuninck_qst and his family! 🤞
(📸 Cor Vos) pic.twitter.com/URk80OC8ed— Jasper Philipsen (@JasperPhilipsen) August 5, 2020
ジャスパー・フィリップセンも乗り上げており、ジャージが破れている。
UCIは声明を発表し、ディラン・フルーネウェーヘンの失格と制裁を科すように要求。500CHFの罰金となっている。
クイックステップからの更新では、ファビオ・ヤコブセンは、脳や脊髄の損傷は明らかになってないが、複数の損傷の重大さのために、彼は依然として昏睡状態にあると報告されている。
選手生命に関わることがなければ良いのですが。
コメント
去年のブジョグが落車した第3ステージはヤコブセンが1着だったけど、斜行による制裁処置でアッカーマンが繰り上げ1位になってましたよね。
そうですね。降格処分受けてますね。それにしてもケガの状態が気になります。顔のケガだけではないでしょうから心配しています。