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2023 ロンド・ファン・フラーンデレン クラシックの王様を制したのはマチューか、ワウトか、ポガチャルか?

海外情報
Photo credit: peterhorensky on VisualHunt.com
この記事は約28分で読めます。

今年で107回目の開催となるロンド・ファン・フラーンデレン。Ronde van Vlaanderen – Tour des Flandres(1.UWT)

別名ツール・ド・フランドル。クラシックの王様とも呼ばれ、ミラノ~サンレモに続く今年2番目のモニュメントのレースとなる。

 

過去の優勝者は

  • 2022    マチュー・ファンデルプール
  • 2021 カスパー・アスグリーン
  • 2020 マチュー・ファンデルプール
  • 2019 アルベルト・ベッティオル
  • 2018 ニキ・テルプストラ
  • 2017 フィリップ・ジルベール
  • 2016 ピーター・サガン
  • 2015 アレクサンダー・クリストフ
  • 2014 ファビアン・カンチェラーラ
  • 2013 ファビアン・カンチェラーラ
  • 2012 トム・ボーネン

2年連続勝利したのは、ファビアン・カンチェラーラしかいない。今年はマチュー・ファンデルプールが連続勝利、3回目のモニュメント制覇の歴史に挑戦する。

 

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ブルージュ~オーデナールデ 273.4km

コースマップ photo rondevanvlaanderen

 

フランダースのスタート地点は、今年アントワープではない。アントワープで 6 回開催された後、組織は西フランダースでの開始を選択。

ライダーはブルージュから 273.4kmの旅に出発する。ブルージュのニュートラルスタートの後、正式なスタートはベールネムとなる。

コースプロフィールの通り、今年は後半に勝負所が集中している。どうみても、オウデクワレモントの3回の登坂で差がつくのは間違いない。

特に、最後のオウデクワレモント、パーテンベルグの連続登坂で勝負となる。最後のゴールまでの平坦区間で誰が残っているのか注目だ。

 

コースプロフィール photo rondevanvlaanderen

 

  1. コルテアスト (500m・4.3%)
  2. オウデクワレモント (1回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
  3. Kortekeer (1.000m・6.2%)
  4. Eikenberg (1.500m・4.4%)
  5. Wolvenberg (645m・7.9%)
  6. Molenberg (463m・7%)
  7. Marlboroughstraat (2,000m・3%)
  8. Berendries (940m・7%)
  9. Valkenberg (540m・8.1%)
  10. Berg Ten Houte (1.100m・6%)
  11. Kanarieberg (1.000m・7.7%)
  12. オウデクワレモント (2回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
  13. パーテルベルグ (360m・12.9%)
  14. コッペンベルグ (600m・11.6%)
  15. Steenbeekdries (700m・5.3%)
  16. ターインベルグ(530m・6.6%)
  17. クルイシュベルグ (2.500m・5%)
  18. オウデクワレモント(3回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
  19. パーテルベルグ(360m・12.9%)

 

石畳のセクション

  1. Huisepontweg (600 m)
  2. Holleweg (1.500 m)
  3. Kerkgate (2.500 m)
  4. Jagerij (800 m)
  5. Mariaborrestraat (2.400 m)
  6. Stationsberg (600 m)

 

