今年で108回目の開催となるロンド・ファン・フラーンデレン。Ronde van Vlaanderen – Tour des Flandres ME(1.UWT)
別名ツール・ド・フランドル。クラシックの王様とも呼ばれ、ミラノ~サンレモに続く今年2番目のモニュメントのレースとなる。
過去の優勝者は
- 2023 タデイ・ポガチャル
- 2022 マチュー・ファンデルプール
- 2021 カスパー・アスグリーン
- 2020 マチュー・ファンデルプール
- 2019 アルベルト・ベッティオル
- 2018 ニキ・テルプストラ
- 2017 フィリップ・ジルベール
- 2016 ピーター・サガン
- 2015 アレクサンダー・クリストフ
- 2014 ファビアン・カンチェラーラ
- 2013 ファビアン・カンチェラーラ
- 2012 トム・ボーネン
2年連続勝利したのは、ファビアン・カンチェラーラしかいない。今年はマチュー・ファンデルプールが3回目のモニュメント制覇の歴史に挑戦する。
- アントワープ~オーデナールデ 270.8km
- スタート前
- 8人の逃げ
- リッペンホーヴェ通り (1,100m)
- パデ通り (1,500m)
- オウデクワレモント (1回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
- カペレベルク 1,100m・5.9%
- ヴォルフェンベルク 645m・ 7.9%
- ヤゲリッジ (800m)
- モーレンベルク 463m・7%
- マールボロ通り 2,000m・3%
- ベレンドリーズ 940m・7%
- ファルケンベルク 540m・8.1%
- ベルク テン ハウト 1,100m・6%
- ホトンド/ニューウェ・クルイシュベルグ 2,500m・5%
- オウデクワレモント (2回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
- パテルベルグ (360m・12.9%)
- コッペンベルグ (600m・11.6%)
- スティーンベークドリエス 700m・5.3% max12.9%
- ターインベルグ 530m・6.6%
- ホトンド/ニューウェ・クルイシュベルグ 2,500m・5%
- オウデクワレモント(3回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
- パテルベルグ 360m・12.9%
- リザルト
アントワープ~オーデナールデ 270.8km
今年はアントワープからスタート。最初の100kmが昨年と違う。これは落車の危険性のある登り前の広い下り道路を削除したため。
コースプロフィールの通り、今年は後半に勝負所が集中している。どうみても、オウデクワレモントの3回の登坂で差がつくのは間違いない。
特に、最後のオウデクワレモント、パテンベルグの連続登坂で勝負となる。最後のゴールまでの13kmで、王様の凱旋をするのは誰だろうか?
- オウデクワレモント (1回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
- カペレベルク 1,100m・5.9%
- ヴォルフェンベルク 645m・ 7.9%
- モーレンベルク 463m・7%
- マールボロ通り 2,000m・3%
- ベレンドリーズ 940m・7%
- ファルケンベルク 540m・8.1%
- ベルク テン ハウト 1,100m・6%
- ホトンド/ニューウェ・クルイシュベルグ 2,500m・5%
- オウデクワレモント (2回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
- パテルベルグ (360m・12.9%)
- コッペンベルグ (600m・11.6%)
