2024 コッパ・ベルノッキ　レムコ・エヴェネプールにプリモッシュ・ログリッチも敗れる

イタリアのロンバルディア州ミラノ県で行われるコッパ・ベルノッキ。ワンデーのプロシリーズカテゴリーのレース。Coppa Bernocchi – GP Banco BPM(1.Pro)

こちらも古くからあるレースで、今年で105回目の開催となる。

 

過去の優勝者は

• 2023    ワウト・ファンアールト
• 2022    ダヴィデ・バッレリーニ
• 2021    レムコ・エヴェネプール
• 2019　フィル・バウハウス
• 2018　ソンニ・コルブレッリ
• 2017　ソンニ・コルブレッリ
• 2016　ジャコモ・ニッツォーロ
• 2015　ヴィンチェンツォ・ニバリ
• 2014　エリア・ヴィヴィアーニ
• 2013　サーシャ・モードロ
• 2012　サーシャ・モードロ

 

レニャーノ～レニャーノ　186.8km

 

スタートは、以前のレニャーノに戻っている。距離も200kmから短縮。ゴルナーテ・オローナとその周辺で16.8kmのローカルサーキットを7周する。途中にモラッツォーネ/ピッコロ・ステルヴィオへの登りが含まれている。

7番目の山岳ポイントが終わっても、ゴールまではまだ 30kmある。ゴールラインはピエトロ・トセッリ通りに引かれている。

 

1. スプリントポイント　Hirviano
2. スプリントポイント　San Vittore Olona
3. スプリントポイント   Cerro Maggiore
   
4. スプリントポイント   San Girogio suliegnaho
5. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
6. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
7. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
8. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
9. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
10. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
11. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%

 

注目のライダーは

• Soudal – Quick Step　レムコ・エヴェネプール
• Astana Qazaqstan Team　アクセル・ローランス、二コラ・コンチ
• Red Bull-BORA-hansgrohe　プリモッシュ・ログリッチ、セルジオ・イギータ
• Cofidis　ヨン・イサギレ、アクセル・ジングル
• Intermarché – Circus – Wanty　ルーン・ヘレゴッツ
• Team Visma | Lease a Bike　バート・レンメン、ミラン・ファダー、ステフェン・クライスヴァイク
• Lidl – Trek　トムス・スクインシュ
• Bahrain Victorious　ワウト・プールス
• Movistar Team　ロレンゾ・ミレジ、アレクサンデル・アランブル、オイエル・ラスカノ、イバン・ガルシア
• Team Jayco AlUla　マイケル・マシューズ、アレッサンドロ・デマルキ
• UAE Team Emirates　マルク・ヒルシ、ヤン・クリステン、フィンフィッシャー・ブラック、ティム・ウェレンス、パヴェル・シヴァコフ
• Israel – Premier Tech　ジョセフ・ブラックモア、サイモン・クラーク、コービン・ストロング
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　ポール・ラペイラ
• Lotto Dstny　シルヴァン・モニケ、アレック・セガート
• Q36.5 Pro Cycling Team　ジャンルーカ・ブランビッラ
• EF Education-EasyPost　ミッケルフレーリク・ホノレ
• TotalEnergies　ピエール・ラトゥール、マチュー・ブルゴドー

レムコ・エヴェネプールは、ジロ・デッレミリアでは、目に異物が入ったのでリタイヤ。途中サングラスを外していたのはこれだったようだ。今回リベンジとなるか。

スタート

レムコ・エヴェネプールのコメント

今の決勝は2021年に勝利した時と少し違う。現在はローカルラップのみで、残りはフィニッシュに向けて非常に平坦だ。地元のサーキットでレースが行われると思う。

アタックすることもできるが、アンドレア・ラッカーニと一緒にスプリントを狙うこともできる。その後、何が起こるか見てみよう。

それにしても、徐々に電池が切れてきているような気もする。しかし、自分はただ最善を尽くして、何ができるかを見てみるつもりだ。

ロンバルディアに向けてのレースで気分が良くなければ、最後まで全力を尽くすつもりはない。しかし、はい、土曜日に順調に進み、良い結果を目指すことが目標だ。

 

Lidl – Trekは世界戦で4位に入ったトムス・スクインシュがエースナンバー。

 

Arkéa – B&B Hotelsはフィリッポ・バロンチーニ、ユエン・コスティウ。

 

EF Education-EasyPostからはニールソン・ポーレス。ミッケルフレーリク・ホノレ。

 

Red Bull-BORA-hansgroheからはマッテオ・ソブレロ、セルジオ・イギータ。プリモッシュ・ログリッチ。

 

Astana Qazaqstan Teamからはアレクセイ・ルツェンコ、ダヴィデ・バッレリーニ。

 

Cofidisからは、ステファノ・オルダーニ、アクセル・ジングル。

 

Team Jayco AlUlaからはマイケル・マシューズ、アレッサンドロ・デマルキ。

 

Soudal – Quick Stepはレムコ・エヴェネプール、ファウスト・マスナダ、マウリ・ファンセヴェナント、マティア・カッタネオ。

 

UAE Team Emiratesからは好調なマルク・ヒルシ、ヤン・クリステン、ティム・ウェレンス。

 

Team Visma | Lease a Bikeは、ステフェン・クライスヴァイク、バート・レンメン。

 

レムコ・エヴェネプール先頭でニュートラルスタート。

 

ニュートラル走行。

 