各チーム注目のライダーは

  •  Alpecin-Deceuninck マチュー・ファンデルプール、セーアン・クラーウアナスン、ジャンニ・フェルメルシュ
  •  Jumbo-Visma ワウト・ファンアールト、ティシュ・ベノート、クリストフ・ラポルト、ネーサンファン・フーイドンク
  •  UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル、ティム・ウェレンス、マッテオ・トレンティン
  •  AG2R Citroën Team ブノワ・コヌフロワ、スタン・デウルフ、グレッグ・ファンアーヴェルマート
  •  Lotto Dstny カレブ・ユアン、フロリアン・フェルメルシュ
  •  Trek – Segafredo ジャスバー・ストゥイヴェン、マッズ・ピーダスン
  •  INEOS Grenadiers トム・ピドコック、ヨナタン・ナルバエス、マグナス・シェフィールド、コナー・スウィフト、ベン・ターナー
  •  Soudal – Quick Step ジュリアン・アラフィリップ、カスパー・アスグリーン、イヴ・ランパールト、ティム・メルリエ
  •  Team Jayco AlUla マイケル・マシューズ、ゼネク・スティバル
  •  EF Education-EasyPost ニールソン・ポーレス、ヨナス・ルッチ、ミッケルフレーリク・ホノレ
  •  Bahrain – Victorious マテイ・モホリッチ、フレッド・ライト
  •  Intermarché – Circus – Wanty ビニヤム・ギルマイ、タコ・ファンデルホールン
  •  Team DSM ジョン・デゲンコルプ
  •  BORA – hansgrohe ニルス・ポリッツ、ヨルディ・メーウス
  •  Astana Qazaqstan Team エフゲニー・フェドロフ
  •  Cofidis アクセル・ジングル
  •  Israel – Premier Tech ディラン・トゥーンス、セップファン・マルク
  •  Team Arkéa Samsic ユーゴ・オフステテール
  •  Groupama – FDJ シュテファン・キュング、ヴァランタン・マデュアス
  •  Movistar Team イバン・ガルシア、マッテオ・ヨルゲルソン
  •  TotalEnergies ピーター・サガン、アントニー・テュルジス
  •  Uno-X Pro Cycling Team アレクサンダー・クリストフ

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

マチュー・ファンデルプールのコメント

今日は、即興で演奏しますか、それとも計画がありますか?

そうじゃない。今日作る計画は本当にない。いつもレースで自分の瞬間を選ぶようにしている。自分はすでにポケットに何かを持っていて、もっとギャンブルをすることができるが、もちろん勝ちたい。

 

タデイ・ポガチャルのコメント

クワレモントの最初の通過はすでに重要となる。それ以降は、110%集中する必要がある。そして、今日、コッペンベルグを歩く必要はないと思う。またはそう願っている。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

リラックスして、ここで起こっていることを楽しんでいる。本当にこれらのレースに勝ちたいと思っており、チームの自信は素晴らしい。

チームは再びレースを支配することができるでしょうか?

マチューとタデイは上り坂で強いが、幅の広い強力なチームでこれに対抗できる。

 

ニュートラルスタート

さあ、スタート。

 

Soudal – Quick Stepのジュリアン・アラフィリップは、調子は上がってきているだろうか。現在の3強に対抗できるのか注目だ。

 

INEOS Grenadiersの先頭にはコナー・スウィフトが出ている。逃げるのかな。

 

オフィシャルスタートとなったけれど、静かな立ち上がり。

 

コナー・スウィフトが軽く前に。

 

TotalEnergiesのベテラン、エドヴァルド・ボアッソンハーゲンが少しリード。

 

ワウト・ファンアールトは最後尾。前を走るのはTrek-Segafredoのジャスバー・ストゥイヴェン。

 

Uno-X Pro Cycling Teamのラスムス・ティレル が少し前に出来るがすぐに捕まる。

 

すでに10km以上走っているけど、未だに逃げが決まらない。

 

誰がいけば、許して貰えるのかな。アベレージは46km/hを越えているのだけど、決まらない。最速のタイムスケジュールよりも3分早いペース。

 

残り243km。マチュー・ファンデルプールは最後尾で待機。

 

サガンも最後のロンドとなる。

 

Bahrain Victoriousが3人前に固まっている。先頭はセルビア王者のドゥシャン・ラヨヴィッチ。

 

マチュー・ファンデルプールは、割れてしまった集団の後方に取り残されている。すでに30秒離れた。これはAlpecin-Deceuninckは無駄足を使わないといけない。前で逃げが決まれば問題ないけど。

 

後続のタイム差が広がるばかり。すでに41秒。これはまずいのでは。Alpecin-Deceuninckはセーアン・クラーウアナスン、シルヴァン・ディリエ、クサンドロ・ムーリッセが残っているが。

Team Jayco AlUlaのマイケル・マシューズ、ゼネク・スティバル、サガンも後ろにいる。

 

先頭では、Soudal – Quick Stepのティム・デクレルも逃げようと試みている。

 

二人が少し前にでたけど、集団は容認しない。

  1. ギヨーム・ファンケイルスブルク Bingoal  WB
  2. ジャスパー・デブイスト Lotto-Dstny

 