- スティーンベークドリエス 700m・5.3% max12.9%
- ターインベルグ 530m・6.6%
- ホトンド/ニューウェ・クルイシュベルグ 2,500m・5%
- オウデクワレモント(3回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
- パテルベルグ(360m・12.9%)
石畳のセクション
- リッペンホーヴェ通り (1,100m)
- パデ通り (1,500m)
- ホレヴェーグ (900m)
- 教会門 (2,500m)
- ヤゲリッジ (800m)
- マリアボルレスト通り (2,400m)
- ステーションベルク (600m)
注目のライダーは
-
Alpecin – Deceuninck マチュー・ファンデルプール、アクセル・ローランス、セーアン・クラーウアナスン、ジャンニ・フェルメルシュ
-
Intermarché – Wanty ビニヤム・ギルマイ、マイク・テウニッセン
-
Soudal Quick-Step ジュリアン・アラフリップ、カスパー・アスグリーン、イヴ・ランパールト、ジャンニ・モスコン
-
Team Visma | Lease a Bike マッテオ・ヨルゲルソン、ティシュ・ベノート、ディラン・ファンバーレ
-
Arkéa – B&B Hotels フロリアン・セネシャル、ヴィンチェンツォ・アルパネーゼ
-
Astana Qazaqstan Team ケース・ボル
-
Bahrain – Victorious マテイ・モホリッチ、フレッド・ライト
-
BORA – hansgrohe ヨルディ・メイウス
-
Cofidis
-
Decathlon AG2R La Mondiale Team オリバー・ナーセン、ドリース・デポンド
-
EF Education – EasyPost アルベルト・ベッティオル、シュテファン・ビッセガー
-
Groupama – FDJ シュテファン・キュング、ローレンス・ピティ、ヴァランタン・マデュアス
-
INEOS Grenadiers ローレンス・デプルス、マグナス・シェフィールド、ジョシュア・ターリング、コナー・スウィフト
-
Lidl – Trek マッズ・ピーダスン、ジョナサン・ミラン
-
Movistar Team オイエル・ラスカノ、レミ・カヴァニャ、イバン・ガルシア
-
Team dsm-firmenich PostNL ジョン・デゲンコルプ
-
Team Jayco AlUla マイケル・マシューズ
-
UAE Team Emirates ティム・ウェレンス、マルク・ヒルシ、ニルス・ポリッツ
-
Israel – Premier Tech ディラン・トゥーンス
-
Lotto Dstny ヴィクトール・カンペナールツ
-
Uno-X Mobility ラスムス・ティレル 、アレクサンダー・クリストフ
-
Q36.5 Pro Cycling Team
-
Tudor Pro Cycling Team マッテオ・トレンティン
スタート前
マチュー・ファンデルプールのコメント
ドワルス・ドール・フラーンデレンでは多くのライダーが転倒。これについては?
以前にも言ったことがある。ベストライダーがそこにいれば、レースはいつも簡単だ。
しかし、ワウト・ファンアールトやジャスパー・ストゥイヴェンいないが、100%でマッズ・ピーダスンがフィニッシュまで走りきることは分かっている。彼らは勝てると信じている。しかし、今日はオープンな戦いになるだろう。
序盤のカペルベルク〜モレンベルク区間で大揺れを起こすと予想している者もいますが。
それはちょっと早すぎると思う。もしかしたらそこでレースが開けるかもしれないけど、僕自身はまだそこで何かを強要するつもりはない。
昨年、レース開始1時間で、あまりに後方にいたため、自分自身を驚かせてしまった。今大会は序盤からさらに前方でレースをするのだろうか?
