2024 イツリア・バスクカントリー第2ステージ 難しい登りスプリント

第1ステージから波乱の幕開けとなったイツリア・バスクカントリー。

 

実力伯仲しているライダー同士では、タイム差がつきにくいステージが続いていく。第2ステージでは、総合勢が動いてくることはないだろう。

 

第2ステージ  ライツァ – ヴィアナ  207.9 km

 

第2ステージは200kmを越える最長ステージ。スタート地点はレイサラン渓谷のレイツァ。

最後の700mの勾配は2.9％で、6％の区間がある。ただ、スプリンターチームが頑張りそう。レムコもスプリントすれば面白いけど。

 

1. 3級山岳　Saint-Ignace 　2.7km・5.1%
2. スプリントポイント　カンボ
3. スプリントポイント　Ezpeleta

 

スタート前

プリモッシュ・ログリッチは気分よくスタートとなる。

 

レムコ・エヴェネプールは、落車の影響は全くないと。

 

5人の逃げ

スタートから4kmで5人が逃げに。

1. アレクシー・ヴィエルモ　TotalEnergies
2. エネコイッツ・アズバレン　Euskaltel – Euskadi
3. イバン・コボ　Equipo Kern Pharma
4. イェツセ・ボル　Burgos-BH
5. ザビエル・ミケル・アズバレン　Q36.5 Pro Cycling Team

 

3級山岳　Saint-Ignace 　2.7km・5.1%

ポイント獲得順位は

1. イェツセ・ボル　Burgos-BH　3ポイント
2. イバン・コボ　Equipo Kern Pharma　2ポイント
3. アレクシー・ヴィエルモ　TotalEnergies　1ポイント

 

残り76.5km。逃げは4人に。

1. アレクシー・ヴィエルモ　TotalEnergies
2. エネコイッツ・アズバレン　Euskaltel – Euskadi
3. イェツセ・ボル　Burgos-BH
4. ザビエル・ミケル・アズバレン　Q36.5 Pro Cycling Team

 

集団はBORA – hansgroheが引く。残り66.7kmで3分15秒差。

 

 INEOS Grenadiersのブランドン・スミスが集団を引き出す。

 

山岳賞ジャージを着用している INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターが少し遅れる。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのザビエル・ミケル・アズバレンとEuskaltel – Euskadiのエネコイッツ・アズバレンは兄弟。オマーンでも一緒に逃げに乗っていた。

 

残り39km。タイム差は1分52秒。また、雨が降ってきた。

 

残り36kmで1分39秒差に。

 

残り30.1km。タイム差が1分11秒となり、全てのチームが前にきている。

 

残り27.8km。Bahrain Victorious、Soudal – Quick Step、UAE Team Emiratesも前に出てきた。

 

BORA-hansgroheのロジャー・アドリアがボトル補給係り。今年Equipo Kern Pharmaから移籍している。

 

セップ・クスは最後尾。まあ、このステージでは用事がない。

 

残り22kmで30秒差に。

 

残り19.1kmでBurgos-BHのイェツセ・ボルが下りで遅れる。

 

イェツセ・ボルは登りで追いついて、また4人に。

 

残り13kmで4人は捕まった。

 

スプリントポイント　Ezpeleta

スプリントポイントまで800m。

 

ボーナススプリントポイントの獲得順位は

1. アイザック・デルトロ　UAE Team Emirates　 5ポイント・3秒
2. フアン・アユソー　UAE Team Emirates　3ポイント・2秒
3. レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step　1ポイント・1秒

 

残り5.9km。Decathlon AG2R La Mondiale Teamが集団先頭に。

 

残り4.8km。Team Visma | Lease a Bikeも前にきた。

 

落車だ。EF Education-EasyPostのエスデバン・チャベスだ。

 

結構落車している。

•  エスデバン・チャベス (EF Education – EasyPost)
•  テイオ・ゲイガンハート (Lidl – Trek)
•  CASTRILLO Pablo (Equipo Kern Pharma)

 

残り2.3kmでGroupama – FDJが先頭。

 

あっと落車。雨で物凄く滑りやすい。

 

残り895m。最後は登っている。

 

先頭にいるのはヨナス・ヴィンゲゴーだ。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamが前に出てきた。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Team先頭でゴールに向かう。

 

プリモッシュ・ログリッチも、左側にいる。

 

各チームのリードアウトが引いている。

 

左からMovistar Teamのゴンサロ・セラノ、UAE Team Emiratesのブランドン・マクナリティ、Astana Qazaqstan Teamのサムエーレ・バティステッラ、Soudal – Quick Stepの ルイス・フェルファーク、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのポール・ラペイラ。

 

真ん中からポール・ラペイラが伸びてくる。

 

ポール・ラペイラが抜けた!

 

ポール・ラペイラが勝利を確信。

 

ゴール手前から手を離している。

 

ポール・ラペイラが見事な勝利だ!

2024クラシック・ロワール・アトランティックでプロ初勝利をあげて、続くショレ・アグロ・ツアーで連勝。今シーズンの3勝目はワールドツアーでの勝利となった。

2位はAstana Qazaqstan Teamのサムエーレ・バティステッラ、3位はSoudal – Quick Stepの ルイス・フェルファーク。10位までもスプリンターというよりは、パンチャーがならんでいる。

 

リザルト

ポール・ラペイラのコメント

3週間前にすでに2勝していたんだけど、今回はワールドツアーのレースだから、もっとレベルが高いんだ。

ここでの勝利は本当に素晴らしい。ラインまで1.5キロのところで、プロトンから離れようとしたんだけど、うまくいかなかった。それからスプリントに集中することにして、脚を動かさないようにしたんだ。

Decathlon AG2R La Mondiale Teamはラスト1kmを独走してましてね。

ブルーノ・アルミライルは一瞬の隙をついて、私をラインまで200メートルのところまで連れてきた。そして私はスプリントを開始し、勝利には十分だった。

 

2位のサムエーレ・バティステッラ(Astana Qazaqstan Team)のコメント(チーム公式サイトより)

今日、そしてここ数日、全般的にフィーリングが良かったので、このステージで上位争いをするモチベーションがあった。最後のスプリントはかなり混沌としていて緊張した。

スプリントを始めるタイミングを少し逃してしまった。最終的には2位になった。しかし、自分のフォームが良くなってきていることは感じているし、次のステージで良いものを見つけたいという意欲と意欲もある。どうなるかはこれからだ。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