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2023 X²Oバドカマートロフェー第5戦コクサイデ  砂を制したのはマチューかワウトか?

海外情報
Image credit: x2otrofee
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コクサイデは、昨年までワールドカップだったけれど、今年からX²Oバドカマートロフェーに組み込まれた。

正式名称はコクサイデ/フラームスドゥイネンクロス(Vlaamse Duinencross Koksijde(C1))

 

女子ランキング第4戦ヘレンタルス後

  1. ルシンダ・ブラント(BALOISE TREK LIONS)  3:22:37
  2. デニス・ベッセマ(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) +0:26
  3. セイリン・アラマバード(Alpecin-Deceuninck) +0:29
  4. フェム・ファンエンペル(Jumbo-Visma) +1:34
  5. アニック・ファンアルフェン(777) +3:46

 

男子ランキング第4戦スヴェンナイス後

  1. エリ・イーゼルビット(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) 4:06:44
  2. ラース・ファンデルハール(BALOISE TREK LIONS) +1:28
  3. イェンス・アダムス(CHOCOVIT CYCLING TEAM) +5:36
  4. マイケル・ファントーレンハウト(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL) +6:47
  5. ピム・ロンハール(BALOISE TREK LIONS) +8:42

 

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第5戦コクサイデ

コースマップ Image credit: x2otrofee

 

コクサイデでは、1994年と2012年に世界選手権が開催されている。2016年にはベルギー選手権も開催。それ以降ゴール前に砂丘が追加された。主催者は、シクロクロスのパリ~ルーベと呼ぶほど砂の多いコース。

砂を制するものが勝利するコースとなっている。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

フェム・ファンエンペルは、「砂の中をドライブするのは必ずしも好きではないが、どのコースを横断するかはあまり気にしない。トラックを逃すと、多くのメートルを失うことになる。そして偵察中にまた膝をぶつけてしまった。」とコメント。

 

フェム・ファンエンペルの乗るCervelo R5-CXのホイールだけど新型だと言われている。まだJumbo-Vismaのバイクに乗りだして僅かだと思うけど、すでになれているようですね。

 

対抗するのは砂の得意なシリン・ファンアンローイかな。「楽しみです。幸いなことに、砂はまだ砂のままです。あまり雨が降っていないので、簡単すぎるでしょう。」

フェム・ファンエンペルについては、「誰もがいつもそれについて話している(笑)。彼女がどれだけ速く走れるか見てみましょう。うまくいけば、私たちはそれを戦いにすることができます。」

 

曇り空の中スタート。

 

スタートで落車があった。クララ・ホンシガーが巻きこまれた。ファーストコーナーはインゲ・ファンデルヘイデンがトップ。

 

インゲ・ファンデルヘイデンがトップでフィールドに。セイリン・アラマバード、シリン・ファンアンローイと続く。

 

砂の長い登りで、シリン・ファンアンローイが上がってくる。

 

少しずつ砂で差がつき始めた。

 

インをついたシリン・ファンアンローイがトップに。

 

砂地でインゲ・ファンデルヘイデンが対抗するが。

 

早くも単独となり始めたシリン・ファンアンローイ。

 

続くのは、インゲ・ファンデルヘイデン、セイリン・アラマバード、フェム・ファンエンペル。ルシンダ・ブラントと続く。

 

フェム・ファンエンペルは、砂地が上手く乗りこなせない。

 

それでも、フェム・ファンエンペルが3番手に上がってきた。

 

シリン・ファンアンローイは、1周目から飛ばしまくる。

 

2位グループが絞られてきたか。

 

ルシンダ・ブラントが2位グループの先頭に。

 

2周目

シリン・ファンアンローイは11秒引き離した。

 

長い砂の上り坂で、この差がついている。

 

フェム・ファンエンペルが2位グループから抜け出してきたか。砂が、なければ速い。

 

シリン・ファンアンローイは、フェム・ファンエンペルに追いつかれることはないのか。

 

フェム・ファンエンペルは、2位グループから完全に抜け出た訳ではない。砂地では差を詰められる。

 

