1931年に初開催されたブルターニュ・クラシック。Bretagne Classic – Ouest-France(1.UWT)
フランスで行われるワールドツアーレースだ。
ブルターニュ・クラシックと呼ばれるのは2016年からで、グランプリドゥプルエとして知られており、レースには長い歴史がある。
歴代優勝者は
- 2024 マルク・ヒルシ
- 2023 ヴァランタン・マデュアス
- 2022 ワウト・ファンアールト
- 2021 ブノワ・コヌフロワ
- 2020 マイケル・マシューズ
- 2019 セップ・ファンマルク
- 2018 オリバー・ナーセン
- 2017 エリア・ヴィヴィアーニ
- 2016 オリバー・ナーセン
- 2015 アレクサンダー・クリストフ
プルエ~プルエ 261.7km

コースマップ photo grandprix
昨年の259.8kmから、今年はさらに261.7kmに伸びている。獲得標高は4,352m。脚のあるライダーしか残れない。

コースプロフィール photo grandprix
スタートから100kmは、フランス・ブルターニュ地方の起伏に富んだ環境で、かなりの登りが続く。
最後のローカルラップはなくなり、マルタ峠、ケルスクラン峠、レゾ峠で決着となる。ただ、獲得標高があがりコースの難易度が増すほどクライマー有利となる。
スプリンターとパンチャーが競う大会から変わっていくことになりそうだ。
- 山岳 Côte de Kerhalvez (3 km・5.2%)
- 山岳 Karreg an Tan (1.9 km・6.4%)
- 山岳 Côte de Tudaval (2.1 km・4.5%)
- 山岳 Côte de Laz (4.2 km・4.9%)
- 山岳 Côte de Kervaez (1.2 km・6.5%)
- 山岳 Montagne de Laz (4.8 km・3.5%)
- 山岳 Menez An dug (3.8 km・3.7%)
- 山岳 マルタ峠 1km・7.8%
- 山岳 ケルスクラン峠 1.5km・4.3%
- 残り1周
- 山岳 レゾ峠 700m・5.1%
注目のライダーは
- Tudor Pro Cycling Team マルク・ヒルシ、ジュリアン・アラフリップ
- UAE Team Emirates – XRG アイザック・デルトロ、ブランドン・マクナリティ、ヤン・クリステン、アレッサンド・コーヴィ、ヨナタン・ナルバエス
- Team Visma | Lease a Bike オラフ・コーイ、ティシュ・ベノート、クリストフ・ラポルト、シアン・エイテブルックス
- Lidl – Trek ティボー・ネイス、ジョナサン・ミラン
- XDS Astana Team クレマン・シャンプッサン、マックス・カンター、シモーネ・ヴィラスコ、ディエゴ・ウリッシ
- Red Bull – BORA – hansgrohe マキシム・ファンジルス、ダニエル・マルティネス、アレクサンドル・ウラソフ、ヤン・トラトニク
- INEOS Grenadiers アクセル・ローランス、マイケル・レナード
- Soudal Quick-Step ポール・マグニエ、パスカル・エーンクホーン
- Alpecin – Deceuninck ティボール・デル・グロッソ、ジャンニ・フェルメルシュ
- Decathlon AG2R La Mondiale Team 二コラ・プラドム、ドリアン・ゴドン、ポール・ラペイラ、スタン・デウルフ
- EF Education – EasyPost カスパー・アスグリーン、ミケル・ヴァルグレン
- Bahrain – Victorious フレッド・ライト、ペッリョ・ビルバオ、マテイ・モホリッチ
- Uno-X Mobility ヨナス・アブラハムセン
- Movistar Team ロレンゾ・ミレジ、ペライヨ・サンチェス
- Team Picnic PostNL ワレン・バルギル、トビアスハラン・ヨハンネンセン
- Israel – Premier Tech コービン・ストロング、ライリー・シーハン、アレクセイ・ルツェンコ
- Groupama – FDJ ルイス・アスキー、ロマン・グレゴワール、ヴァランタン・マデュアス
- Team Jayco AlUla フィリッポ・ザナ、マイケル・マシューズ、マウロ・シュミット
