1990年には宇都宮で世界選手権ロードが行われた。
その後、1992年からジャパンカップが開催されている。今年はワールドチームが7チーム。プロチームが3チーム。さらにメンツも過去最大級にレベルが高い。
過去の優勝者
-
2023 ルイ・コスタ
-
2022 ニールソン・ポーレス
-
2019 バウケ・モレマ
-
2018 ロベルト・パワー
-
2017 マルコ・カノーラ
-
2016 ダヴィデ・ヴィッレッラ
-
2015 バウケ・モレマ
-
2014 ネーサン・ハース
-
2013 マイケル・ロジャース
-
2013 ジャック・バウアー
-
2012 イヴァン・バッソ
-
2011 ネーサン・ハーツ
宇都宮~宇都宮 144.2km
レースは宇都宮市より少し東にある宇都宮市森林公園サーキットで開催。
1周10.3kmの周回を14周。前日のクリテリウムを見ても激しいレースとなるのは間違いない。
- 山岳ポイント 3周
- 山岳ポイント 6周
- 山岳ポイント 9周
- 山岳ポイント 12周
注目のライダーは
- Team Jayco AlUla サイモン・イェーツ、マウロ・シュミット
- Astana Qazaqstan Team ヘノック・ムルラン
- Bahrain – Victorious マテイ・モホリッチ、新城幸也
- Cofidis アクセル・ジングル
- EF Education – EasyPost ニールソン・ポーレス、アーチー・ライアン
- Lidl – Trek トムス・スクインシュ、マッズ・ピーダスン、アンドレア・バジオーリ
- Soudal Quick-Step イヴ・ランパールト、ファウスト・マスナダ、イラン・ファンワイルダー、マウリ・ファンセヴェナント
- Israel – Premier Tech マイケル・ウッズ、ヤコブ・フルサン、ディラン・トゥーンズ
- Lotto Dstny
スタート
さあ、スタート。
Bahrain Victoriousのアンドレア・パスクアロンが攻撃。例年ならば日本人選手が逃げてというパターンだけど、昨年はジュリアン・アラフリップが逃げたりと変わってきている。
下りで6人が抜け出した。
- サイモン・イェーツ Team Jayco AlUla
- アンドレア・パスクアロン Bahrain Victorious
- ゲオルグ・シュタインハウザー EF Education-EasyPost
- ハミッシュ・ビートル (Team Novo Nordisk)
- 山本大喜(JCL Team UKYO)
- 入部 正太朗 (Shimano Racing)
何故、サイモン・イェーツが入るのだろうか。これでは各チームは警戒して追ってくるか、タイム差は与えないはず。
残り13周
タイム差は39秒。
先頭から入部 正太朗が切れてしまう。2019年の日本チャンピオン。2020年にはNTT Pro cyclingで走っていた。
サイモン・イェーツは来シーズンからTeam Visma | Lease a Bike。これが長年在籍していたチームで最後のレースだ。
先頭は4人に。
- サイモン・イェーツ Team Jayco AlUla
- アンドレア・パスクアロン Bahrain Victorious
- ゲオルグ・シュタインハウザー EF Education-EasyPost
- 山本大喜(JCL Team UKYO)
残り12周
集団は大きいまま通過。
山岳賞はサイモン・イェーツが獲得。
2017日本王者の畑中 勇介が最後のレースとなった。入部 正太朗と並んで、フニッシュラインでリタイヤとなった。
あららっ、下りで追走が追いついた。
- アーチー・ライアン (EF Education – EasyPost)
- ジュリアン・ベルナール (Lidl – Trek)
- トムス・スクインシュ (Lidl – Trek)
- ファウスト・マスナダ (Soudal Quick-Step)
- ピーター・セリー (Soudal Quick-Step)
- Côté Pier-André (Israel – Premier Tech)
- Gilmore Brady (Israel – Premier Tech)
- Ishihara Yuki (Shimano Racing)
