2023 ツアー・ルクセンブルク第2ステージ 最速スプリンターは誰だ?

第1ステージでは、難しい登りスプリントをIsrael – Premier Techのコービン・ストロングが制した。

今日もスプリンター対決となりそうなので、ジャージのキープが出来るのか注目だ。

なお、今年で引退するGroupama – FDJのティボー・ピノは、最後のステージレースだったけれど、体調不良でリタイヤしている。

 

第2ステージ  モンドルフ・レ・バン～マメール  183km

 

第2ステージもスプリントで決着となりそう。標高は海抜140mから 380mの間で維持される。

決戦は、マメール周辺のローカルサーキットは3回完走する必要があり、15.5kmの周回。登り坂はほとんどない。マメルのスプリントで決着だ。

 

1. スプリントポイント　Mersch
2. 1級山岳　ボーフォール峠 　3.5km・4.4%
3. 超級山岳　コルマール ベルク山 　3.6km・8.6%
4. 1級山岳　マリーンダレルハフ山  3.3km・8.3%
5. スプリントポイント　マメール

 

スタート前

Israel – Premier Techは、コービン・ストロングのリーダージャージキープのために集団コントロールしてくるはず。

 

 

EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーとリチャル・カラパスは、どのステージで逃げてくるだろうか。

DNSは

• ティボー・ピノ　Groupama – FDJ
• マグナス・コルトニールセン　EF Education-EasyPost
• ボブ・ユンゲルス　BORA – hansgrohe
• アレックス・キルッシュ　Lidl-Trek
• オレリアン・パレパントル　AG2R Citroën Team

 

ニュートラルスタート。

 

スプリントポイント　Mersch

スプリンポイント獲得順位は

1. クイントン・ヘルマンス　Alpecin-Deceuninck　5ポイント・3秒
2. パスカル・エーンクホーン　Lotto-Dstny　3ポイント・2秒
3. アレックス・キルッシュ　Lidl-Trek　2ポイント・1秒
4. セーアン・クラーウアナスン　Alpecin-Deceuninck　1ポイント

 

4人の逃げ

当初は4人が逃げていた。

1.  レナート・レインズ (Bingoal WB)
2.  エリアス・マリス (Team Flanders – Baloise)
3.  パスカル・エーンクホーン　Lotto-Dstny
4.  マッツ・ヴェンゼル(Leopard TOGT Pro Cycling)

 

1級山岳　ボーフォール峠 　3.5km・4.4%

1級山岳ポイント獲得順位は

1. マッツ・ヴェンゼル(Leopard TOGT Pro Cycling)　3ポイント
2. ルカ・ヴァン・ボーベン　Bingoal  WB　2ポイント
3. レナート・レインズ (Bingoal WB)　1ポイント

 

3人の逃げに

4人のメンバーは代わっている。

1. バスティアン・トロンション　AG2R Citroën Team
2. ルカ・ヴァン・ボーベン　Bingoal  WB
3. マッツ・ヴェンゼル　Leopard TOGT Pro Cycling

 

集団は容認している。残り90.8kmでタイム差1分44秒に。

 

超級山岳　コルマール ベルク山 　3.6km・8.6%

超級山岳ポイント獲得順位は

1. マッツ・ヴェンゼル　Leopard TOGT Pro Cycling
2. バスティアン・トロンション　AG2R Citroën Team
3. ルカ・ヴァン・ボーベン　Bingoal  WB

 

集団はBingoal  WB、BORA – hansgroheが引いている。タイム差は2分19秒。

 

集団からベン・ヒーリーが抜け出した。かなり強力なメンバーだ。

1. ベン・ヒーリー　EF Education-EasyPost
2. ユエン・コスティウ　Team Arkéa Samsic
3. アレクシス・ゲラン　 Bingoal  WB

 

しかし、主力の二人が逃げを止めてしまった。登りは、アレクシス・ゲランが速かった。

 

アレクシス・ゲランは、単独で前を追わないといけない。

1. アレクシス・ゲラン　 Bingoal  WB

 

アレクシス・ゲランは2023コッピ・エ・バルタリ第4ステージで100km逃げて勝利している。まあ、おいつくだろう。

 

アレクシス・ゲランは追いついた。これでBingoal  WBは先頭に二人となる。

 

1級山岳　マリーンダレルハフ山  3.3km・8.3%

先頭は20秒差で1級山岳に。

 

先頭では、アレクシス・ゲランが積極的に引く。キャリア3勝をあげている。

 

ここはアレクシス・ゲランが足を見せる。

 

アレクシス・ゲラン先頭で通過。

1. アレクシス・ゲラン　Bingoal  WB　3ポイント
2. ルカ・ヴァン・ボーベン　Bingoal  WB　2ポイント
3. マッツ・ヴェンゼル　Leopard TOGT Pro Cycling　1ポイント

 

山岳賞ジャージのマッツ・ヴェンゼルは、切れてしまった。

 