マチュー・ファンデルプールの集団が12秒差まで近づく。追いついたけど、無駄足をチームは使ってしまった。

 

集団後方で落車が。

  •  ダニー・ファンポッペル (BORA – hansgrohe)
  •  ディミトリ・ペイスケンス (Bingoal WB)
  • オスカル・ラスカノ Movistar Team
  • マッズ・ピーダスン Trek-Segafredo

ダニー・ファンポッペルは、病院に。

 

何度もアタックしているBingoal  WBのギヨーム・ファンケイルスブルクが単独で少しリード。しかし、これも決まらず。

 

今度は決まるかな~。

 

先ほどの落車の影響で、タデイ・ポガチャルが後方の集団に取り残された。

 

チームメイトを使って集団復帰中。30秒開いている。

 

Movistar Teamのヨハン・ヤコブスが少しリード。果たして~。

 

タデイ・ポガチャルのグループが合体。これでUAE Team Emiratesも少し足を使ってしまう。

 

ヨハン・ヤコブスは単独で走っているけど、追走が集団を連れてくると振り出しとなる。

 

あ~、結局捕まる。すでに80kmほど高速の展開。av49.4km/h。追い風と横風でペースは凄いことになっている。

 

INEOS Grenadiersのトム・ピドコックはルーク・ロウにウインドブレーカーを渡している。エースは違うな。

 

Astana Qazaqstan Teamのエフゲニー・フェドロフがリード。2022年のU23世界王者だ。

 

Intermarché – Circus – Wantyのタコ・ファンデルホールンが右側で落車だ。倒れ込んでいる。

 

エフゲニー・フェドロフも捕まる。もう少し走ると最初の石畳が出てくる。このペースで走り続けるとゴールは凄く速いのだけど。

 

またも、ギヨーム・ファンケイルスブルクが頑張るけど決まるだろうか?

 

3人がハードに走るけど、後ろも諦めていない。

 

4人がスモールギャップ。

 

これで決まるのかな。まだ、後ろからライダーが追っている。

 

あ~、集団が緩んだかな。12秒開いた。

 

決まったかな。19秒開いた。

  1. ジャスパー・デブイスト Lotto-Dstny
  2. ダン・フール Trek-Segafredo
  3. エルマー・ラインダース Team Jayco AlUla
  4. フィリッポ・コンカ Q36.5 Pro Cycling Team
  5. ギヨーム・ファンケイルスブルク Bingoal  WB

 

Wannegemdorp 石畳

タイム差16秒。逃げが決まるのが遅すぎた。逃げれる距離とテレビに映る時間が通常より少ない。

 

コルテアスト (500m・4.3%)

先頭は1分12秒までタイム差を広げた。後方からヨナス・ルッチとティム・メルリエが追走している。

 

ティム・メルリエとヨナス・ルッチが追いついて、先頭は7人に。

 

集団はようやくのんびりモードに。

 

先頭集団にIsrael – Premier Techのユーゴ・ウルが追いついた。これで8人に。

  1. ジャスパー・デブイスト Lotto-Dstny
  2. ダン・フール Trek-Segafredo
  3. ティム・メルリエ Soudal – Quick Step
  4. エルマー・ラインダース Team Jayco AlUla
  5. ヨナス・ルッチ EF Education-EasyPost
  6. ユーゴ・ウル Israel – Premier Tech
  7. フィリッポ・コンカ Q36.5 Pro Cycling Team
  8. ギヨーム・ファンケイルスブルク Bingoal  WB

 

あっと、Jumbo-Vismaのトッシュ・ファンデルサンドが落車。

 

タデイ・ポガチャルは、集団先頭付近でBahrain Victoriousのドゥシャン・ラヨヴィッチと談笑。

 

集団はJumbo-Vismaのエドアルド・アッフィニが引いている。後ろにはUAE Team Emiratesのメンバーが続く。

 

Bahrain Victoriousのライダーが、歩道から戻ろうとした時に、芝生の中の水たまりで滑った。

 

そのまま、集団に激突!