スタートは違うけどね。もう少し前から行こうかな。
マッズ・ピーダスンのコメント
ジャスパー・ストゥイヴェンとアレックス・キルシュがいなくても、私たちは依然として非常に強力なチームを持っている。したがって、私たちの戦術は以前の古典的なものと同じだ。落車以降、私のチャンスは少し減ったが、それでも例年よりは優れていると思う。
ニュートラルスタート。
オフシャルスタート。
レーススタート。激しく逃げたがっている。
Team Jayco AlUlaのルーク・ダーブリッジが攻撃。
Soudal – Quick Stepのベルト・ファンレルベルフも前でペースを上げる。
決まりつつあるか。先頭はCofidisのスタニスラフ・アニョルコフスキー。
11秒のタイム差に。先頭はBingoal WBのジェレ・フェルモート。
Team Visma | Lease a Bikeのディラン・ファンバーレがパンク。
オランダ王者のディラン・ファンバーレのバイクは国旗カラーに。
ビニヤム・ギルマイは、Intermarché – Wantyのエースナンバーだけど、まだ打撲と擦過傷から完全には回復していない。
タイム差は14秒。この8人で決まるか。
集団はまだ容認していない。EF Education-EasyPostはブラックジャージ。先頭は、ヨナス・ルッチだ。
集団後方は早く決まらないかなあといった感じか。
Team dsm-firmenich PostNLのニクラス・メルケルが追走に。しかし、これは失敗。
残り243km。タイム差は17秒と広がらない。
誰かが行こうとするとAlpecin-Deceuninckがマークする。
前で攻めても行かせてもらえない。
歩道を走って前に出て逃げようとするけど捕まる。
マチュー・ファンデルプールは、長袖ジャージを1枚脱ぐ。
優勝候補のマッズ・ピーダスンとマチュー・ファンデルプールがおしゃべり。
ようやく追走の動きがなくなり集団は容認に。
8人の逃げ
タイム差は2分を越えた。
- ベルト・ファンレルベルフ Soudal – Quick Step
- デビット・デッカー Arkéa – B&B Hotels
- スタニスラフ・アニョルコフスキー Cofidis
- ダミアン・トゥゼ Astana Qazaqstan Team
- ルーク・ダーブリッジ Team Jayco AlUla
- エルマー・ラインダース Team Jayco AlUla
- ライオネル・タミニオー Lotto Dstny
- ジェレ・フェルモート Bingoal WB
先頭のベルト・ファンレルベルフはバイク交換。
Bahrain Victoriousのエースはマテイ・モホリッチ。カメラに気づいて手を振る。
集団はAlpecin-Deceuninckのシルヴァン・ディリエが引いている。後ろはGroupama – FDJだけど、当分は一人で引くだろう。
先頭を走るデビット・デッカーは、2週間前に鎖骨骨折したアモリ・カピオの交代要員。父親のエリック・デッカーは2001年のロンド・ファン・フラーンデレンで2位となっている。
マチュー・ファンデルプールは、チームに守られて集団先頭に。
先頭は踏切待ちに。この間にトイレ。
先頭が再スタート。30秒ほどタイムロス。しかし、集団は止まらせなかった。
残り174kmで3分52秒差に。
Lidl – Trekは、ジョナサン・ミランに期待をかけるか。
残り171km。各チームが横一線で引き始めた。
リッペンホーヴェ通り (1,100m)
先頭は石畳に突入。
先頭は3分28秒差に。
パデ通り (1,500m)
かなり狭い。
キャリア8勝。2度のスイス王者は、また先頭に。Alpecin-Deceuninckの強みは一人でこれだけ引けるライダーがいることだ。
残り147km。また各チーム横一線に。
オウデクワレモント (1回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
先頭は1回目のオウデクワレモントに。
集団も位置取り争いに。
先頭がクリアーだ。
集団後方は大渋滞に。
1回目は集団は動きなしか。
誰もアタックはない。
マチュー・ファンデルプールは、前方でクリアー。
残り118km。右側で落車しそうに。なんとかクリアー。
落車が。
- VERCOUILLIE Victor (Team Flanders – Baloise)
- JANSEN Amund Grøndahl (Team Jayco AlUla)
- DE MEESTER Luca (Bingoal WB)
カペレベルク 1,100m・5.9%
集団はまとまっている。後方からはライダーがちぎれていっている。
二人がアタックだ。
ヴォルフェンベルク 645m・ 7.9%
先頭のタイム差は、2分29秒に。
Alpecin-Deceuninckのアクセル・ローランスは、Uno-X Mobilityのヨナス・アブラハムセンと逃げだした。
しかし、二人は捕まる。
マチュー・ファンデルプールは、まだ20番手くらいで待機。
傷だらけのマッズ・ピーダスンが前で攻める。
Intermarché – Wantyが攻撃。これはすぐに捕まる。
Alpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンがパンク。シルヴァン・ディリエがホイールを渡そうとしてけど、前に行けと。
先頭は残り107kmで1分46秒差に。
集団はまだ大集団。
ヤゲリッジ (800m)
先頭は石畳に。
集団は石畳の上を50km/hで進んでいる。
モーレンベルク 463m・7%
残り100km。雨が降り始めており、石畳はさらに滑る。
マッズ・ピーダスンがアタック!
