2024 ペイ・ド・ラ・ロワール 第1ステージ 開幕スプリントステージを制したのは?

フランスのサルト県で開催される1クラスのステージレース。Région Pays de la Loire Tour(2.1)。

2022年まで、Circuit Cycliste Sarthe – Pays de la Loire(2.1)で、シルキュイ・ド・ラ・サルトとなっていた。

全部で4ステージだが、どれもがスプリントで勝利が狙えるコースとなっている。当然スプリンターが活躍するコースだ。

 

過去の優勝者

• 2023  アレクサンダー・カンプ
  
• 2022  オラフ・コーイ
• 2019 アレクシー・グジャール
• 2018 ギヨーム・マルタン
• 2017 リリアン・カルメジャーヌ
• 2016 マルク・フルニエ
  
• 2015 ラムナス・ナヴァルダウスカス
• 2014 ラムナス・ナヴァルダウスカス
• 2013 ビエール・ロラン
• 2012 ルーク・ダーブリッジ
• 2011 アントニー・ルー
• 2010 ルイスレオン・サンチェス

 

第1ステージ　フォントネー＝ル＝コント～サン＝ジャン＝ド＝モン　210.5km

 

丘がある程度で、平坦ステージ。スプリンターのためのステージだ。

 

1. 3級山岳　Route de l’Orbie 　0.9km・4.3%
2. スプリントポイント　Les Violettes
3. スプリントポイント　Talmont – St – Hilaire
4. 3級山岳　La Gillaizière 　1.3km・2%
5. 3級山岳　Caritan 　0.9km・3%
6. スプリントポイント　Saint-Jean-de-Monts

 

注目のライダーは

• Decathlon AG2R La Mondiale Team  サム・ベネット、ブノワ・コヌフロワ、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン
• Groupama – FDJ　マシュー・ウォールズ、マルク・サロー
• Cofidis　ブライアン・コカール、ベン・ヘルマンス
• EF Education – EasyPost　ベン・ヒーリー、留目 夕陽、マライン・ファンデンベルフ
• Arkéa – B&B Hotels　ユエン・コスティウ、デビット・デッカー、クレマン・ヴァントゥリーニ
• TotalEnergies　ヴァランタン・フェロン、ジェイソン・テッソン
• Tudor Pro Cycling Team　アルベルト・ダイネーゼ
• Uno-X Mobility　フレドリック・ドゥバースネス

 

スタート前

スプリンターステージだけど、EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーは逃げてくるか。ただ、スプリンターのマライン・ファンデンベルフがいるので難しい。

 

Cofidisのブライアン・コカールは、間違いなくステージ優勝の候補だ。

 

インタビューはArkéa – B&B Hotelsのデビット・デッカー。まだプロでの勝利はない。

 

TotalEnergiesはラ・ルー・トゥランジェルで勝利したジェイソン・テッソンで勝負か。

 

3人の逃げ

3人が逃げている。

1. デクラン・アーヴァイン　Team Novo Nordisk
2. ルーカ・マティス　Bingoal WB
3. Jean-Louis Le Ny(Nice Métropole Côte d’Azur)

 

先頭は4人となってメンバーが変わっている。

1. ルーカ・マティス　Bingoal WB
2. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi
3. サミュエル・ルルー　Van Rysel – Roubaix
4. Jean-Louis Le Ny(Nice Métropole Côte d’Azur)

 

3級山岳　La Gillaizière 　1.3km・2%

先頭が3級山岳を通過。

1. Jean-Louis Le Ny(Nice Métropole Côte d’Azur)　4ポイント
2. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi　2ポイント
3. ルーカ・マティス　Bingoal WB　1ポイント

 

残り85.2km。集団はDecathlon AG2R La Mondiale Team、Cofidis、EF Education-EasyPostがひいている。タイム差は1分26秒。

 

残り67.7km。タイム差は15秒に。

 

残り67.2kmで逃げはあきらめた。

 

最後まで逃げていたBingoal WBのルーカ・マティスも、残り66.8kmで捕まる。

 

Uno-X Mobilityのマグナス・クルセットが落車。

 

