UAEツアーの総合優勝から始まり、北のクラシック、アルデンヌクラシックとかけぬけたタデイ・ポガチャル。
途中、疲れが出ていると言われていたけれどリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで新たなパルマレスを追加した。
だが、記者会見では、少し疲れたとも。来シーズンもこのプログラムを続けるのかも尋ねられている。
この春を繰り返すのは難しい
この投稿をInstagramで見る
改めて今シーズンの成績を見ると
- UAEツアー 第3・7ステージ優勝 総合優勝
- ストラーデビアンケ 優勝
- ミラノ~サンレモ 3位
- ロンド・ファン・フラーンデレン 優勝
- パリ~ルーベ 2位
- アムステルゴールドレース 2位
- フレッシュ・ワロンヌ 優勝
- リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 優勝
わずか14レースで7勝。半分は勝っている。全てがワールドツアーレース。参加した7つのワンデーレースのうち4勝。 モニュメント獲得2回。普通の選手ならばキャリアハイの成績以上だ。
これについて問われたタデイ・ポガチャルは
クラシック・キャンペーンはタフだった。 いくつかの浮き沈みはあったが、幸いにもベルギーは天候に恵まれた。 そのおかげで長くここにいることができた。
レースに出るたびに、リエージュに近づくにつれ、自分にとって良い環境になっていった。 とてもうれしいし、チームとしてこの春に見せたものを誇りに思うことができる。
ロンド・ファン・フラーンデレンとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュの勝利で、9つのモニュメントを獲得した。 ショーン・ケリーやファウスト・コッピと肩を並べましたが、自分が歴史に名を刻んでいるという実感はありますか?
事実を気にしていない(笑)。 自分は本を書いている訳ではないしね。自分はただレースを楽しんでいるし、控えめに言っても、レースがとても上手なことをうれしく思っている。 他のことは考えず、ただレースを楽しもうと思っているんだ。
この春では初挑戦のパリ~ルーベもありましたね。
あんなことができるとは思ってもみなかった。でも、この春は特別なことをたくさん経験できた。 完璧なクラシックシーズンだった。 最高にハッピーだよ。
今後数年間、毎回このようなフルで集中的な春のプログラムに乗ることは可能なのだろうか?
どのグランツールを走るかによる。 ジロを走れば、そのような春のプログラムを終えるのは難しくなる。 今ジロに出たら、1週間で帰れるかもしれない。
12月になると、休息や休暇を取るためのプログラムが決まってくる。 私にとっては、今年の春と同じことをするのは難しい。 毎年春にできることではないと思う。しばらくの間、自分をリセットし、その後、夏の準備を始めるつもりだ。
来年ジロを走れば、今年のようにクラシックでも大活躍ということはなさそうだ。だが、パリ~ルーベ、アルデンヌクラシックの組み合わせも出来るということを証明してみせた。
来年以降、アルデンヌクラシック完全制覇という偉業も見られる可能性は高い。ミラノ~サンレモでは、チップレッサから逃げ切ることが可能であることをみせられた。マチュー・ファンデルプールが120%でなければ、逃げ切りも可能なのだ。
そして、いつかはパリ~ルーベも取ってしまうんだろう。
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの表彰式の舞台裏では、EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーに、「いつ、引退するの」と言われ、「2030年までは契約があるから、それまではね~」と機知にとんだ答えをしている。
あと5年は皆の勝利は少なくなるのは間違いない。
コメント