すぐに二人が反応。
マッテオ・ヨルゲルソンとマチュー・ファンデルプールがきた。
集団は崩壊だ。
シュテファン・キュングもいる。
Team Visma | Lease a Bikeが攻撃。
一旦抜け出す。マチュー・ファンデルプールは、後ろを見ている。
4人が少し前に。
しかし、これは捕まる。
マールボロ通り 2,000m・3%
先頭のタイム差は22秒に。
集団からジュリアン・アラフリップがアタック!
だが、Alpecin-Deceuninckにマークされている。
ジュリアン・アラフリップは捕まる。
UAE Team Emiratesのニルス・ポリッツもペースを上げる。
9人が集団から抜け出した。
先頭に集団が迫る。
先頭が捕まった。
ベレンドリーズ 940m・7%
さあ、絞り込みだ。
逃げていたメンバーは抜かれていく。
ティシュ・ベノート、ディラン・ファンバーレが前に。マチュー・ファンデルプールは、後方グループ。
マチュー・ファンデルプールは、足をとめている。アシストを待っているのか。
あっと、Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフが落車だ。2015年の優勝者。
- HOULE Hugo (Israel – Premier Tech)
- KRISTOFF Alexander (Uno-X Mobility)
- HERZOG Emil (BORA – hansgrohe)
- CANAL Carlos (Movistar Team)
集団は23秒離されAlpecin-Deceuninckが引く。
先頭は12人。先頭は INEOS Grenadiersのベン・ターナー。
先頭にはマッズ・ピーダスンも入っている。
ファルケンベルク 540m・8.1%
ディラン・ファンバーレが先頭を引く。後ろは、ニルス・ポリッツ。オリバー・ナーセン。
マッズ・ピーダスンがアタック!
Alpecin-Deceuninckのジャンニ・フェルメルシュが反応。
ジャンニ・フェルメルシュに張りつかれている。
マッズ・ピーダスンは10秒引き離したけれど、誰も来ない。これはちょっと早かったのでは。
INEOS Grenadiersのローレンツ・レックスがアタック。
ローレンツ・レックスが捕まり、今度は INEOS Grenadiersのコナー・スウィフトがアタック!
コナー・スウィフトはリードを広げる。
あっと、シュテファン・キュングが落車だ。
- シュテファン・キュング (Groupama – FDJ)
- アレッサンドロ・コーヴィ (UAE Team Emirates)
- ケース・ボル (Astana Qazaqstan Team)
- ブレント・ファンムール (Lotto Dstny)
- ファビオ・クリステン (Q36.5 Pro Cycling Team)
UAE Team Emiratesのアレッサンドロ・コーヴィは立てない。鎖骨か。
集団は人数を増やしている。
集団はUAE Team Emiratesのミッケル・ビョーグが引く。
マチュー・ファンデルプールは、集団にいる。ライバルは足をけずり続けている。
ベルク テン ハウト 1,100m・6%
マッズ・ピーダスンは全開だ。
UAE Team Emiratesが攻撃。
ティム・ウェレンスが先頭で攻める。
マチュー・ファンデルプールは、後ろで引いてもらっている。
9人が集団から抜け出す。しかし、これはまた捕まる。
先頭とは12秒差。
集団からミッケル・ビョーグがアタック。
先頭は15秒差。ジャンニ・フェルメルシュが引くことで、マッズ・ピーダスンも逃げ続けないといけない。
Soudal – Quick Stepのカスパー・アスグリーンがアタック気味に出るが抜け出せない。
