ツール・ド・フランスの開始日は8月29日に移動するという発表があって、まだ10日もたっていない。
だが、フランス首相は9月まで大規模なイベントは行われないと発表した。こうなると8月29日のツール・ド・フランスの開始も怪しくなってくる。
例外はあるのか
フィリップ首相はフランス議会で、5,000人を超える観客のイベントは、少なくとも9月1日まで許可されないことを発表した。
このため、国内のサッカーリーグ1リーグとリーグ2リーグはシーズンをキャンセルしている。
首相の発表の数時間後、フランスのスポーツ省は、ツールには影響しない可能性があることを明らかにした。
大規模なスポーツイベントが8月の終わりまで開催できないからといって、ツールが延期またはキャンセルされることを意味するわけではない。
しかし、それは観客の数に影響を与える可能性がある。
ツール・ド・フランスが5,000人以下のイベントして開催出来るのかは不明だ。特にグランデパールなどは最も人の集まる日となる。
また、一つ難題が持ちあがったと言ってもよいだろう。
ロックダウン以降、フランスのサイクリストは屋外でのトレーニングを禁じられているが、パンデミックが抑制されれば、その制限は5月11日以降に緩和される可能性がある。
首相は5月7日に在宅秩序の解除を決定すると述べたが、封鎖が解除されたとしても、公道または私的な場所で組織される集会は引き続き10人に限定されると予想している。
クリテリウム・デュ・ドーフィネはどうなる?
1週間のステージレースが5,000人以上の集まりを含むのか、それとも「主要なスポーツイベント」に分類されるのかは不明だ。
仮に安全だと評価されたとしても、密室状態で行わなければならないかもしれない。各国の国内選手権も8月に予定されている。
密室状態の観客なしで8月にレースが行えるのかは、これからの状況にかかっているだろう。
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