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ポガチャル、まだ進化の余地あり? 来シーズンの目標をチームが語る

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UnsplashMauro Gigliが撮影した写真
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驚異的なシーズンを終えたばかりのタデイ・ポガチャルだが、その視線はすでに2026年シーズンに向けられている。

チームのスポーティング・マネージャーであるジョクセン・フェルナンデス・マトシンのコメントから、ポガチャルの2026年の目標が分かってくる。

 

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最優先目標はツール・ド・フランス5勝とジロとのダブル

 

来年、タデイはキャリアで5度目のツール・ド・フランスに勝ち、その側面で歴史に名を刻む可能性がある。我々はその方向に動いている。

ツールでの圧倒的な勝利数が最重要目標であることは揺るがない。

ポガチャルがグランツール完全制覇トリプルクラウンのために未達成なのはブエルタ・ア・エスパーニャだ。

だが、マッチン氏によると、現在のカレンダーではジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの連覇が最も実現可能性が高いとのこと。

ジロ・ツール連覇のメリットとして、2つのレースの間には約5週間のインターバルがあり、アスリートの生理学的な観点から見ても、ピークコンディションを維持しやすいと分析されている。

逆にブエルタ挑戦の難しさについて、ツール、ブエルタ、そして世界選手権を連続で狙う場合、選手は「自宅を離れて4か月間、非常に長い期間、最高の状態を保つ」必要があることをあげている。

現時点では、最も実現可能な選択肢ではないと説明しているのだ。精神的にも肉体的にも疲れている状態でブエルタを狙うのは得策ではないのだ。

 

進化は止まらない!

 

マッチン氏は、ポガチャルがほぼ無敵でありながらも、まだ成長の余地を残していると考えている。

「彼の天井はどこにあるのか?という質問は避けてきたが、今は確信している。タデイには確実にまだ改善の余地がある」とマッチン氏は述べている。

そのパーセンテージは最小限だとしても、チームは彼の真の天井に到達するために作業を進めている。

残された2つのモニュメントの完全制覇にむけて、ポガチャルはワンデーレースの目標として、まだ勝利していない「ミラノ〜サンレモ」と「パリ〜ルーベ」を2026年の大きなターゲットに据えている。

この2つを加え、史上数人しか達成していない「全モニュメント制覇」を目指すことは、彼のキャリアの大きなモチベーションとなっている。

あとは、タデイの精神的なものだけかもしれない。すでに引退までの道のりも見えてきており、年数を限って活動となりそうだ。

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