残り38kmの右カーブで落車したタデイ・ポガチャル。
この時の落車を正面から撮影した動画が以下だ。
チェーンが落ちなければ~
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動画を見ると、フェンスにはぶつかっていない。ブレーキをかけて一回転して止まっている。
ただ、その後がいけなかった。チェーンが落ちたために測ってみると15秒のタイムロス。かわりのバイクがやってきて走り出したけれど、もうマチューはいない。
マチューは、この時パワーメーターも無線も使えていない。しかもタデイ・ポガチャルの落車も見ていないのだ。
このため、当初は待ったけれど見えないことと、間違いなくタデイは追いつくので走り続けたのだ。
もし、仮にチェーンが落ちていなかったらサポートのバイクを待つ必要はなかった。マチューの姿が見える状態で追うことができ間違いなく追いついていたはず。
逆に、マチューがパンクした時に、反対の立場に立っていたかもしれない。まさに運命を分けた瞬間だった訳だが、これもレースだ。
勝利の女神は来年以降、タデイ・ポガチャルに微笑むはずだ。
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