一度止まってオフィシャルスタートに。

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

1. バート・レンメン　Team Visma | Lease a Bike
2. スタン・ファントリヒト　Alpecin-Deceuninck
3. アントニー・ペレス　Cofidis
4. ピエール・ラトゥール　TotalEnergies
5. アレッサンドロ・ピナレロ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

困ったことに映像が入ってこない。パリ～トゥールや、ジロ・デッレミリアのレース映像が流される。

 

残り80kmでレムコ・エヴェネプールがアタック。だが、レムコは集団に戻る。

1. レムコ・エヴェネプール (Soudal Quick-Step)
2. マウリ・ファンセヴェナント(Soudal Quick-Step)
3. パヴェル・シヴァコフ (UAE Team Emirates)
4. マルク・ヒルシ (UAE Team Emirates)

 

先頭は3人に。残り45.5kmで1分4秒差。

1. バート・レンメン　Team Visma | Lease a Bike
2. スタン・ファントリヒト　Alpecin-Deceuninck
3. アレッサンドロ・ピナレロ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

レムコ・エヴェネプールは集団で動くとマークされる。

 

追走は5人。

1. ニールソン・ポーレス　EF Education-EasyPost
2. パヴェル・シヴァコフ　UAE Team Emirates
3. アレックス・ボーダン　Decathlon AG2R La Mondiale Team
4. アントニー・ペレス　Cofidis
5. ロジャー・アドリア　Red Bull-BORA-hansgrohe

 

残り34.3kmで追走まで51秒差。

 

山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%

追走はCofidisのアントニー・ペレスが切れて4人に。

 

先頭からバート・レンメンが抜け出した。このパイロットは強力だ。

 

Alpecin-Deceuninckのスタン・ファントリヒトがあっという間に小さくなった。

 

集団とは2分1秒離れた。追うチームはまとまっていない。

 

レムコ・エヴェネプールはもう無理しないだろう。イル・ロンバルディアに備えるはずだ。

 

バート・レンメンにちぎられた二人が前を追う。

1. スタン・ファントリヒト　Alpecin-Deceuninck
2. アレッサンドロ・ピナレロ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

バート・レンメンは、追走二人を24秒引き離している。ここからは下り基調なので逃げやすい。

 

雨が降り出したので、バート・レンメンはサングラスを後ろに。補給してゴールに向かう。これはプロ初勝利に向かって爆走か。

 

追走の二人は後続と合体。

1. ニールソン・ポーレス　EF Education-EasyPost
2. パヴェル・シヴァコフ　UAE Team Emirates
3. アレックス・ボーダン　Decathlon AG2R La Mondiale Team
4. ロジャー・アドリア　Red Bull-BORA-hansgrohe
5. スタン・ファントリヒト　Alpecin-Deceuninck
6. アレッサンドロ・ピナレロ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

残り21.3km。タイム差は30秒に。

 

レムコはファウスト・マスナダにひかれている。集団は残り18.8kmで1分47秒差。

 

残り14.6km。追走は24秒差。まだ見えてこない。

 

残り11.6km。タイム差22秒。物凄く粘っている。

 

残り8.9km。13秒差に。誰がスプリントに強いのだろう。

 

残り5km。後ろと同じスビードで走っている。

 

残り4kmで10秒。

 

残り2.9kmで9秒。

 

残り2.2km。8秒。

 

残り1.7km。後ろに見えてきた。

 

残り1.1kmでバート・レンメンが捕まる。

 

残り1kmに。

 

残り700mでパヴェル・シヴァコフがアタック。

 

パヴェル・シヴァコフは捕まる。

 

ニールソン・ポーレスがスプリント開始。

 

ニールソン・ポーレスが引き離した。

 

しかし、ニールソン・ポーレスは捕まる。

 

スタン・ファントリヒトがスプリント開始。

 

ロジャー・アドリアと勝負だ。

 

だが、スタン・ファントリヒトが先頭を譲らない。

 

スタン・ファントリヒトが勝利だ～!

 

なんと最初から逃げ続けて最後は小集団のスプリントを制してみせた。

 

  

なんと、25歳のスタン・ファントリヒトはプロ初勝利だ。

 

スタン・ファントリヒト(Stan Van Tricht)は、2021年8月からDeceuninck-Quick-Stepでスタジェール(研修生)として走っていた。

2022年からSoudal – Quick Stepで走り、2024年からAlpecin-Deceuninck入り。すでに勝利しているのかと思っていた。

2位は追い込んだDecathlon AG2R La Mondiale Teamのアレックス・ボーダン、3位はRed Bull-BORA-hansgroheのロジャー・アドリア。

バート・レンメンは、残り1kmまで頑張ってけれど、プロ初勝利はお預けとなった。レムコ・エヴェネプールは集団ゴールだ。

 

リザルト

優勝したAlpecin-Deceuninckのスタン・ファントリヒト

ここ数週間、いい脚で走ることができた。 難しいシーズンだったけど、今日は完璧なレースをすることができた。

スタート直後から、いくつかの強豪チームがアタックをかけていたので、先頭でレースをしようと決めていた。 強力な先頭集団の中に入ってからは、遠くまで行くチャンスがあることに気づいたんだ。

最後のスプリントについては?

自分が最速であることは分かっていたが、常に後ろから来る選手に注意しなければならない。 ロジャー・アドリアに集中しようと決めたが、ニールソン・ポーレスがスプリントを開始するのが見えた。 その時、すぐに反応しなければならないと思ったんだ。