これは、今まで見た中で最も奇妙なドロップ・ハンドルバーだろうか?
2023UCI世界選手権がグラスゴーで開催されている今、Speecoはエアロダイナミクスのためだけにフードを組み込んだ新しいTR-Eハンドルバーを発表した。
TR-Eハンドルバー
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Speecoは、3年前にSpeeco Aero Breakaway Bar(ABB)を世に送り出したオランダのブランドだ。
ABBは、前腕を水平にサポートするように設計され、ロードバイクでタイムトライアル用の腕のポジションをとることができる。
だが、このハンドルはUCIによってロードレースでの使用は禁止された。
Speecoによれば、新しいTR-EハンドルバーはABBの設計から生まれたものだという。
ABBを発表した後、UCI公認のトラックバージョンを求める声が上がった。その過程で、超ロング翼型でも同様のサポートが得られることがわかった。
交換可能なグリップを備えたABBのプロトタイプは、可能な限り多くのグリップを試すことを可能にした。
もちろん、トラックバイクにはブレーキもギアもないため、ハンドルバーに操作系は取り付けられていない。
しかしSpeecoは、トップ部分に長いリーチと非常に深いプロファイルを取り入れながら、フードを追加。このアイデアは、手でフードを握り、後ろの広いエリアで手首と前腕を支えることができるというものだ。
内側に傾いており、前方面積を最小限に抑えている。フード上面間の距離(中心から中心まで)はわずか250mm。
ドロップ形状もかわっている。先端のポッチみたいなのは何の意味があるのだろうか。
丸型ではなく、100mmというコンパクトなドロップ。Speecoによれば、TR-Eバーは超剛性で、「バーを完璧にするためのパッド材とグリップテープ」が付属している。
TR-Eハンドルバー spec
UCI公認ハンドルとなったので、世界選手権オランダチームのマリット・ライメイカーズが使用する。
材質: AlSi10Mg
重量: 380g
ドロップ CC: 330mm
トップ CC: 270mm
「フード」 CC: 250mm
仕上げ: セラコート グレイシャー ブラック (他の色もカスタム可能)
価格 : 1,100ユーロ(約17万円)
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