フェム・ファンエンペルが追いついてきたのか。

 

3位争いは、ルシンダ・ブラントとセイリン・アラマバード。インゲ・ファンデルヘイデンは遅れている。

 

3周目

シリン・ファンアンローイは、ビブショーツの太ももの部分にジェルを隠していたみたい。補給しながら走っている。後続のルシンダ・ブラントも補給。

 

3位争いの決着がついたか。ルシンダ・ブラントが前にでた。

 

気温11度の中フェム・ファンエンペルは、半そで、半パン、グローブなし。寒くないのか?

 

二人のタイム差は13秒とあまり変わっていない。

 

おっと、フェム・ファンエンペルが少しひっかかったようだ。

 

4周目

二人の差は15秒に開いている。

 

フェム・ファンエンペルは、左膝に青いテーピングをしている。スノークロスで落車した時のものか、試走中に落車した時のものなのか。

 

シリン・ファンアンローイは、次々に前のライダーをラップし始めた。少し雨が降り始めている。

 

いつも、この登りでは同じくらいの距離に見える。

 

セイリン・アラマバードのCanyonにはケーブルが見えるので新型ではないようだ。

 

5周目

雨で少しずつ砂が重くなっているはず。

 

タイム差は11秒と少し縮まっている。だが、追いつく感じではない。

 

強いシリン・ファンアンローイ。全く危なげがない。

 

シリン・ファンアンローイは、ゴールではどんなレースでも笑顔だけど、今日は飛び切りの笑顔だ。さしずめ砂の女王と言った感じか。連勝で今シーズン5勝目をあげた。

そして、いつもゴールの時に首が左に傾いている。なんでだ?

 

フェム・ファンエンペルにも苦手があった。砂が彼女のウイークポイントか。それでも、他のライダーを圧倒している。

 

3位はルシンダ・ブラント。シリーズリーダーはきっちりとキープだ。

 

リザルト

シリン・ファンアンローイのコメント

すぐにチェイシングに頼らなくてもいいというのは、本当にありがたいこと。自分のラインを砂浜に走らせたかった。最初のストリップからそうしてきたし、その後はミスをしないようにするだけだった。

レース中、フェム・ファンエンペルの熱い息を首筋に感じてましたか?

そうですね、でもそれは、遅れたライダーのせいも大いにありますね。自分のラインを走らせることができないので、かなり困りました。もちろん、外国人が多いこともあって、あまり脇目も振らない。その結果、いくつかミスをするようになり、彼女が少しずつ近づいてきているのを感じた。

しかし、何度見ても、彼女がそこに到達しないことが続いていた。そして、長い距離を走る上り坂で、少しずつ前に出続けていた。ビーチでのストレッチを重視し、その後、その間のストレッチでリカバリーするようにした。うまくいきましたね。

世界選手権をU23か、エリートのどちらのカテゴリーで走りますか?

ワールドカップはまだ未知数で、どちらに転ぶかわからない。選択することが難しくなっている。

 

2位のフェム・ファンエンペルのコメント

膝に負担がかかっていて、出走できるかどうかまだ疑問だった。しかし、私はそれを最大限に活用した。これについては、どう反応するかを見てみなければならない。

もしかしたら、ゾンホーフェンワールドカップの影響もあるかもしれないが、あまりひどいことにならないようにしたいですね。

しかし、私には勝つための脚がなかった。ただ、最大限の力を発揮しようとしただけです。本当に100パーセントの体調ではなかったんです。始めるのをためらったことがよくわかる。でもまあ、また表彰台に上れたんだから、絶対に満足できると思うんだ。

偵察中に膝を痛めたというのは、いったいどういうこと?