 

そのまま大落車に。

 

ワウト・ファンアールトも落車している。

 

これはいけない。30人が巻き込まれる。

 

ジュリアン・アラフィリップ、サガンも落車。サガンは結局リタイヤに。

 

一番の被害はUAE Team Emiratesのティム・ウェレンスだ。その場でリタイヤ。

 

オウデクワレモント (1回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%

先頭は、1回目のオウデクワレモントに。

 

1回目のオウデクワレモントだが、これを後2回越えないといけない。

 

集団もゆっくりと登っている。

 

Kortekeer (1.000m・6.2%)

タイム差は5分8秒となっている。どこまで先頭集団はいけるか。

 

マチュー・ファンデルプールは、また集団の最後尾に。こんな位置にいて大丈夫なのかな。

 

6分30秒まで開いた所で、Team DSMが一気にペースアップ。

 

集団からアタックも。

 

Eikenberg (1.500m・4.4%)

タイム差6分で次の石畳の登りに。

 

集団は3分割されている。落車とTeam DSMのスパートの為だ。

 

後続の集団は戻ってきたが、またもAlpecin-Deceuninckは足を使っている。

 

カーブで、Soudal – Quick Stepのダヴィデ・バッレリーニが落車。

 

タイム差は5分20秒に。

 

ダヴィデ・バッレリーニは落車から集団復帰中。

 

石畳でINEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドなど4人が落車。

  • マグナス・シェフィールド INEOS Grenadiers
  • ドリース・ファンゲステル TotalEnergies

 

Lotto-Dstnyのライダーがバイク交換。

 

登りでTrek-Segafredoのマッズ・ピーダスンが攻撃。

 

4人が抜け出したが、後ろも追いつきそうだ。

 

マッズ・ピーダスンの追走に集団から追いつく。

 

集団を17秒突き放した。タデイ・ポガチャルも入っている。

 

マッテオ・トレンティンが追走から飛び出した。

 

マッテオ・トレンティンは、すぐに捕まる。

 

Jagerij (800 m) 石畳

追走は集団に捕まった。タデイ・ポガチャルを、ここから行かせてはいけない。

 

集団はUAE Team Emiratesが引く。すでにティム・ウェレンスはリタイヤ。

 

ようやく先頭付近に、マチュー・ファンデルプール、トム・ピドコックも上がってくる。

 

Molenberg (463m・7%)

先頭はモーレンベルグに。タイム差は2分54秒と縮まってきた。

 

集団先頭にフロリアン・セネシャルが上がってくる。ジュリアン・アラフィリップは後ろにいる。

 

追走集団では、カスパー・アスグリーンとマッテオ・トレンティンが先頭に。

 

マッテオ・トレンティン、シュテファン・キュング、ニールソン・ポーレス、カスパー・アスグリーンと続く。

 

追走集団が出来上がってきた。

 

追走は7人。まだ5秒しか離れていない。

 

INEOS Grenadiersからはヨナタン・ナルバエス。Lotto-Dstnyからはフロリアン・フェルメルシュ。Jumbo-Vismaはネーサンファン・フーイドンク。

 

Alpecin-Deceuninckのシルヴァン・ディリエは、後方のグループ。

 

集団は15秒離された。

 

Marlboroughstraat (2,000m・3%)

2kmの登りに先頭は入った。

 

Berendries (940m・7%)

追走は先頭まで1分30秒に。

 

集団からブノワ・コヌフロワとマッテオ・ヨルゲルソンがアタック。

 

残り92km。先頭は1分11秒まで迫られる。

 

トム・ピドコックは集団の最後尾に下がっている。

 

追走には、ブノワ・コヌフロワ、マッテオ・ヨルゲルソンも追いついて11人に。

 

落車から集団復帰したSoudal – Quick Stepのダヴィテ・バッレリーニはケガの治療。

 

追走は36秒まで迫る。Bahrain Victoriousはフレッド・ライトが乗っている。

 

Jumbo-Vismaは、ワウト・ファンアールトが最後尾に。膝からは流血している。これは影響ありそうだ。

 

Jumbo-Vismaは、テッシュ・ベノート、クリストフ・ラポルトが先頭に上がってくる。

 

次の登りに向けて位置取りが始まっている。

 

マチュー・ファンデルプールは、集団先頭に。

 

追走から先頭が見えてきた。

 

マチュー・ファンデルプール、ジュリアン・アラフィリップは先頭付近に。発射準備だ。

 

Berg Ten Houte (1.100m・6%)

