ENVEのカーボンロードハブは2015年に登場。
今回アップデートされており、フランジの形状が変更されて耐久性も改善されている。
私もENVEのホイールを持っているので興味があります。
ENVEカーボンハブの実際の重量
箱には、SES 5.6のエアロカーボンリムと、Silca、リムテープ、シャフトで構成された高級機械加工バルブステムが梱包された状態で搬送されてくる。
ハブは、標準のクイックリリースエンドキャップでのみ使用可能。ブレーキパッドも一緒に入っている。
このブレーキパッドは、テクスチャブレーキ表面用に特別に設計されており、マビックR-SYSのエグザリット加工されたリムに似ている。
リムのブレーキ面がギサギサ模様になっているのだ。
ハブの重量は
- 70g : フロント
- 185g : リア
SES 5.6のエアロホイールに組み込むと、ホイールセットの総重量は(テープとバルブなし)
- 673g(F)
- 828g(R)
- 合計 1,501g
になる。
ENVE SES 5.6のエアロホイールは前後輪でリムハイトが違う。
リアが60mmもあって、1501gならば結構軽い部類になる。
テープ(通常は約20g)とバルブステムを追加すると、転がり重量は約1,550gになる。
付属のシャフトは、89gとかなり軽量。
取り付け後、閉じた状態を保つのに役立つカム付きレバー機構を考えると、優れている。
ENVE SES 5.6のエアロホイールのリムの測定値は次のとおり。
- 内部の幅:20mmを少し超えて
- 外部幅(ブレーキトラック):27.5mm
- 外部幅(最も広いポイント):29mm
- リムハイト フロント :48mm
- リムハイト リア:56mm
ENVEのカーボンハブ
内部の大きなアップデートの1つは、MavicのID360ラチェットリングへの切り替え。
これは、接触を維持するために、外側の平らなコイルスプリングを使用するリングのセットがついている。
Mavicシステムのもう1つの特徴は、ベアリングに均等な圧力を維持するための非駆動側のウェーブワッシャーがあること。
これにより、ベアリングのプリロードシステムが不要になる。
リムは、外側の成形スポーク穴とフラットトップ成形バルブ穴を使用するが、内部スポークニップルのアクセス穴は昔ながらの方法で作られている。
ENVEのロードチューブレスリムは、依然として高圧用途にビードフックを使用しており、小さなビードシェルフバンプを使用してタイヤを所定の位置に保つ。
ライドテスト
更新されたハブ設計の目標の1つは、ブレーキの摩擦を減らすために後輪を横方向に硬くすることだった。
ENVEのテクスチャー加工されたリムブレーキ表面は、ブレーキをかけると音を立てる。
エグザリット加工のようなギザギザがあるためだ。マビックR-SYSの初期の頃のようにママチャリのブレーキ音のキーッというような音ではない。
ハブのなめらかさとかは、テストして測定値が出るものでもないのでしょうから、良く回るとかはわかりにくいですよね。
ホイールの性能ならば、風洞実験で測定値が出るのでわかりやすいですけれど。
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