オランダのワールドツアーチーム、Picnic-PostNLを揺るがす「恐怖の文化」の報道が明らかになった。
NOS Sportと自転車メディアIn De Waaierは、現役・元選手やスタッフなど71人に取材。チーム内で批判や意見を口にしにくい環境や、選手・スタッフが安全に働けないと感じていた実態を報じた。
Picnic-PostNLは報道で描かれた全体像については認めていないものの、チーム文化を検証する独立調査の実施を表明した。
以前から、契約期間が残る選手がチームを離れるケースや、厳格な管理体制については注目してきた。今回の報道は、そうした過去の出来事を改めて考えるきっかけとなりそうだ。
71人への取材で浮かび上がった恐怖文化
今回の報道では、チーム内で批判的な意見を述べたことで立場が変わったと感じた元選手や、上層部の意向が強く反映される管理体制について証言が伝えられた。
元選手のマルティン・トゥスフェルトは、2020年のジロ・デ・イタリアでチーム戦術への疑問を口にした後、意見を言いにくくなったと語っている。
また、元コーチのアドリアーン・ヘルマンテルは、チームの状況を「独裁制になった」と表現した。これらは関係者の証言に基づく報道であり、現時点で独立調査の結論が出たわけではない。
上記動画は走るジャーナリスト、タイス・ゾンネフェルトが、Team Picnic PostNLの本部で威圧を受けたと言っている。
契約途中の移籍と、以前からあった疑問
当ブログでも、マルク・ヒルシとマイケル・マシューズの移籍や、ティシュ・ベノートが契約満了前にチームを離れた件を取り上げてきた。
以下でも、厳格なルールについて書いているので参考までに。宿題が出来ていないとレースから外される….。


もちろん、契約途中での移籍だけをもって、チーム内に問題があったと断定することはできない。
一方で、厳格なチーム管理については以前から話題になっており、今回の報道によって、過去の移籍事例にも改めて関心が集まりそうだ。
ロマン・バルデは異なる見方を示していた
ただし、チームに所属した選手全員が同じ評価をしていたわけではない。
ロマン・バルデについては、当ブログでも、チームからの批判をめぐる発言を取り上げたことがある。
ロマン・バルデはそれほど長く在籍した訳ではない。ただ、こうした過去の発言や移籍事例を踏まえると、今回の報道は単なる一時的な騒動として片付けられない。
ただし、個々の選手の経験や評価は異なり、チーム全体の実態については慎重に見ていく必要がある。
Picnic-PostNLは独立調査を表明 チーム側の主張は?
Read our full statement on the team website. https://t.co/FlBu5JGadq https://t.co/viC17P0b4Y https://t.co/cPS8erXakm
— Team Picnic PostNL (@picnicpostnl) October 15, 2026
Picnic-PostNLは公式声明で、現役・元選手やスタッフの証言に心を痛めているとしながらも、報道で描かれた全体像については「自分たちの認識とは一致しない」と説明した。
チームは2008年の創設以来、
- 公正で健康的かつ責任あるスポーツ
- 共通の価値観に基づく安全な協働
- チームの継続性と雇用の確保
という3つの約束を掲げてきたと強調。選手やスタッフが互いを尊重し、自由に意見を述べ、疑問や懸念を伝えられる環境を目指しているという。
また、選手には個人コーチや選手委員会、スタッフには相談窓口があり、問題を申し立てる仕組みを設けていると説明。
そのうえで、組織内で安全を感じられなかった人や、懸念を十分に伝えられなかった人がいたのであれば、なぜそうなったのかを理解したいとしている。
一方、報道機関とのやり取りについては、調査の動きを知った段階でNOSに面会を申し入れたものの、受け入れられなかったと主張。
さらに、報道前に寄せられた質問への回答についても、直接話し合うため複数回の連絡を試みたが、実現しなかったと説明している。これはチーム側の主張であり、報道機関側の説明とは区別して受け止める必要がある。
Picnic-PostNLが掲げる理念と、関係者が語った経験との間にどのような隔たりがあったのか。独立調査によって実態が明らかになり、具体的な改善につながるのか、今後の対応が注目される。
ただ、このような報道が出てはチームとしての存続問題にかかわってきそう。今年チームは3勝しかしていない。UCIポイントランキング30位だ。悪い噂はスポンサーにとって、どれほど悪い影響を与えることか。

https://sporza.be/nl/2026/10/15/van-de-top-van-de-wielerpiramide-tot-de-bodem-het-eigengereide-picnic-postnl-heeft-zich-vastgereden-in-een-doodlopend-straatje~1792055935265/




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