コーナーのインをついて、砂のコースからシュートした。その結果、膝がバリアに当たってしまった。そういうこともあるけど、痛みを感じる時には走るのが難しくなる。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN ANROOIJ Shirin
Baloise Trek Lions 0:46:46
2
 VAN EMPEL Fem
Team Jumbo-Visma 0:15
3
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 1:10
4
 ALVARADO Ceylin del Carmen
Alpecin – Deceuninck 1:53
5
 VOS Marianne
Team Jumbo-Visma 2:18
6
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 2:28
7
 CANT Sanne
Crelan – Fristads 2:55
8
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster Bonache Cycling Team 3:17
9
 WORST Annemarie
777 3:31
10
 VAN DER HEIJDEN Inge
777 3:57
11
 VAN ALPHEN Aniek
777 4:03
12
 HONSINGER Clara
EF Education-TIBCO-SVB 4:59
13
 NORBERT RIBEROLLE Marion
Crelan – Fristads 5:16
14
 BROUWERS Julie
De Ceuster Bonache Cycling Team 6:17
15
 HOLMGREN Isabella
  6:18
16
 MUNRO Madigan
Trek Factory Racing CX 6:45
17
 TRUYEN Marthe
Crelan – Fristads 7:01
18
 MORICHON Anais
Arkéa Pro Cycling Team 7:15
19
 LAST Annie
  7:31
20
 CRABBÉ Kiona
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 8:46
21
 HOLMGREN Ava
  9:16
22
 WERNER Emily
 
23
 HANÁKOVÁ Eliška
 
24
 DEVIGNE Camille
 
25
 BOND Keira
United States

 

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男子エリート

試走中のマチュー・ファンデルプール。新型Canyon Infliteだと言われるけど見てもわからない。

 

ワウト・ファンアールトは2列目スタート。

 

マチューのバイクを見るけど、やっぱり差はわからない。多分フレームの違いは少ないのだろう。

 

スタートからファーストコーナートップはニルス・ファンデプッテ。

 

  

砂の登りではニルス・ファンデプッテが先頭をキープ。

 

先頭はニルス・ファンデプッテで変わらず。後ろにはティム・メルリエがついている。さすがスプリンターだ。

 

マチューは3番手。ワウトが続く。

 

2番手はローレンス・スウィーク。

 

ローレンス・スウィークをマチューが2番手に上がって追う。

 

砂の登りでマチューが先頭に出る。

 

ワウト・ファンアールトは、少し遅れた。

 

マチューは飛んでいる。

 

ローレンス・スウィークがなんとか追いすがるが。

 

2周目

マチューが差をつけて2周目に。

 

ゴール地点で2番手に上がったワウトが追う。

 

ワウトは追いつくだろう。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamのジャージを着たティム・メルリエが7番手。

 

やはり、ワウトが追いついた。

 

二人の後ろはローレンス・スウィーク。

 

ワウト・ファンアールトが先頭交代。ローレンス・スウィークが追いついた。

 

砂の登りでただ一人乗ったままクリアーしたマチューが再び先頭に。

 

ワウトが先頭交代。

 

5位以降は混戦。前にニルス・ファンデプッテがいる。

 

3周目

 

先頭は3人のパックに。

 

ワウトがバイク交換でこけそうに。

 

しばらく3人の戦いか。

 

ティム・メルリエは4戦目で乗れてきた感じか。

 

ローレンス・スウィークが砂を乗りこなしている。

 

登りでまた3人の差が縮まる。

 

ワウトが一番後ろから前に出た。積極的だ。

 

今日のワウトはマチューが前に出てもすぐに先頭交代する。

 

4周目

3人は4位以降を37秒引き離した。

 

ローレンス・スウィークが少し遅れた。もう、追いつかないかも。

 

ワウトが砂のランニングで引き離してアタック!

