まさかの事態だ。
2023 X²Oバドカマートロフェー第5戦コクサイデで、マチュー・ファンデルプールは1周目からリードを奪う展開。
だが、異変が現れたのは4周目。ワウト・ファンアールトが砂の登りのランニングでマチューを引き離す。その後、下りでワウトは爆発。マチューは完全に失速してしまう。
最終的にマチュー・ファンデルプールは、1分38秒遅れてゴールすることになってしまった。
背中の痛みの再発なのか?
マチューは、サンドクロスが得意で好きなコースだ。みんなが乗れない登りでただ一人、乗ったままクリアーする場面も2回あった。
相当、序盤から調子が良いと思われたのだけど。ただ、雨のために砂はますます重く、負荷が増えたのは間違いない。
6周目には背中をストレッチするマチュー・ファンデルプールの姿が見られた。間違いなく背中に痛みがあり、走りに影響している。
足が前に出ない
マチューはインタビューで
突然また背中の痛みがひどくなったので、とても残念だ。しかし、それについてできることは何もない。
しかし、それはどうしようもないことだ。走りだして、すぐに実感した。楽しみにしていたクロスの1つだった。最初は、脚の調子もかなり良かったよ。
でも、ある時点から片足をもう一方の足の前に出すことはほとんどできなかった。
昨冬は腰の不調で1.5レースしか乗れませんでしたが、エクササイズを重ねたおかげで、症状はコントロールできていたのでは?
今シーズンのシクロクロスでも、かなりうまくいっていた。なぜ今日になって再燃したのか、よくわからない。過去5回のクロスでは互角に渡り合ってきたし、今日もラインを続ければそうなっていたはずだ。
僕らは互角だし、今日はそうあるべきだったので、諦めきれなかった。
ちょっと心配だけど、きっと大丈夫。明日はしっかり体をほぐして、日曜日(ゾンホーフェンワールドカップ)にはまたベストを尽くす。
足が前に出ないほどだから、相当な痛みがあったはず。日曜日までの休養の時間はほとんどない。これが昨年の再燃とならなければ良いのだけど。
今シーズン、シクロクロスで背中や腰の痛みを訴える選手は多い。エリ・イーゼルビット、ティボー・ネイスなど。
例えば、20歳のティボー・ネイスのエクササイズは以下のような感じ。
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どうみても、背中が痛いようには見えないほど。ティボー・ネイスは、シクロクロスの帝王スヴェン・ナイスの息子だ。
若い選手でも補強練習をしないとシクロクロスの負荷に耐えられないということなのか。マチューの場合、砂の負荷で一時的に背中に痛みが出たと思いたい。
1月にはチームキャンプもあるので、日曜日はスキップしても良いと思うけど。
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