追走が見えている状態で登りに。ここで追いつかれるか。

 

追走が追いついた。

 

集団からBORA-hansgroheのニルス・ポリッツが単独でアタック。

 

集団は見ている感じか。

 

先頭は19人と大きな集団に。

 

Kanarieberg (1.000m・7.7%)

先頭には良いライダーが多数おり、逃げ切りの可能性も高い。後ろは行動を起こさないといけない。

 

集団で高速落車が。Intermarché – Circus – Wantyのビニヤム・ギルマイが落車。

 

マテイ・モホリッチも落車してしまった。

  • マテイ・モホリッチ Bahrain Victorious
  • ビニヤム・ギルマイ Intermarché – Circus – Wanty
  • ギョーム・ボワヴァン Israel – Premier Tech
  • アレクサンダー・クリストフ Uno-X Pro Cycling Team

 

先頭から、Lotto-Dstnyのジャスパー・デブイストが脱落。

 

ニルス・ポリッツは、単独で追走し続けている。

 

ニルス・ポリッツにCofidisのアクセル・ジングルが追いついた。

 

先頭のマッズ・ピーダスンは逃げ切りたいはず。チームメイトのダン・フールが引く。

 

メイン集団とは3分11秒も開いた。これはどうしたことか。

 

メイン集団はUAE Team Emiratesが引いている。次のオウデクワレモントで動きがあるのか。

 

ティム・メルリエは、チームメイトのカスパー・アスグリーンのために引く。

 

逃げていたジャスパー・デブイストは集団に吸収。

 

オウデクワレモント前でJumbo-Vismaが先頭に。マチューも後ろで待機だ。

 

オウデクワレモント (2回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%

先頭は2回目のオウデクワレモントに突入。

 

先頭集団のダン・フールが落車。これはマッズ・ピーダスンはアシストがいなくなって痛い。

 

マッテオ・トレンティンがペースを上げる。

 

集団からUAE Team Emiratesが攻撃開始。

 

タデイ・ポガチャルが発射だ!

 

ワウト・ファンアールトとマチュー・ファンデルプールが遅れる。少し後方に位置していたのもいけない。

 

タデイ・ポガチャルが爆発だ。

 

すぐにニルス・ポリッツとアクセル・ジングルを追い抜く。

 

後ろは、見えない。

 

ピドコック、ワウト、マチューが追う。

 

タデイ・ポガチャルは単独に。

 

クリストフ・ラポルトがワウト・ファンアールトを引く。

 

タデイ・ポガチャルのシナリオ通りとなるか。

 

数秒遅れで、クリストフ・ラポルト、ワウト・ファンアールト、マチュー・ファンデルプールが越えていく。

 

タデイ・ポガチャルは、先に先頭集団に追いつかないといけない。

 

後ろに見えているがどうする。

 

タデイ・ポガチャルが単独で頂上に。14秒引き離した。ただ、一人で先頭まで追いつくのは効率が悪い。

 

タデイ・ポガチャルは、後方をしきりに見ている。これは待つのか。

 

追走からクリストフ・ラポルトがアタック。

 

すぐに、タデイ・ポガチャルに追いつく。後方はどうするのか。

 

ここは、ワウト・ファンアールトは引かない。トム・ピドコックと二人で追わないといけない。

 

タデイ・ポガチャルは、後方を確認。待つか、行くか。後方はピドコックが爆走して二人を捕まえた。

 

コッペンベルグ (600m・11.6%)

先頭は12人でコッペンベルグに突入。

 

マッテオ・トレンティンが先頭で上がってくる。タデイ・ポガチャルを待つ指示はないのかな。

 

先頭はカスパー・アスグリーンに。

 

タデイ・ポガチャルがアタックだ。

 

タデイ・ポガチャルの引きに、マチューとワウトが続く。

 

ピドコックは離れた。ついていけない。従えなければ終わりだ。

 

3人で頂上をクリアー。

 

こうなると、先頭はビック3から逃げないといけない。追いつかれたら振り出しだ。

 

残り42km。3人は、1分5秒のタイム差を縮めないといけない。ここは3人で協力だ。

先頭には、タデイ・ポガチャルにはマッテオ・トレンティン。ワウト・ファンアールトには、ネイサン・ファンフーイドンクが待っている。

 

