第16ステージでは17人の逃げからミケル・ランダとエガン・ベルナルが抜け出した。
最後は短縮されたゴールスプリントを制したエガン・ベルナルがブエルタ初ステージ優勝となった。
第17ステージも同じようなレイアウト。願わくば山頂にデモ隊が集結しないことか。
第17ステージ オ・バルコ・デ・バルデオラス~アルト・デ・エル・モレデロ 143.2 km

コースプロフィール photo lavuelta
143kmと短いので熾烈な逃げ合戦が予想される。マッズ・ピーダスンは今日スプリントポイントを狙うだろうか。
登りゴールもあと二つ。総合勢の戦いが短縮なしで見られることを期待したい。
- 3級山岳 トラビエサス 7.8km・4.1%
- スプリントポイント アルマズカラ
- 1級山岳 モレデロ 8.8km・9.7%
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
ブエルタ初ステージ優勝となったエガン・ベルナル。総合12位9分36秒遅れに。トップ10に入りたいところ。
スタート時点の4賞ジャージは
- 総合 ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
- ポイント賞 マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- 山岳賞 ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 ジュリオ・ペリツァーリ Red Bull – BORA – hansgrohe
DNSはなし
※ ライダー協議でデモで危険な状態になった場合にはすぐに中立化を望むと。さらにヨナス・ヴィンゲゴーはひどい目にあっている。これは別記事で。
12人の逃げ
12人が逃げに成功。
- ブランドン・リベラ (INEOS Grenadiers)
- マディス・ミケルス EF Education-EasyPost
- アントニオ・ティベッリ Bahrain Victorious
- アロルド・テハダ XDS Astana Team
- パトリック・ガンパー Team Jayco AlUla
- ルカ・ヴァン・ボーベン Intermarché – Wanty
- ティモ・ローセン Team Picnic PostNL
- ヨナス・グレガード Lotto
- ジョエル・ニコラウ Caja Rural – Seguros RGA
- レアンドレ・ロズエ Arkéa – B&B Hotels
- セルジオ・サミティエ Cofidis
- ハイス・レームライズ Team Picnic PostNL
マッズ・ピーダスンは集団の最後尾当たりで耐えている。
3級山岳 トラビエサス 7.8km・4.1%
残り73.1kmで1分43秒差に。
タイム差は1分27秒。
先頭は3級山岳をクリアーしている。
エガン・ベルナルは最後尾でサポートを呼んでいる。
残り38.1kmで1分59秒差。今日は逃げれない。
今日はジェイ・ヴァインはアシストだ。
スプリントポイント アルマズカラ
ポイント獲得順位は
- ルカ・ヴァン・ボーベン Intermarché – Wanty 20ポイント・6秒
- ティモ・ローセン Team Picnic PostNL 17ポイント・4秒
- ハイス・レームライズ Team Picnic PostNL 15ポイント・2秒
- ブランドン・リベラ INEOS Grenadiers 13ポイント
- パトリック・ガンパー Team Jayco AlUla 10ポイント
登りとなりアントニオ・ティベッリとアロルド・テハダが前に出る。アントニオ・ティベッリは、今度こそステージ優勝となるか。
こちらは追走の3人だけど、もう凄く狭い道を通っている。これを集団が通るのか?
先頭に二人が追いつき4人に。しかし集団が35秒差と迫っている。
Red Bull – BORA – hansgroheが集団をけん引。猛烈なペースだ。
集団がきた。
最後まで粘ったCofidisのセルジオ・サミティエが捕まる。
先頭はジュリオ・ペリツァーリ。
Decathlon AG2R La Mondiale Teamのフェリックス・ガルが遅れている。
あ~あ、モトバイクがこけている。
1級山岳 モレデロ 8.8km・9.7%
Team Visma | Lease a Bikeは、ベン・トゥレット、マッテオ・ヨルゲルソン、セップ・クスとアシストが残っている。
フェリックス・ガルが追いつけるか。ただ、ペースアップした時には遅れるだろう。
先頭は11人。UAE Team Emirates – XRGはジョアン・アルメイダしかいない。
やはりフェリックス・ガルは切れた。ここで遅れると総合6位からさらに落ちてしまう。
あら~、ジョアン・アルメイダが切れた~。
残り6km。ジョアン・アルメイダはこのまま遅れるのか。
ジョアン・アルメイダが追いついてきた。先頭はIsrael – Premier Techのマシュー・リシテーロ。彼も移籍という噂。
先頭からマシュー・リシテーロ、トム・ピドコック、ジェイ・ヒンドリー、ヨナス・ヴィンゲゴーと続く。
ジョアン・アルメイダは耐えるしかない。
残り4.4km。ジェイ・ヒンドリーが先頭を引く。
ジュリオ・ペリツァーリが追いついた。
すると前に出てペースをあげる。
ヨナス・ヴィンゲゴーは最後尾。
また、ジュリオ・ペリツァーリがアタック!
誰も反応しない。これは面白いぞ。
ジュリオ・ペリツァーリを総合で抜きたいマシュー・リシテーロがアタック!
おおっ、27秒差。これはいけるか。
総合勢はゴール前だけか。ジェイ・ヒンドリーが抜け出しをチェックしている。
残り1.1kmで30秒。これはいった。
ジュリオ・ペリツァーリがついにプロ初勝利だ。2025 ジロ・デ・イタリア総合6位、このブエルタでも総合5位。実力は本物だ。
ここにレムコ・エヴェネプールが加わる。果たしてチームの勢力図はどうなるのか。
トム・ピドコックがゴール前でアタック。
トム・ピドコックが16秒遅れでゴール。
3位ジェイ・ヒンドリー、4位ヨナス・ヴィンゲゴー、5位ジョアン・アルメイダ。
リザルト
優勝したRed Bull – BORA – hansgroheのジュリオ・ペリツァーリ
これまでのキャリアで最高の瞬間だ。今朝から、今日はいい日になるかもしれないという予感がしていた。今日は表彰台を目指して戦った。残念ながら表彰台は逃したが、表彰台争いはまだ終わっていない。
谷では、ピドコックにプレッシャーをかけるために全開で走ろうとした。登りでは、私たち2人が先頭集団、6人組の中に残った。
チームにとっては理想的な状況だった。マシュー・リシテーロは何度も私を攻撃しようとしてきたので、登りの急勾配部分では本当に全開で走らなければならなかった。しかし、少し平坦になったところで、私も挑戦した。
私が行けば、誰も追ってこられない、と思ったんだ。そして、その通りになった。私にとっては完璧な状況だった。
2位 Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコック
4位 Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴー
今日はトップ6人と互角だった。最高の一日ではなかったが、何とか乗り切った。こういう日々は乗り越えなければならない。
100%の力が出ない日でもタイムを失うことなく乗り越えることができれば、それは良い日だ。
明日のタイムトライアルは?
2年前、バリャロディッドで似たようなタイムトライアルがあった。その時はベストコンディションではなかった。今回はそれを修正できればと思っている。
良いタイムトライアルを走りたいと思っているが、コースは非常に平坦なので、どうなるか見守る必要がある。明日は良い結果が出せることを願っている。
5位 UAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダ
6位 Israel – Premier Techのマシュー・リシテーロ
7位 フェリックス・ガル
第17ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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