ベルナルは、ブエルタ第9ステージで、ライバルの加速についていけなかった。アダム・イェーツにも自分のレースをしてと言い、マイペースで超級山岳を上がる。
結果的に、第9ステージでベルナルは、ログリッチに対して、1分5秒も遅れてしまう。
総合では1分52秒差となり、何でも起こり得るが、逆転が難しくなったことを認める発言をしている。
今のベストでは届かない
ベルナルは、ブエルタのお気に入りの一人として、ジロとブエルタのセットで優勝をキャリアの目標としていた。
トップクライマーのアダム・イェーツ、オリンピックチャンピオンのリチャル・カラパス、才能あふれるパヴェル・シヴァコフ、トム・ピドコックなど強力なラインナップでレースに望んだ。
しかし、ベルナルはジロを勝利した時のような勢いはなく、どの日も勝利には程遠い位置にいる。
ベルナルは月曜日のインタビーで次のように語る。
レースのこの時点で約2分を失ったため、勝つことを考えるのは難しい。
何でも起こり得るが、最終的に5位か3位が私のベストであれば、私はできる限りのことをしたということになる。それだけだ。
ログリッチを攻撃することを考える前に、十分な足を持っている必要がある。そして、私は攻撃するのに必要なレベルに達していない。
彼はオリンピックチャンピオンであり、2つのブエルタを獲得している。彼に弱い瞬間があるかどうかを見守らなければならない。
ベルナルが遅れるなか、リチャル・カラパスは8分も遅れている。リーダーはベルナルとイェーツに絞られている。
アダム・イェーツとの関係
An aggressive @AdamYates7 goes clear of the GC group, then is pegged back and is now chasing Roglic and Mas with @Eganbernal as we approach the final pic.twitter.com/xfyqaSHV5I
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) August 22, 2021
アダム・イェーツが自分よりも良いレースをしていたと思うかと直接聞かれたベルナルは、
2枚のカードを持っていることが重要だ。昨日(日曜日)のような上り坂では、イェーツに私を待つために止まるべきだと言うのは難しい。
事前に話し合って、それぞれのライダーが自分のレースをするべきで、必要ならばお互いに助け合うことにしたんだ。
日曜日にベルナルが語ったように、彼は一人で割れずにゴールする自信があり、それが証明されたとも言える。
難しいですね。加速をもっとうまくできるようになれば、もっとホイールについていくことができるかもしれない。
ジロは今年の大きな目標だったし、ブエルタのために良い準備をしようとしたけど、ベストな状態ではなかった。
これからも、色々なことが起こる可能性がある。これは、他のレースのための経験を積むためのものだ。私にとってはこれが最初のブエルタだ。
自分はそれほど悪くないと思っている。自分のペースで走れるし、必ずたどり着けると思う。
ベルナルは、ブエルタの総合に対してやや消極的な態度を示しながらも、全体的には自信を持っていると主張している。
イネオスだけが、逆転を狙っている訳ではなくモビスターも同じだ。これからの2週間は長く、ストレスの多いレースもあるはず。
まだ、何かを試してみるチャンスはきっと訪れる。
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