先頭は追いつかれる前に、誰か逃げないといけないだろう。

 

Mariaborrestraat (2.400m)

先頭は長い石畳に。

 

Steenbeekdries (700m・5.3%)

シュテファン・キュングは絞りにかかる。

 

3人は、先頭から落ちたヨナス・ルッチに追いついた。

 

残り39kmで40秒差に。

 

ターインベルグ(530m・6.6%)

先頭はターインベルグに。

 

マチューが急に遅れる。

 

マチューはギアシフトがおかしい。

 

なんとかギアを入れて二人を追う。

 

先頭はカスパー・アスグリーンの引きで絞られていく。INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスとAG2R Citroën Teamのブノワ・コヌフロワは遅れた。

 

残り36kmで43秒差。少しずつ近づいているが足もなくなる。

 

先頭は9人に絞られてきた。

 

先頭からドロップしたブノワ・コヌフロワがビック3に吸収される。

 

INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスも吸収だ。

 

先頭9人のメンバーは

  1. ネイサン・ファンフーイドンク Jumbo-Visma
  2. マッテオ・トレンティン UAE Team Emirates
  3. フロリアン・フェルメルシュ Lotto-Dstny
  4. マッズ・ピーダスン Trek-Segafredo
  5. カスパー・アスグリーン Soudal – Quick Step
  6. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost
  7. フレッド・ライト Bahrain Victorious
  8. シュテファン・キュング Groupama – FDJ
  9. マッテオ・ヨルゲルソン Movistar Team

 

先頭からマッズ・ピーダスンがアタック!

 

これには誰も反応しない。

 

クルイシュベルグ (2.500m・5%)

マッズ・ピーダスンは、15秒引き離した。勝負だ。

 

後方では、マチューがアタック!

 

タデイ・ポガチャルが追う。

 

ワウト・ファンアールトは遅れた。これはピンチだ。

 

これはタデイ・ポガチャルとマチューが二人で前を追う展開だ。

 

5秒差を一人で埋めるのは難しい。前から、ネーサンファン・フーイドンクが降りてくるべきか。

 

二人はフロリアン・フェルメルシュを吸収。

 

マッズ・ピーダスンは9秒差をつけて独走。

 

ワウトは9秒離された。これは万事休すか。落車の影響もあるだろう。

 

マッズ・ピーダスンは、オウデクワレモントまで4.9km。二人から差をつけて登り始めたい。

 

前が見えてきた。追いついた。

 

やはり、ワウト・ファンアールトのために、ネーサンファン・フーイドンクが先頭から降りて待っている。

 

マッズ・ピーダスンは33秒引き離している。

 

ワウト・ファンアールトがネイサン・ファンフーイドンクと合体。再び先頭を目指す。

 

マッズ・ピーダスンはビックチャンスを生かせるか。

 

追走はマッテオ・トレンティンが引いている。

 

オウデクワレモント(3回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%

ここでタデイ・ポガチャルがアタック!

 

マチューが離される。

 

差が広がる。

 

マッズ・ピーダスンの後ろにタデイ・ポガチャルが見えた。

 

タデイ・ポガチャルは、マチューを引き離して前に。

 

タデイ・ポガチャルは、マッズ・ピーダスンも抜いた。もう、かなりマチューの姿が小さく見える。

 

タデイ・ポガチャルが飛んで行く!

 

タデイ・ポガチャルがオウデクワレモントを越えた。

 

マチューは追いついくか。

 

後続は、シュテファン・キュング、フレッド・ライト、カスパー・アスグリーンと続く。

 

マチューは15秒差でタディを追う。

 

パーテルベルグ(360m・12.9%)

最後の登りだ。

 

マチューは見えている。

 

13秒差で粘るマチュー。

 

後続は合体だ。

 

マチューの後ろはマッズ・ピーダスン。

 

マッズ・ピーダスンは3番手で粘る。

 

残り12km。14秒差に。

 

タデイ・ポガチャル速い!  17秒差と開いた。

 

マチューは18秒差と開かれた。これは連覇は厳しい。

 

ワウト・ファンアールトは3位グループに。表彰台は確保したところだ。

 

