エガン・ベルナルは2019世界選手権にコロンビア代表で出場するとアナウンスがありながら、出場を急遽取りやめた。
理由は、体調がベストでないかと言っていたが、なんとイタリアで行われたトスカーナのレースで2位。
しかも、コースは世界選とよく似た3つの山が含まれている。
調子が悪いようには見えないんですけどねえ~。
Giro della Toscana 204.4km
コースは、Pontederaをスタートしてから3周の周回コースにはいる204.4kmのコース。
Monte Serraの登りは、登坂距離8.4kmで平均勾配7.1%。じつに600mを駆け上がる。
この3回出てくる山岳は、世界戦のコースよりも距離も勾配もきつい。
チームイネオスはベルナルをアシストして走り、まずはディエゴ・ローザがアタック!
ディエゴ・ローザが捕まる瞬間にカウンターアタックでエガン・ベルナルが抜けだす。
ここで逃げ集団が出来上がる。
- VISCONTI Giovanni Neri Sottoli – Selle Italia – KTM
- BERNAL Egan(Team INEOS)
- CHERKASOV Nikolay (Gazprom-RusVelo)
- FICARA Pierpaolo (Italy)
後続に30秒のアドバンテージをつけて逃げる4人。
途中、追走グループで2人の転倒があり、さらにリードが1分に広がる。
ゴール勝負では、勝ち目のないFICARA Pierpaolo(Italy)が、最初にアタックをかけて攻撃するが、ゴールの前でつかまり遅れていまう。
CHERKASOV Nikolay (Gazprom-RusVelo)が先頭を引く中、最後尾からスプリントをしかけたエガン・ベルナルだったが、スプリントにも強いジョヴァンニ・ヴィスコンティにまくられてしまう。
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(36歳)だが、モビスターやバーレーン・メリダを渡り歩いたベテランライダーで、山岳にも強くスプリントも強いので冷静にベルナルのスプリントに対応していた。
やはり、ベルナルが勝利するには山頂ゴールが必要なのかな。
今回のように、山では抜け出せるが少人数の逃げとなると、スプリント力も平坦の独走力もあまり強いとはいえないので勝つのは難しい。
世界戦のコースの3つの山は、このコースよりも距離も勾配も厳しくない。だから、ベルナルが勝つことは難しかったかもしれない。
体調はベストではないのか、翌日のCoppa Sabatini – Gran Premio città di Peccioli (1.1)はリタイヤしている。
ただ、まあファンとしてはツール・ド・フランス王者の走りを世界選手権で見たかったのは間違いないですね。
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