残り69km。マチュー・ファンデルプールにとって理想的。タイム差は23秒。ただ、集団をAlpecin-Deceuninckが引く必要はあるのだろうか。集団には落車したシュテファン・キュングが復帰。
ホトンド/ニューウェ・クルイシュベルグ 2,500m・5%
マッズ・ピーダスンは追いつかれたらもう足はないだろう。
マッズ・ピーダスンは時折後ろを確認。追いつかれたら、ジョナサン・ミランでLidl – Trekは勝負か。
マチュー・ファンデルプールは足をためている。
残り58kmで19秒差。
カーブで接触。
- CRAPS Lars (Team Flanders – Baloise)
- STRONG Corbin (Israel – Premier Tech)
オウデクワレモント (2回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
タイム差は10秒。ここで捕まりそうだ。
Movistar Teamのオイエル・ラスカノが先頭。
マチュー・ファンデルプールは2番手につけている。
マッズ・ピーダスンにマチュー・ファンデルプールが追いつく。
さあ、マッズ・ピーダスンを抜いた。
マチュー・ファンデルプールが先頭に立った。
マチュー・ファンデルプールが抜け出す。
このままいくのか。
マチュー・ファンデルプールは一旦後方に捕まる。
マチュー・ファンデルプール先頭でクリアー。
これは決定的な逃げか。
集団は引き離されている。マッテオ・ヨルゲルソンも第2集団だ。
6人が抜け出しているが、集団もあきらめない。
パテルベルグ (360m・12.9%)
先頭6人はまた捕まってしまった。
ここで絞られるか。先頭はベン・ターナー。
残り50km。Movistar Teamのイバン・ガルシアがアタック。
マチュー・ファンデルプールが追走の先頭を引いている。
先頭にLidl – Trekのトム・スクインシュとGroupama – FDJのローレンス・ピティが追いつく。
イバン・ガルシアはチームメイトのオイエル・ラスカノのために逃げ続ける。
追走は18人まで膨らむ。
コッペンベルグ (600m・11.6%)
イバン・ガルシアは大きなリード。
集団もきた。
なんとイバン・ガルシアが滑ってしまった。
マチュー・ファンデルプールが迫る。
マチュー・ファンデルプールがイバン・ガルシアを抜いていく。
マチュー・ファンデルプールがアタックだ。
マッテオ・ヨルゲルソンが追う。
マッテオ・ヨルゲルソンがついていけるか。
後方は雨で滑ってしまい押している。
マッズ・ピーダスンは追いつかない。
ほとんどが押している。
マッテオ・ヨルゲルソンを引き離してマチュー・ファンデルプールがクリアー。
マッテオ・ヨルゲルソンは6秒差だ。
Movistar Teamのオイエル・ラスカノは完全に遅れた。
マチュー・ファンデルプールが7秒差で下っている。
マッテオ・ヨルゲルソンは9秒差。これは追いつかないパターンか。
残り41km。マチュー・ファンデルプールはいってしまいそう。
スティーンベークドリエス 700m・5.3% max12.9%
マッテオ・ヨルゲルソンは21秒差に。
ターインベルグ 530m・6.6%
39秒引き離して石畳の登りに。
51秒差。どんどんタイム差は広がっていく。雨の石畳でもシクロクロス世界王者ならば問題ない。
マッテオ・ヨルゲルソンは捕まってしまった。
追走の人数が増えていく。
残り32km。タイム差は1分25秒に。
追走からイバン・ガルシアがまたアタック。ここは力を合わせたほうが良いのでは。
結局イバン・ガルシアは戻る。
ホトンド/ニューウェ・クルイシュベルグ 2,500m・5%
サポートカーも後ろにきており、パンクがあっても万全だ。
