最終ステージは登ってゴールなので何かが起こると思ってましたけど、ラスト5kmから勝負と言った感じでしたね。
総合では、レムコがジョージ・ベネットに対して18秒のリード。ミケル・ランダに対して32秒のリードだったので二人をマークしてればOKだったんですけど~。
Stage 5 » Covarrubias › Lagunas de Neila (158k)
距離は158kmと長くないけど、最後に登りの待つ厳しいコース。しかも、平坦な区間は最初だけで、あとはダラダラと登っている。
最後は標高1839mまで登ってゴール。総合は最後の登りで決着がつくのは間違いない日だった。
ストリーミングが始まった時点で残り35kmを切っている展開。
今日の逃げのメンバーは
- Ángel Madrazo (Burgos-BH)
- Joel Nicolau (Caja Rural-Seguros RGA)
- Arjen Livyns (Bingoal-Wallonie Bruxelles)
- Gotzon Martín (Euskatel-Euskadi)
- Delio Fernández (Nippo Delko One Provence)
- Dani Navarro (Israel Start-Up Nation)
Burgos-BHのアルヘル・マドラソは2019ブエルタの山岳賞2位の選手。登りや逃げは得意だ。
だが、まあ逃げが容認されるレースではない。残り10kmでつかまり集団はミケル・ランダのためにBahrain – McLarenがペースを作る。
残り6.5kmからダミアーノ・カルーゾが全開で集団先頭を引いていく。
そして、カルーゾが下がった所で、ミケル・ランダがアタック!
最初に反応したのは、ジョージ・ベネット(Team Jumbo-Visma)。だが、彼らは集団に追いつかれる。結構離したように見えたのですけどねえ~。
しかし、今日のランダはあきらめずに再度アタック!
ジョージ・ベネットは切れ、今度はレムコとイバン・ソーサが上がってくる。
3人の争いになるが、なんとここでレムコがアタック!
一気に突き放したので、このまま第3ステージの再現かと思っていたら失速。このアタックが最後に命取りになってしまう。
そして、狙いすましたイバン・ソーサのアタック!
これは綺麗に決まった。ソーサは3年連続で最終ステージの勝利を飾った。総合は3年連続とならなかったけど。
危なかったのはレムコ。最後はミケル・ランダにも後れをとり2秒タイムを縮められてしまう。第3ステージで大きくリードを奪っていたから良かったものの、更に長い距離の登坂だと危なかっただろう。
リーダーとしての走りを見につけないといけない。
びっくりしたのは、チームメイトのジョアン・アルメイダの走り。セカンドグループからリチャル・カラパスらをちぎって上がってきた。
総合でも3位に入ったのは凄いことだ。
レムコがジロでも、山岳で生き残るためには無駄な動きをしないほうが良い。今回のレースで良くわかっただろうけど。私の中ではレムコがジロの優勝候補です。
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