ロードレースには、Sticky bottle(スティッキーボトル)という言葉がある。直訳すると粘着ボトル。
「スティッキーボトル」という言葉は、チームカーからボトルを渡されたときに、必要以上に長く持ちこたえることによって得られるライダーのアドバンテージを表すために作られた言葉だ。
このジロでも何人かが罰金を支払っているが、第18ステージ優勝のフィリッポ・ザナのスティッキーボトルは批判の的となっている。
2度のスティッキーボトル
I love the aspect of a national champion winning on his home roads, whether it’s ahead of Thibaut or not.
But at some point, you may wonder if the team car should get the win too, after all it helped Zana massively, especially the second time round… @UCI_cycling#Giro pic.twitter.com/NWLbh1IoqZ
— Guillaume (@GuillaumeWatt) May 25, 2023
上記動画の1回目のスティッキーボトルでは、5秒くらい押して貰っている。
2回目には、あきらかにサポートカーの力を利用している。後ろを走るAstana Qazaqstan Teamのワジム・プロンスキーは大きく引き離された。
これは流石に酷い。
過去記事でも紹介しているけど、レースを左右するほどとなると問題だ。
今回のフィリッポ・ザナの行為は、やはり200スイスフランの罰金となった。これだけで、レースが決まった訳ではないけれど、優勝したとなると批判されてしまうのは仕方ない。
逃げている選手はカメラで良く映る。もう少し注意しないといけない。
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