各チームのエースが集まったが、タイム差は広がっていく。
追走先頭はIsrael – Premier Techのディラン・トゥーンス。後ろはEF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオル。
アルベルト・ベッティオルが追走先頭で引く。
マッテオ・ヨルゲルソンとマッズ・ピーダスンの二人の優勝候補が切れそうだ。
追走から二人が抜け出した。
- ディラン・トゥーンス Israel – Premier Tech
- アルベルト・ベッティオル EF Education-EasyPost
第3グループの二人。
- ティム・ウェレンス UAE Team Emirates
- イバン・ガルシア Movistar Team
残り22km。タイム差は1分44秒に。
オウデクワレモント(3回目) 2,200m・4.0% 最大11.6%
ここから抜け出すかと思っていけれど、予想とは大きく違ってしまった。
大歓声の中マチュー・ファンデルプールが進む。
濡れた石畳の登りを時速27km/hで上がるとは~。
二人は集団に追い付かれることなくゴールまで行けるか。
パテルベルグ 360m・12.9%
最後の登りに。流石に疲労してきているか。
タイム差は変わらなくなってきた。
さあ、王者の凱旋だ。
ディラン・トゥーンスがややリードしてクリアー。
第3集団はマイケル・マシューズ先頭で越えていく。前に追い付けば表彰台だ。
残り10km。二人は1分40秒差と少しずつタイム差を縮めてくる。
ディラン・トゥーンスは、指で後ろに捕まってしまうみたいなジェスチャーを。
アルカンシエルでモニュメント制覇。凄いことだ。タイム差は縮まっているが、追いつかれることはない。
Team Visma | Lease a Bikeのティシュ・ベノートがパンク。
後続と14秒差。このままいけば表彰台。
マチュー・ファンデルプールが残り2kmのゲートをくぐる。
UAE Team Emiratesは、4人もいるのだから積極的に引けばよいのに。
マチュー・ファンデルプールはゴールラインでバイクを降りて。
バイクを掲げる。
マチュー・ファンデルプールが歴史を刻んだ瞬間だ。ロンド・ファン・フラーンデレン3回目の勝利で歴代1位に並ぶ。さらに5回目のモニュメント獲得となった。
まだ、後ろは見えない。圧倒的な勝ち方だ。しかも独走での勝利なのだから凄い。
ディラン・トゥーンスとアルベルト・ベッティオルはゴール手前で捕まってしまいスプリントに。
スプリントでArkéa – B&B Hotelsのルーカ・モッツァートが2位に。マイケル・マシューズは3位となった。
しかし、マイケル・マシューズが斜行したために集団最後尾に降格。3位にニルス・ポリッツが上がっている。
リザルト
マチュー・ファンデルプールのコメント
今日はサバイバルだった。僕にとっては、この天候の中で走った中で最もタフな1周だった。最後の20キロは目をつぶっていたよ。心が折れてしまって、あまり考えなかった。
何が起こったのか、もう一度考えなければならない。
コッペンベルグでは、加速したところで、ほとんどのライバルは自転車を降りなければなりませんでしたね。
雨のせいで石畳の登りはトリッキーだった。特にコッペンベルクは、頂上まで滑って滑って。その後、いいギャップができたけど、風が強くてまだ遠かった。できる限りハードに走ったけど、最後はかなり遅れてしまった。
上り坂で良いペースを見つけるのは苦労しましたか?
チームは素晴らしい走りを見せてくれた。コッペンベルクまで一緒に走るように言ったんだ。単独で終わるとは思っていなかった。2回目のコッペンベルクで初めて抜いたんだ。その後、フィーリングは良くなかったけど、またフィーリングが戻ってきてうれしいよ。
今後のレースについては?