- Acosta Ruben Dario (Utsunomiya Blitzen)
選手の名前を書いていたら、もう先頭は捕まってしまった。逃げがない展開に。
残り9周
フニッシュラインをJCL Team UKYOの小石がトップ通過。
Cofidisが2人いる逃げが。
Cofidisのアントニー・ペレスが抜け出した。
そのまま2回目の山岳賞を獲得。
ベレスは何度も後ろを振り返る。早く来てほしいのだろうけど、速すぎるのだ。
残り8周
ペレスが通過してすぐに追走が。メイン集団とは少し割れている。
ペレスが追いつかれる。
マテイ・モホリッチが2番手で通過。これは下りで爆発か。
マテイ・モホリッチとSoudal – Quick Stepの3人が抜け出している。
- マテイ・モホリッチ Bahrain Victorious
- ピーター・セリー Soudal – Quick Step
- イラン・ファンワイルダー Soudal – Quick Step
- マウリ・ファンセヴェナント Soudal – Quick Step
Team Jayco AlUlaのマウロ・シュミットも追いつく。
残り7周
マテイ・モホリッチは捕まり、Team Jayco AlUlaのマウロ・シュミットが先頭で登りだす。
まだ、勝負は先のようだ。集団の人数も多い。
残り6周
残り62.8km。そろそろ逃げが欲しいところ。
山岳賞はEF Education-EasyPostのアーチー・ライアン。
集団が割れている。
残り5周
10人ほどが先行。EF Education-EasyPostの留目 夕陽も入っている。
残り4周
先頭は17人。この上りで絞られるか。
Israel – Premier Techのヤコブ・フルサンが先頭で飛ばしている。
ここでEF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスがアタック。
後ろはマイケル・ウッズだ。
下りで追いつかれると、これが勝ち逃げとなりそう。
下りでマテイ・モホリッチが追いついた。
Soudal – Quick Stepが2人。
これで決まるか。
追走は3人。ただ、前が見えないので難しいか。
残り3周
この5人ならば、マウリ・ファンセヴェナントはイラン・ファンワイルダーのアシストとなる。
ニールソン・ポーレスが山岳賞獲得。
残り2周
残り2周。あと20kmでゴール。
追走は人数いるけれど、タイム差は縮まらなかった。
先頭からの攻撃は全くなし。
残り1周
追走とは2分39秒もあるので追いつかれることはない。
マイケル・ウッズが攻撃。
イラン・ファンワイルダーが切れた。
マテイ・モホリッチも遅れた。
マテイ・モホリッチが少し遅れている。
マテイ・モホリッチが下りで追いつき4人に。
先頭で二人が話している。マウリ・ファンセヴェナントは最後尾でイラン・ファンワイルダーを待っている。
イラン・ファンワイルダーが後ろから抜いていく。
これはSoudal – Quick Stepが2人で攻めるか。
マイケル・ウッズがアタック。
マテイ・モホリッチとニールソン・ポーレスが遅れた。
マテイ・モホリッチは追いついた。
また5人となって牽制に。
カメラの映像が悪い。マテイ・モホリッチが前を走るがニールソン・ポーレスがまくりに出ている。
ニールソン・ポーレスが先頭でゴールに現れた。
マテイ・モホリッチが追いつかない。
Soudal – Quick Stepは二人いたが、これも追いつかない。
ニールソン・ポーレスが勝利だ!
2022年に続いて2度目の勝利となった。膝の不調のためにシーズン前半走れなかったが、その分後半で調子をあげることができた。今シーズンの2勝目を日本で飾ることができた。
リザルト
優勝したEF Education-EasyPostのニールソン・ポーレス
勝利はいつでも嬉しいものだ。今回は家族の前で勝てたことで最高の勝利となった。最後の1周はとてもトリッキーだった。
両脇の二人もいたし、スプリントとなるとチャンスは1回だけだと思っていた。それをものにできたということだ。最後は納豆パワーがでたよ。
2位 Soudal – Quick Stepのイラン・ファンワイルダー
去年はリタイヤでしたが、今年は2位。昨年との違いは?