- Arkéa – B&B Hotels ユエン・コスティウ
- Cofidis ヨン・イサギレ、アレクサンデル・アランブル、ディラン・トゥーンズ
- Intermarché – Wanty ビニヤム・ギルマイ
- Team TotalEnergies アントニー・チュルジス
- Lotto アルノー・デリー
5人の逃げ
5人が逃げている。
- オスカル・ロドリゲス INEOS Grenadiers
- シルヴァン・ディリエ Alpecin-Deceuninck
- ルイス・アスキー Groupama – FDJ
- イケル・ミンテギ Euskaltel – Euskadi
- アンドニ・ロペス・デ・アベチュコ Euskaltel – Euskadi
逃げは8人となっていたが、集団がきてしまった。雨が降っており厳しいレースだ。
残り81.5km。逃げが出来ない。
EF Education-EasyPostのカスパー・アスグリーンが単独アタック。
残り67kmで1分44秒差。
残り63.8km。集団はLottoが引いている。
残り63.4km。カスパー・アスグリーンは1分42秒差。
残り49.9km。カスパー・アスグリーンは1分10秒差に。
残り45.3km。Decathlon AG2R La Mondiale Teamの二コラ・プラドムがアタック。
カスパー・アスグリーンは残り36.7kmで6秒差に。この後捕まってしまう。
集団が割れた。
UAE Team Emirates – XRGのブランドン・マクナリティティ、Red Bull – BORA – hansgrohのアレクサンドル・ウラソフなど主力が乗った。
さらにTotalEnergiesのビクトル・デラパルテがアタック。
しかし、追走に追い付かれる。
残り1周
集団で残り1周に。
単独のアタック。Cofidisのヨン・イサギレだ。
今度はGroupama – FDJのヴァランタン・マデュアス。
後方から3人きている。
4人に。
- ブランドン・マクナリティティ UAE Team Emirates – XRG
- マキシム・ファンジルス Red Bull – BORA – hansgrohe
- ヴァランタン・マデュアス Groupama – FDJ
- ルイ・バール Intermarché – Wanty
集団からCofidisのヨン・イサギレがアタック。
あ~、結局先頭の4人が捕まってしまった。
残り700m。これはスプリントだ。
EF Education-EasyPost先頭でゴールに。
横一線だ。左からTeam Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイがスプリント開始。
オラフ・コーイをLottoのアルノー・デリーがまくる。
あ~、アルノー・デリーが雌牛のポーズだ~!
見事にアルノー・デリーが制してみせた。不調の時には惨めだったというけれど、シーズン後半になって調子が戻っている。レニューイ・ツアー総合優勝に続いて連勝だ。
リザルト
優勝したLottoのアルノー・デリー
プルエではいつも厳しいスプリントになるけど、今日はタイミングが完璧だった。ここで勝てて本当に嬉しい。カレンダーの中でも一番好きなレースの一つだから、本当に嬉しいし、チームメイトに感謝したい。
既に2度4位に入っていたが、今回は異なるアプローチでしたか?
例年はレースに没頭しすぎていたかもしれないが、今日はスマートに走ることを計画していた。登りでの加速を乗り切り、戦略的にメイン集団についていく必要があった。
このアプローチは、最終的に大きな成果をもたらした。
今日はタイミングが完璧だった。オラフ・コーイの後ろについていった。それがうまくいったので、とても嬉しい。
過去3回のワールドツアーレースでは、常に表彰台に上がるか優勝していたので、これは夢のようだ。一瞬一瞬を楽しんでいるし、今のところシーズンの締めくくりとしては最高の気分だ。
2位 TotalEnergiesのエミリアン・ジャンニエール
3位 Team Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイ
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