アレクシス・ゲランが加わってペースが上がり、残り40.3kmで1分1秒差に。

 

BORA – hansgroheは、ヨルディ・メーウスで勝利を狙っており積極的に集団を引く。

 

かなりの雨となってきた。残り27.9kmで18秒差に迫られる。

 

雨のカーブで遅れて、登りでBingoal  WBのルカ・ヴァン・ボーベンが切れてしまった。

 

下りでルカ・ヴァン・ボーベンは戻って再び3人に。雨でカメラの調子が悪い。

 

大雨の中、後ろに集団が見えてくる。

 

スプリントポイントまで逃げれるか。

 

スプリントポイント　マメール

なんとか3人は集団から逃げて通過。

1. アレクシス・ゲラン　Bingoal  WB　5ポイント・3秒
2. バスティアン・トロンションAG2R Citroën Team　3ポイント・2秒
3. ルカ・ヴァン・ボーベン　Bingoal  WB　2ポイント・1秒

 

3人は残り14.7kmで捕まった。

 

残り11.4km。Tudor Pro Cycling Teamが積極的に前で引いている。

 

残り8.4km。路面は濡れているのだけど、猛烈なスピードで下っている。こえ～。

 

ジュリアン・アラフィリップが攻撃。

 

今度は、リチャル・カラパスが攻撃。

 

リチャル・カラパスは先頭交代を促すが誰も出ない。

 

僅かに抜け出した。

 

しかし、リチャル・カラパスは集団に捕まる。

 

残り3.7km。UAE Team Emiratesが先頭に。

 

BORA – hansgroheにTeam Arkéa Samsicも前に出てくる。

 

残り2.2km。Alpecin-Deceuninckも上がってくる。

 

Alpecin-Deceuninckは、セーアン・クラーウアナスンでゴールを狙う。

 

あっと、ここでLotto-Dstnyのヴィクトール・カンペナールツがスパート。

 

ヴィクトール・カンペナールツが先頭を引きまくる。

 

ヴィクトール・カンペナールツは、Team Arkéa Samsicのリードアウトになってしまった。

 

左からAlpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンが伸びてくる。

 

左からAlpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスン、Jumbo-Vismaのティム・ファンダイク、Team Arkéa Samsicのイエンセ・ビエルマンス。

 

イエンセ・ビエルマンスがセーアン・クラーウアナスンを捕らえた!

 

イエンセ・ビエルマンスがゴールライン手前から勝利を確信。

 

大きな万歳ゴールだ!

 

ゴール後にイエンセ・ビエルマンスは、無線でサボートカーに勝ったと叫んでいる。

 

  

イエンセ・ビエルマンスは、2017年にTeam Katusha Alpecinでワールドツアーデビュー。

チームの解散に伴って、2020年からIsrael – Premier Techで走っていた。2023年にIsrael – Premier TechからTeam Arkéa Samsicに移籍。

今シーズンは、クラシカ・コムニタット・バレンシアナ 1969 – グラン・プレミ・ヴァレンシアでアルノー・デリーについで2位になっており、マスカット・クラシックでプロ初勝利をあげていた。

これがプロ2勝目となる。リーダージャージは、2位でボーナスタイム6秒を獲得したAlpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンとなった。

 

リザルト

イエンセ・ビエルマンスのコメント

もちろん、とてもうれしい。今シーズン2勝目であり、キャリアでも2勝目だ。今のところ、いいシーズンだ。

タフなレースだった。雨とコースのせいだ。レース中盤に区切りがあったことは僕にとって良かった。

最後の集団スプリントは慌ただしかった。スタート前から、僕にとって良いフィニッシュだとわかっていた。最終的には完璧なタイミングでゴールできた。この勝利にとても満足している。

 

2位のセーアン・クラーウアナスンのコメント

明らかにがっかりしている。ゴールラインを見て、勝てると思った。結局、ステージは50m長すぎた。でもレースでイエロージャージを着るのはいつだって特別なこと。それは嬉しい。

でも、僕の最初の目的はステージ優勝で、それはできなかった。今はイエロージャージを守りたい。明日はタフになるだろうし、賢くならなければならない。

 

3位のティム・ファンダイクのコメント

私はまだもう少し強くならなければなりません。しかし、今日もチームが与えてくれたチャンスに満足している。

テッシュ・ベノートは、最後のラウンドアバウトの後に物事を進めた。それまでは大雨で大変だった。セーアン・クラーウアナスンのハンドルを掴んで彼を乗り越えようとした。残念ながら、私の脚には本当の加速力がなかった。

明日は重要なポイントでテッシュ・ベノートを可能な限り最高の位置に置くために全力を尽くすつもりだ。今週の残りの目標は、できるだけ彼に近いところでフィニッシュすることだ。

 

第2ステージリザルト

総合

お子さんがとても可愛い。

ポイント賞

山岳賞

新人賞