残り55.6km。誰もアタックをかけない。逃げをはやく捕まえすぎたか。

 

スプリントポイント　Saint-Jean-de-Monts

スプリントポイント前でCofidisがトレインを組む。

 

ブライアン・コカールが発射だ。

 

右からGroupama – FDJのサムエレ・ワトソン、Cofidisのブライアン・コカール、EF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフ。

 

ブライアン・コカールが先頭のままスプリントポイントをゲット。

1. ブライアン・コカール　Cofidis　5ポイント・3秒
2. サムエル・ワトソン　Groupama – FDJ　3ポイント・2秒
3. マライン・ファンデンベルフ　EF Education-EasyPost　1ポイント・1秒

 

EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーがアタック!

 

しかし、平坦ではベン・ヒーリーの足が生かせない。

 

ベン・ヒーリーは、おとりでEF Education-EasyPostのダレン・ラファティがアタック!

 

これに二人が反応。

 

3人が逃げだした。

1.  ダレン・ラファティ (EF Education – EasyPost)
2.  ケヴィン・ルダノワ (Arkéa – B&B Hotels)
3.  ÄRM Rait (Van Rysel – Roubaix)

 

残り3周

19秒差で先頭3人が通過。

 

残り33.3kmで14秒差とタイト。

 

残り2周

16秒差で集団が通過。

 

残り19.5kmで6秒差に。

 

残り18.9kmで3人は捕まった。

 

残り1周

ジャンが鳴って残り1周に。

 

残り8.6km。Arkéa – B&B Hotelsが集団先頭に集まる。

 

残り5.1km。各チームが位置取り争いに。

 

残り3.5km。ワールドチームが先頭を占めだす。

 

EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーが先頭に。

 

残り1.4kmではTotalEnergiesが先頭に立つ。

 

ゴール手前だ。

 

最後のコーナーを切りこんでいく。

 

Arkéa – B&B Hotelsが先頭。

 

真ん中からEF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフがスプリント開始だ。

 

マライン・ファンデンベルフが、先頭に立った。

 

 

後ろからEuskaltel – Euskadiのジョン・アベラストゥリが追い込んでくる。

 

左からマライン・ファンデンベルフ、Arkéa – B&B Hotelsのデビット・デッカー、Euskaltel – Euskadiのジョン・アベラストゥリ。

 

マライン・ファンデンベルフとジョン・アベラストゥリがハンドルを投げた～!

 

後ろでは、Euskaltel – Euskadiのチームメイトが万歳しているが。

 

勝ったのはどっちだ?

 

同時に見えるが。

 

勝ったのはマライン・ファンデンベルフだ!

マライン・ファンデンベルフは、今シーズン2勝目。明日はリーダージャージで出走だ。ベテランのジョン・アベラストゥリは、キャリア16勝目とはならなかった。

 

リザルト

マライン・ファンデンベルフのコメント(チーム公式サイトより)

誰が勝ったのかわからなかったから、写真判定を待っていたんだ。僕は少し早めに来て、彼が来るのが見えた。彼が少しスピードを落としたのが見えたから、バイクを投げたんだ。そのためにかなり練習したんだ。この勝利にはとても満足している。

調子はい。ヴォルタ・アン・アルガルヴェの後、ちょっと苦しかったけど、カタルーニャではまたうまくいったし、先週の日曜日のフランドルでもいい脚を使ってアルベルト・ベッティオルを助けようとした。第1ステージで勝てたのは嬉しい。

ベン・ヒーリーがいることで、これからのステージ、すべての登りで本当に強い選手がいる。

 

3位のデビット・デッカー(Arkéa – B&B Hotels)のコメント

とてもナーバスな1日だった。風はかなり強かったけど、最終的にはそれほど強くはならなかった。

フィナーレでは、チームメイトが本当に素晴らしい仕事をしてくれた。特に最後の2キロで貢献してくれたクレマン・ヴァントゥリーニに感謝している。

スプリントを開始するのに少し長く待ちすぎたと思う。でも、全体的に見れば、とても強いと感じたし、このパフォーマンスには満足している。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