ロード、シクロクロス、MTBの3種目で世界王者を目指すINEOS Grenadiersのマルチタレント、トム・ピドコックがヨーロッパ選手権MTBカントリーレースに出場。
来週行われる世界選手権に向けての腕試しといったところか。
ヨーロッパ選手権MTBカントリー
アップを行う東京オリンピック金メダルのトム・ピドコック。
トム・ピドコックは金メダリストなのだけど、並びはかなり後ろ。ランキング上位には入っていないということだ。まあ、MTBはスポット参戦だし。
トム・ピドコックは、最初のコーナーで落車に巻き込まれて少し遅れてしまう。
2周目
1周目を22位で通過したトム・ピドコックの姿がようやくカメラに写った。先頭集団とはまだ、かなり離れている。
どこで第2集団から抜け出すのか。
登りで14番手まで上がってきた。やはり、一列棒状なので抜くのは上り坂となるのかな。先頭集団の背中を捕らえた。
第2集団の先頭に立ち14番手で走行。
スタートから20分で13番手に。先頭集団は5人となっている。もう少しだ。
3周目
7秒差の13位で3周目に。
登りで先頭集団の後ろについた。
ピドコックは下の道を選んで7位に浮上。
先頭集団は入ったピドコックは少し休んでいる。
こんな岩だらけの所を作るなんて。
7番手に上がった。
4周目
トム・ピドコックが勝負をかけた!
ここで一気に2位に上がる。
先頭は目の前だ。
トップに立った時には、独走開始だろう。
後は、どこで仕掛けるかだけだ。
トム・ピドコックがついに先頭に立った。
ピドコックのアタックはどこである?
登りでペースを上げて藻掻く!
登りでペースを上げる!
二人で抜け出した。後方がちぎれていく。
5周目
先頭は3人に絞られた。4位以下に11秒のタイム差をつけた。
二人がついていけない。少しずつ差が開いていく。
後方の二人が見えなくなってしまった。なんというパワー。
6周目
後続に24秒もタイム差をつけてしまった。もう決まりだろう。
8周回
TTポジションでゴールラインを通過。自由に走っている感じだ。
最後は何度も振り返りながら、余裕のゴールを決めた。スタートから40人以上を抜いて独走してしまうなんて。
来週の世界選手権に向けて準備万端だ。今年シクロクロスとMTBを制してしまうのは高い確率で達成されそう。マチュー・ファンデルプールよりも、先に二つを制覇することになりそうだ。
リザルト
トム・ピドコックのコメント
来週が大きな目標なので、自分にとっては難しいことを考えていたので、良い一日だった。この素晴らしい観客の前でレースをするのはとても素晴らしいものだった。
ツール・ド・フランスの後、マウンテン バイクに戻すのは簡単ではなかった。1 週間のダウンタイムがあり、その後 2 週間ほど高度を上げていた。奇妙な感覚だった。
これまでに感じたことのない感覚があり、疲れ果てていた。少し精神的に試されたような気がする。
しかし、トレーニングを受けて、高地から戻ってきて、より自分らしく感じられるようになった。長いシーズンになると思うが、準備を整えて、来週は最高の状態になることを願っている。
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