2026 世界選手権男子エリート・ロードレースで、マチュー・ファンデルプールは死力を尽くして3位となった。
中盤には自ら積極的に攻撃を仕掛け、3人の逃げに持ち込んだ。しかし、各国エースを揃えた追走に捕まる。最後まで、勝利を狙って全力を尽くしたレースとなった。
何度も攻撃を仕掛けたマチュー
マチュー・ファンデルプールは、モントリオールで行われた2026年世界選手権男子エリート・ロードレースを3位で終えた。
タデイ・ポガチャルが不在となった今大会で、マチューは2度目の世界王者を目指してスタート。しかし、モントリオールの厳しいコースでは、純粋なクライマーに対して後手に回らないことが重要だった。
そこでマチューは、レース終盤を待つのではなく早い段階から攻撃を開始。
残り約87.5kmではワウト・ファンアールトの動きに反応し、その後もクイン・シモンズ、プリモシュ・ログリッチ、オスカー・オンリーらと前方のグループを形成した。
VAN DER POEL TAKES OFF!🔥
The 2023 UCI Road World Champion, Mathieu van der Poel 🇳🇱, launches a huge attack and takes Oscar Onley 🇬🇧and Quinn Simmons 🇺🇸 with him.
The race is exploding in Montréal🌈#Montréal2026 pic.twitter.com/BoH4mGvQjl
— UCI (@UCI_cycling) September 27, 2026
さらに残り約52kmでは自ら再びアタック。何度も前に出て、クライマーたちが主導権を握る前にレースを動かそうとした。
しかし、マチューを含むグループが吸収された後、ブランドン・マクナルティが残り32.5kmで決定的なアタックを仕掛ける。
マチューはその差を自ら埋めることはせず、世界王者の可能性を残すために追走集団での勝負を選択した。
最終的にマクナルティが独走で優勝。マイケル・マシューズとの2位争いでは敗れたものの、マチューは3位で銅メダルを獲得した。
やりたかった走りができた
レース後、マチューは「すべてを出し切った」という趣旨を語り、自身のレース内容には満足しているとコメント。
早い段階から全力で動き、クライマーより前にいることを狙った戦術について「これが正しい戦術だった。レースの状況を見たうえでの直感だ。良いタイミングだと思ったし、自分がやりたかった動きだった」と振り返っている。
そして、このレースがマチュー・ファンデルプールの2026年ロードシーズン最後のレースとなった。
イル・ロンバルディアへの出場について問われると、「これが今年の最後のレース」と明確に否定している。
2023年に世界王者となったマチューは、今回は2度目の虹色ジャージには届かなかった。
それでも、最後まで攻撃を繰り返し、勝利を狙い続けたレースで銅メダルを獲得。
事前の予想通りトップ10にはクライマーが顔をそろえる。
この中での3位には「トップ10の顔ぶれを見ればわかるように、事前の予想通り多くのクライマーが上位を占めている。その中で自分はとても良い走りができたと思う。
当然アルカンシェルを獲得したかったが、銅メダルも美しい結果だやりたいことができた」と非常に満足している。
マチュー・ファンデルプールは、2026年のロードシーズンを、世界選手権の表彰台で締めくくった。
そして、最後に再び世界王者を狙うチャンスはあると考えているかと聞かれると、「少なくとも来年に関しては絶対にない」と答えている。


コメント