最僕のシーズンはすでに成功している。ルーベのことはまだ考えられない。今は完全にやられちゃってるから。
2位のルーカ・モッツァートのコメント(チーム公式サイトより)
期待以上の結果だ。もし今朝、”20位以内に入れるよ “と言われたら嬉しかっただろうし、”10位以内に入れるよ “と言われたら、すぐに契約していたと思う。
でも表彰台では……適切なタイミングで努力できたと思う。誰もがファンデルポールのアタックを予測したかった。僕の頭の中では、自分の努力をスムーズにすることで、第1集団でできるだけ多くの上りを乗り越えることが目的だった。
最後の30〜40キロで、かなり調子が良かったからね。誰もが “料理された “状態でゴールしたレースだった。最後のスプリントでベッティオールとテュンスに追いつけたのはラッキーだった。
3位のニルス・ポリッツのコメント(チーム公式サイトより)
すでにチームバスのところにいて、3位という連絡が来たんだ。ツール・ド・フランドルで表彰台に上ったことは特別なことだし、モニュメントの表彰台に上ったのはパリ~ルーベに続いて2回目だからだ。
今日はトップ12に4人が入るなど、チームとしてとてもいい走りができたから、この結果は当然だと思う。 スプリントに関しては、スピードがあったので少しブレーキをかけなければならなかった。マシューズには申し訳ないと思っている。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
VAN DER POEL Mathieu
|
Alpecin – Deceuninck | 800 | 6:05:17 |
2 |
MOZZATO Luca
|
Arkéa – B&B Hotels | 640 | 1:02 |
3 |
POLITT Nils
|
UAE Team Emirates | 520 | ,, |
4 |
BJERG Mikkel
|
UAE Team Emirates | 440 | ,, |
5 |
MORGADO António
|
UAE Team Emirates | 360 | ,, |
6 |
SHEFFIELD Magnus
|
INEOS Grenadiers | 280 | ,, |
7 |
NAESEN Oliver
|
Decathlon AG2R La Mondiale Team | 240 | ,, |
8 |
TEUNS Dylan
|
Israel – Premier Tech | 200 | ,, |
9 |
BETTIOL Alberto
|
EF Education – EasyPost | 160 | ,, |
10 |
SKUJIŅŠ Toms
|
Lidl – Trek | 135 | ,, |
11 |
MATTHEWS Michael
|
Team Jayco AlUla | 110 | ,, |
12 |
WELLENS Tim
|
UAE Team Emirates | 95 | 1:16 |
13 |
SHEEHAN Riley
|
Israel – Premier Tech | 85 | 2:02 |
14 |
MAŁECKI Kamil
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 65 | ,, |
15 |
BENOOT Tiesj
|
Team Visma | Lease a Bike | 55 | ,, |
16 |
MADOUAS Valentin
|
Groupama – FDJ | 50 | ,, |
17 |
TARLING Joshua
|
INEOS Grenadiers | 50 | ,, |
18 |
LAMPAERT Yves
|
Soudal Quick-Step | 50 | ,, |
19 |
TRENTIN Matteo
|
Tudor Pro Cycling Team | 50 | ,, |
20 |
WALSCHEID Max
|
Team Jayco AlUla | 50 | 2:41 |
21 |
REX Laurenz
|
Intermarché – Wanty | 30 | ,, |
22 |
PEDERSEN Mads
|
Lidl – Trek | 30 | ,, |
23 |
VERMEERSCH Gianni
|
Alpecin – Deceuninck | 30 | ,, |
24 |
TILLER Rasmus
|
Uno-X Mobility | 30 | ,, |
25 |
TEUNISSEN Mike
|
Intermarché – Wanty | 30 | ,, |
26 |
GARCÍA CORTINA Iván
|
Movistar Team | 30 | ,, |
27 |
CAMPENAERTS Victor
|
Lotto Dstny | 30 | ,, |
28 |
ALBANESE Vincenzo
|
Arkéa – B&B Hotels | 30 | ,, |
29 |
DOULL Owain
|
EF Education – EasyPost | 30 | 3:20 |
30 |
VAN DIJKE Tim
|
Team Visma | Lease a Bike | 30 | ,, |
コメント