Alpecin-Deceuninckを9月16日とシーズン途中でやめてしまったジェイソン・オズボーン。
その後、eスポーツ世界選手権では2度目のタイトルを獲得している。
引退に関しては、股関節の不調などを口にしていたが、今回チームに関する選手の管理について語っている。
すべてコントロール
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2018年には軽量級シングルスカルで世界チャンピオン。東京オリンピックでは、ダブルスカルで銀メダルを獲得していた元ボート選手。
自転車がメインで若い頃から活躍していた訳ではない。Alpecin-Deceuninckは、クラシック、スプリンターがメインのチーム。
この中で、ジェイソン・オズボーンはクライマーとして少しの自由を得ていたけれど、大物選手のように目標レースに向かって調整するということはできなかった。
ジェイソン・オズボーンは、世界選手権の数日前にポットキャストでAlpecin-Deceuninckからの離脱の理由について詳しく語っている。
私は再び自分の人生をコントロールしたかった。自分はただ、人生を楽しめないという悪循環に陥っていたので、そこから抜け出したいと思っていた。
その決断をして以来、ずっと幸せな人間になった。自分の人生を取り戻したと感じている。間違いなく正しい決断だった。
彼らが望むときはいつでも飛び降りなければならない。奴隷制とまでは言わないが、彼らがあまりにも支配的であるように感じた。
もうやる価値がない。クラッシュするリスクを冒す価値はない。「今このレースに出てくれないか」という電話がかかってきて、どこか旅行か何かで出かける予定だったのに「君が必要だ」と言われるのは嫌だった。
ジェイソン・オズボーンは自転車での楽しみ、自由を得て勝利を目指すということはできなかった。期待していただけに残念なことだ。
では、eスポーツだけで食べていけるのだろうか。現在のプロの最低賃金は
- プロチーム 男性34,000 ユーロ、女性で29,000 ユーロ
- ワールドチーム 男性で 42,000 ユーロ、女性35,000 ユーロ
ジェイソン・オズボーンは最低賃金でも約700万円あったわけだ。だが、eスポーツの賞金額は結構多い。
MyWhooshのチャンピオンシップシリーズでは総額100万ドルが支払われる。
さらに、今回の世界王者の獲得賞金額は21,000ドル(約300万円)を獲得している。ジェイソン・オズボーンは、すでに自宅に痛みの洞窟を作っており、eスポーツだけで食べていくつもりだ。
Zwiftからジェイ・ヴァインがワールドツアープロで大活躍。またマイケル・ヴィングもMyWhooshで優勝してUAE Team Emiratesと契約した。
今回は、逆パターンで戻る訳だが、ジェイソン・オズボーンは、誰にも指示されず、自分の力だけで食べていく覚悟だ。
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