カレブ・ユアン(Lotto Soudal)の2020年シーズンはサントス・ツアー・ダウンアンダーで2勝。
UAEツアーでは昨年に続いてハッタダムの登りスプリントを制しており、昨年の好調を維持している。
カレブ・ユアンの乗るRidley Noah Fast Discは、ロット・スーダルの4人のリーダーだけに許されたカスタムカラーのバイクの1台。
今年彼が乗るバイクを詳しく見てみよう。
Ridley Noah Fast Disc
カレブ・ユアンの2020年シーズンに乗るRidley Noah FastはリムブレーキからDISKに変更された。昨年と比べて気付いた点が一つ。
ポジションが大きく変わってる。
サドルの高さの部分に線を引いてみたが、ハンドルがかなり2020年は上がっている。
2020年になって、かなりアップライトなポジションになっていることがわかる。ステムの角度が全く違う。
カレブ・ユアンの特徴は超低空姿勢のスプリント。165cmの身長で更に低いポジションを取るのだから、後ろにいるライダーは全く風除けとして使えない。
これこそが、カレブ・ユアンがトップに立った時に、ゴールを奪える理由の一つだ。
なんせ、ハンドルよりも下に頭がきてますからねえ~。けど、2020年もキッチリと結果を出しているのだから問題ないのでしょう。
プロライダーがここまでポジションを変更するのはよほどのことだが、考えられるのはフレームサイズが変わったから?
カレブ・ユアンのフレームサイズについては、全く情報がないのでサイズ変更したのかどうかはわからない。
ステムは昨年の150mmから140mmに変更されている。カレブ・ユアンがScott Foil RCで乗っていた時には140mmだったので、元に戻った感じ。
Ridleyのケーブル内蔵の方法は、ケーブルをフラット化されたフォークステアラーチューブの前部に送り込む独自のワンピースハンドルバーとステムを使用している。
Lotto-SoudalチームバイクはRidleyのハンドル・ステム一体型のコックピットを使用せず、代わりにDedaコンポーネントで組んでいる。
エアロ性能を犠牲にしてまで、Dedaのステムとハンドルを使う理由はなんだろう? ユアンの場合には、140mmとステムが長いので一体型では対応しきれないからだろうか。
ハンドルバーの幅も昨年から20mm狭まって360mmに。カレブ・ユアンの身長は165cmなのでわからないこともないですが、スプリントのためなんでしょうかねえ~。
フレームサイズが大きくなったことも関係しているのかな。
パワーメーターはSRMを使用。
フレームには、Ridleyの「F-Surface Plusテクノロジー」が施されている。
ヘッドチューブ、ダウンチューブ、フォークに窪みを持たせ、通過する空気があまりに早く分離するのを防ぐために微小乱流を作り出すことを目的としている。
この意図的な気流の乱れは、滑らかな翼形状よりも平均7%の空気抵抗低減を実現した。
シートステイとシートチューブがまじわる所の形が面白い。なんで尖っているのだろう?
これも空気抵抗のため?
ブレーキは、Campagnolo Super Recordディスク。Lotto Soudalはカンパをずっと使ってますね~。
カンパレコードのクランクにSRMのパワーセンサー。54×39。
リアディレーラーは、Campagnolo Super Record EPS。カセットは11×29。カンパには29もあるんですね。知らなかった。
C-Bearのセラミックが使用されている。
Bora Oneにタイヤは、Vittoria Corsa G +チューブラー、25 mm。
Ridley Noah Fast Disc Spec
再び、ポケット・ロケットことカレブ・ユアンのスプリントが見られるのはいつでしょうねえ~。
コメント
はじめまして。
トップキャップの画像がありましたが、どちらのメーカの物かご存じでしょうか。
もしお分かりの様でしたらお教え頂けると助かります。
お手数をお掛け致しますが宜しくお願い致します。
KenHiroさん、こんにちは。
カレブ・ユアンの使っているトップキャップはDEDAのものです。
ただ、DEDAのホームページには同じものが販売されてないですねえ~。
https://dedaelementi.com/components/headsets
ステムとハンドルはDeda Superzeroで、横から見た画像のトップキャップにDedaと書いてありました。メーカーはわかるけれども、製品番号まではわからないです。
トップキャップは見え目にも左右するので、カッコよい決めたい部分ですよね。
>ちゃんさん
ご丁寧にご教示頂き、有難うございます!
根気よく探してみます。
見つかるといいですね。なるだけカッコいいのをつけたいですもんね!