ツール・ド・フランス第10ステージは、ワウト・ファンアールト(Jumbo-Visma)がスプリントでツール初勝利。
普通のスプリントステージかと思っていたら、総合の順位は横風分断によって大きくシャッフルされてしまった。
ティボー・ピノ(Groupama-FDJ)とヤコブ・フルサン(Astana)が最も注目を集める犠牲者で、リッチー・ポート(Trek-Segafredo)とリゴベルト・ウラン(EF Education First)もIneosとDecuninck-Quick-stepによって置き去りにされた。
しかし、最も被害を受けたのはゴール前19km地点で落車したミケル・ランダだった。
彼は、このステージだけで2分9秒遅れ、総合では4分15秒も遅れ総合21位に転落。
ロマン・バルデは容疑を否認
ミケル・ランダが落車した映像は上空からしかない。
見てみると、ワレン・バルギル(Arkéa-Samsic)がバランスを崩し、ミケル・ランダにぶつかった。
ように見える。
Really sorry for what happened to @MikelLandaMeana , but please watch again I’M NOT the rider who push him in.
— Romain Bardet (@romainbardet) 2019年7月15日
ミケル・ランダは、看板を持っている見物人のグループにぶつかって、それが彼の転倒を和らげたのかもしれない。
ロマン・バルデ(Ag2r La Mondiale)は、ツイッターで、
「申し訳ないけど、僕じゃないよ~、もう一度見て下さい」
と容疑を否認している。
Pure excitement!#TDF2019
Photo: @GettySport pic.twitter.com/nCnjCzlcK1— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年7月15日
ジュリアン・アラフィリップは、ステージの後に、フランスチャンピオンのワレン・バルギル(Arkéa-Samsic)が転倒を引き起こしたと主張しているが、ランダもバルギルも確認していない。
犯人は誰だ?
ワレン・バルギルが自首
Je suis triste de la chute de Mikel Landa. Déséquilibré en touchant la roue de Julian, je touche Mikel qui me remontait sur la gauche. C’est allé très vite, ce n’était pas volontaire. J’ai évité la chute miraculeusement ce qui n’a pas été le cas de Mikel. J’espère qu’il va bien.
— barguil (@WarrenBarguil) 2019年7月15日
ワレン・バルギルはツイッターで、
「クラッシュを引き起こして申し訳なかった」
と言ってあっさりと容疑を認めた。
バルギルは、アラフィリップの後輪にはすってしまい、左にぐらついた。
それで、左側にいたランダにぶつかったと説明している。
つまり、ワレン・バルギルはミケル・ランダのおかげで、転倒しなくて済んだのだ。
ジュリアン・アラフィリップは、自分のホイールに誰かが接触したのが分かったので後ろを振り向いたのだろう。
風速計で風を確認
More sublime than a Neruda poem: #TDF2019 yellow jersey @alafpolak1 driving the peloton in the crosswinds! pic.twitter.com/g2aHVG09zx
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年7月15日
そこで、ジャストタイミングから攻撃を仕掛けて、横風分断に成功した。
逆に、最初に攻撃を仕掛けたEF Education Firstは、タイミングが早すぎたのだ。
Team Ineosが全開で仕掛けた時に、EF Education Firstは全員遅れてしった。エースのリゴベルト・ウランは1分40秒遅れでゴールという結果になってしまった。
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