マチュー・ファンデルプールの足が止まったか。残り7kmで26秒差に。これは後続に追いつかれないようにしないといけない。

 

タデイ・ポガチャルは、勝利への凱旋となったようだ。自らが描いたシナリオ通りの展開となっている。

 

ここは向かい風なのだけど、24歳のタデイ・ポガチャルには関係ないようだ。

 

スプリントで表彰台を獲得するのはマッズ・ピーダスンか、ワウト・ファンアールトか。

 

残り1.9km。タデイ・ポガチャルは、後ろを振り向いた。自分が厳しい時には後ろを見る。かなり限界も近い。

 

さあ、タデイ・ポガチャルがゴールに帰ってきた。マチューは後ろに見えている。

 

タデイ・ポガチャルは、信じられないと言った感じで頭をかかえる。

 

タデイ・ポガチャルは見事な勝利!

完璧なシナリオ通りのレース展開で見事にモニュメントを制覇した。

 

マチュー・ファンデルプールはゴール前は蛇行するほど。序盤で2回も追走してアシストをうしなった。それでも、タディとの差はオウデクワレモントの登りだけ。ミラノ~サンレモに続いてのモニュメント制覇はならず。3回目の勝利もお預けとなった。

 

3位のスプリントは早掛けしたマッズ・ピーダスンが見事に獲得。モニュメントの表彰台確保だ。

 

タデイ・ポガチャルは、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、イル・ロンバルディアに続いて、ロンド・ファン・フラーンデレンも制した。これで5つの内の3つを制覇。

ツール・ド・フランスとロンド・ファン・フラーンデレンを制したのはエディ・メルクスとルイソン・ボベだけだが、3人目となる歴史的快挙も達成してしまった。

残るはミラノ~サンレモとパリ~ルーベのみ。果たして完全制覇となるのはいつだろうか?

 

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リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

最高だった。一生忘れられない1日になった。勝つためには、クワレモントで独走しなければならないと思っていた。それからは、すべてを出し切った。

本当にすべてを捧げなければならなかった。パーテンベルグでは、ほとんど割れてしまった。本当に大変だったんだ。

フランドルでの勝利により、ルイソン・ボベやエディ・メルクスといった、ツールとロンドの両方を制した選手と肩を並べることになりました。それは何を意味する?

今、引退すれば、自分のキャリアに大きな誇りを持つことができる。でも、全部勝てるように頑張るつもりだ。サンレモが一番難しいと思う。何度か惜しいところまで行ったが、そこでも運が必要だ。

そしてルーベについては… 。あと数キロ体重を増やさなければならない。努力はするつもりだが、とても難しいだろう。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 800 6:12:07
2
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Deceuninck 640 0:16
3
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo 520 1:12
4
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 440 ,,
5
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 360 ,,
6
 KÜNG Stefan
Groupama – FDJ 280 ,,
7
 ASGREEN Kasper
Soudal – Quick Step 240 ,,
8
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious 200 ,,
9
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 160 1:19
10
 TRENTIN Matteo
UAE Team Emirates 135 2:49
11
 VAN HOOYDONCK Nathan
Jumbo-Visma 110 3:12
12
 VERMEERSCH Florian
Lotto Dstny 95 3:31
13
 BENOOT Tiesj
Jumbo-Visma 85 5:12
14
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 65 5:16
15
 BJERG Mikkel
UAE Team Emirates 55 ,,
16
 COSNEFROY Benoît
AG2R Citroën Team 50 ,,
17
 TURGIS Anthony
TotalEnergies 50 6:04
18
 KRISTOFF Alexander
Uno-X Pro Cycling Team 50 6:09
19
 DEGENKOLB John
Team DSM 50 ,,
20
 POLITT Nils
BORA – hansgrohe 50 ,,
21
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team 30 ,,
22
 VAN GESTEL Dries
TotalEnergies 30 ,,
23
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech 30 ,,
24
 VANMARCKE Sep
Israel – Premier Tech 30 ,,
25
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 30 ,,
26
 STUYVEN Jasper
Trek – Segafredo 30 ,,
27
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic 30 ,,
28
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 30 ,,
29
 RUTSCH Jonas 
EF Education-EasyPost 30 ,,
30
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin-Deceuninck 30 ,,
こちらはハイライト動画

 

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