午前2時に起床し、自宅のスマートトレーナーでペダルを回す。そんな生活で、バーチャルサイクリングから6桁ドルの収入を得ていた女性がいる。
元プロスケーターのガブリエラ・ゲラだ。
以前紹介した彼女は、MyWhooshの高額賞金レースで実力を磨き、UCIサイクリング・エスポーツ世界選手権でも2年連続で銀メダルを獲得。
そして今度は、バーチャルの世界を飛び出し、ロードレースのプロとして新たな挑戦に踏み出すことになった。
2027年、彼女が着るジャージはフランスのCofidis。32歳でつかんだプロ契約の裏には、いったいどんな道のりがあったのだろうか。
2028年末までの2年契約
Deux fois vice-championne du monde UCI d’e-cycling, la Brésilienne Gabriela Guerra rejoint Cofidis pour les deux prochaines saisons 💪 Brazilian Gabriela Guerra, a two-times UCI e-cycling world silver medallist, is joining Cofidis for the next two seasons 💪 👉https://t.co/zcYk93uDba
— Team Cofidis (@TeamCOFIDIS) October 27, 2026
ガブリエラ・ゲラ(Gabriela Guerra)が、2027年からCofidis女子プロチームに加入する。契約期間は2年間。32歳にして、プロロードレーサーとして新たな一歩を踏み出す。
彼女の経歴は、一般的なプロロード選手とはかなり異なる。
以前の記事でも紹介したように、ゲラは元プロスケーター。怪我をきっかけに自転車に出会い、やがてバーチャルサイクリングの世界で頭角を現した。
そして今回、ついに現実のロードレースでトップカテゴリーを目指すチャンスを手に入れた。
MyWhooshで稼ぎ、世界選手権で2年連続銀メダル
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ゲラがバーチャルサイクリングで実績を積んだ舞台のひとつが、MyWhooshの高額賞金レース「Sunday Race Club」だ。
米国時間では日曜日の午前3時にレースが始まるため、彼女は午前2時に起床して準備を整えていた。以前の記事で紹介した収入は、日本円で約1,500万円以上に相当する規模だった。
もちろん、これは当時の収入についての話であり、Cofidisとの契約金や今後の年収が同額という意味ではない。それでも、バーチャルレースで実力を収入につなげていたという点は興味深い。
さらにゲラは、UCIサイクリング・エスポーツ世界選手権で2024年と2025年に2年連続の銀メダルを獲得。単に自宅で自転車に乗っていた選手ではなく、世界トップレベルのバーチャルレーサーとして結果を残してきた。
ロードレースへの転向は2025年から
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ゲラがロードレースに本格的に挑戦し始めたのは、2025年のことだ。
ドイツのコンチネンタルチーム、Wheel Divasに加わり、2026年には実際のロードレースへの出場機会を増やした。
その成果は早くも表れている。ドイツでのレースに加え、フランスのワンデーレース「ミラベル・クラシック」でも優勝。
プロチームの選手たちが出場するレースで勝利したことが、Cofidisの関心を引くきっかけになった。
バーチャルレースで培ったパワーやペース配分の能力を、実際のロードレースでも発揮できるのか。その可能性を示す結果を残したわけだ。
しかし、バーチャルの世界からロードに転身するなんて奇想天外と言った感じだ。
バーチャルの実力は、プロロードでも通用するのか
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室内サイクリングで実績を残し、プロロードへの道を切り開いた選手は、ゲラが初めてではない。UAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァイン、マイケル・ヴィンクがいる。
女性はさらに多い。Zwift優勝者の2018年にエラ・ハリス、2019年にジェシカ・ブラット、2020年にネヴェ・ブラッドベリー。
エラ・ハリスはプロでも勝利。ネヴェ・ブラッドベリーは、2024 ジロ・デ・イタリア・ウーマンでステージ優勝している。
ただ、バーチャルで強いことが、そのままロードでの成功を保証するわけではない。ゲラがプロの集団でどのように走り、どんな役割を担うのかは、2027年シーズンの大きな見どころになる。
午前2時に起きてスマートトレーナーに乗っていた女性は、今度は世界のプロ選手たちと同じスタートラインに立つ。
ガブリエラ・ゲラの物語は、バーチャルサイクリングが競技としての実力だけでなく、プロへの道を切り開く可能性も持っていることを示している。








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