 

ワウトは好調だ。マチューを引き離した。

 

マチューが小さく見える。

 

8秒ほどワウトがリード。

 

完全にマチューは遅れた感じだ。

 

4番手はラース・ファンデルハール。エリ・イーゼルビット、ニルス・ファンデプッテと続く。

 

5周目

なんと、マチューは18秒離された。

 

砂地では、1回転して綺麗に着地するライダーも。拍手喝采だ。

 

得意なはずのコースで、まさかのマチューの遅れ。

 

カーブで落車しそうに。

 

ワウトは、次々とライダーをラップしていく。

 

6周目

ワウトは飛んでしまった。後ろにマチューは見えない。

 

マチューは腰を伸ばしている。腰痛再発なのか。

 

52秒遅れでマチューは通過。勝負あった。

 

雨が降ってきて、ますます砂は重たくなっているはず。バイク交換で違うタイヤにワウトは変えたのかもしれない。

 

4位争いが熾烈だ。二人はシリーズリーダーを争っている。エリ・イーゼルビットは遅れる訳にはいかない。

 

ワウトはバイク交換。フォークの色が違うように見える。

 

ワウトはペースを緩めるつもりはないようだ。

 

7周目

残り2周にワウトは入る。

 

マチューは、ローレンス・スウィークに7秒差と迫られている。この感じだと追いつかれそうだ。

 

3位のローレンス・スウィークはマチューに追いつきたいところ。

 

得意のコースで、この遅れは背中の問題かもしれない。

 

3度の世界王者。ゼネク・スティバルがリタイヤだ。

 

8周目

ワウトは残り1周。

 

新しいコンポ、シューズ、ペダルも全く問題ない。ペダルはクロスでは違うだろうけど。

 

4位争いは4秒差でエリ・イーゼルビットがラース・ファンデルハールをリード。

 

今シーズンのワウト・ファンアールトは間違いなく最強だ。仕上がっている。

 

エリ・イーゼルビットは、ラース・ファンデルハールを突き放した。砂はあまり得意に見えなかったけれど克服したのだろうか。

 

ワウト・ファンアールトは見事な独走勝利。これで今シーズン6勝目。しかも、2位以下がない。素晴らしい勝率と強さだ。ゴールのボーズはボクシングスタイル。コクサイデでは、9年振りの優勝となる。

 

マチューは、間違いなく背中を痛めているようだ。何が起こったのか、本人でないとわからない。

 

リザルト

ワウト・ファンアールトのコメント

スタート前に、自分自身を砂の専門家とは呼んでいませんでしたね。

ええと… カードを見せることはできません(笑)。私はサンドが得意ではないが、形は良い。それは後半のクロスで出てくる。

勝利のジェスチャーは、ボクサーのように印象的な3発のパンチを放ちましたね。

見せびらかすだけだ。人々がそれを評価してくれることを願っている。ここで勝つことに本当に熱中していた。過去には必ずしも負けたわけではなかったが、怪我とカレンダーのために、コクサイデで長い間ドライブできなかった。

今週それが終わったことをうれしく思う。ここでまた勝てた。ジョルジュ (彼の息子) のバースデー ケーキはまだ完成していない。お祝いにもう 1 枚持っていきます。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 1:02:47
2
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 1:38
3
 SWEECK Laurens
Crelan – Fristads 2:07
4
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 2:13
5
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 2:21
6
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 3:12
7
 ADAMS Jens
Chocovit Cycling Team 3:13
8
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 3:19
9
 KUYPERS Gerben
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 4:00
10
 SOETE Daan
Deschacht – Hens – Maes 4:02
11
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes 4:10
12
 KIELICH Timo
Crelan – Fristads 4:12
13
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step 4:18
14
 VAN DER POEL David
Alpecin – Deceuninck 4:26
15
 VANDEBOSCH Toon
Alpecin – Deceuninck 4:32
16
 ORTS Felipe
Burgos-BH 4:45
17
 MASON Cameron
Trinity Racing Cross 4:53
18
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin – Deceuninck 5:21
19
 HENDRIKX Mees
Crelan – Fristads 5:58
20
 FERDINANDE Anton
Deschacht – Hens – Maes 7:00
21
 AERTS Thijs
Tormans Cyclo Cross Team 7:06
22
 ALDERWEIRELD Robin
  7:10
23
 BEKAERT Yentl
Baloise Trek Lions 7:15
24
 SIEMONS Julian
  7:29
25
 NYS Thibau
Baloise Trek Lions

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