一番の違いは天候だね。去年は雨だったから残れなかった。あとはスポンサーのために頑張った。
最終回は遅れてましたけど、最後は戻ってきましたね。その展開について教えて下さい。
最後の登りではもう限界だった。マウリが集団のペースを落としてくれたのでチームとしては良い展開となった。
来年はグランツールを狙うチームとなりますが、あなたの役割は?
来年はとても良いチームの編成になると思う。自分はレムコ・エヴェネプールのアシストになると思うが、良いチームになると思う。今は、ちょっと休んで来シーズンに備えたい。
3位 Bahrain Victoriousのマテイ・モホリッチ
今日は調子が良かった。スタートから超ハードなレースだった。アタックが何度もあり、非常にアグレッシブなレースで、特に比較的短いレースだったこともあり、気を緩める暇などなかった。
マイケル・ウッズがレースの3分の2を過ぎたところで動き出した時、残りは我々5人だけだった。我々はスプリントに突入し、最後の2kmで何度もアタックした。
上手くやろうとしたが、ニールソンに追いつくにはスピードが少し足りなかった。彼は最強で当然の勝利を収めた。それでも、自分のパフォーマンスには満足している。
今シーズンは終わったが、この好成績をオフシーズンに持ち越し、2025年に向けて良い準備をすることができる。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
POWLESS Neilson
|
EF Education – EasyPost | 200 | 3:33:30 |
2 |
VAN WILDER Ilan
|
Soudal Quick-Step | 150 | ,, |
3 |
MOHORIČ Matej
|
Bahrain – Victorious | 125 | ,, |
4 |
WOODS Michael
|
Israel – Premier Tech | 100 | ,, |
5 |
VANSEVENANT Mauri
|
Soudal Quick-Step | 85 | 0:04 |
6 |
BERNARD Julien
|
Lidl – Trek | 70 | 4:16 |
7 |
ZINGLE Axel
|
Cofidis | 60 | 4:26 |
8 |
SKUJIŅŠ Toms
|
Lidl – Trek | 50 | 4:35 |
9 |
NERURKAR Lukas
|
EF Education – EasyPost | 40 | ,, |
10 |
ZAMBANINI Edoardo
|
Bahrain – Victorious | 35 | ,, |
11 |
ADAMIETZ Johannes
|
Lotto Dstny | 30 | ,, |
12 |
FUGLSANG Jakob
|
Israel – Premier Tech | 25 | 4:38 |
13 |
GILMORE Brady
|
Israel – Premier Tech | 20 | 7:19 |
14 |
OKAMOTO Hayato
|
Aisan Racing Team | 15 | 7:22 |
15 |
PASQUALON Andrea
|
Bahrain – Victorious | 10 | ,, |
16 |
PEREZ Anthony
|
Cofidis | 5 | ,, |
17 |
OKA Atsushi
|
JCL Team UKYO | 5 | ,, |
18 |
STEINHAUSER Georg
|
EF Education – EasyPost | 5 | ,, |
19 |
CURRIE Logan
|
Lotto Dstny | 5 | ,, |
20 |
EARLE Nathan
|
JCL Team UKYO | 5 | ,, |
21 |
MASNADA Fausto
|
Soudal Quick-Step | 5 | ,, |
22 |
ENGELHARDT Felix
|
Team Jayco AlUla | 5 | ,, |
23 |
SERRY Pieter
|
Soudal Quick-Step | 5 | ,, |
24 |
TODOME Yuhi
|
EF Education – EasyPost | 5 | 7:30 |
25 |
ISHIGAMI Masahiro
|
Aisan Racing Team | 5 | 7:33 |
26 |
DYBALL Benjamin
|
Victoire Hiroshima | 5 | 8:02 |
27 |
KANEKO Sohei
|
Japan | 5 | 11:40 |
28 |
KUSABA Keigo
|
Aisan Racing Team | 5 | 11:50 |
29 |
FENG Chun Kai
|
Utsunomiya Blitzen | 5 | ,, |
30 |
MASUDA Nariyuki
|
JCL Team UKYO | 5 | ,, |
コメント