2023 ツアー・ルクセンブルク第5ステージ　　最終ステージで逆転は?

第4ステージの個人タイムトライヤルで、UAE Team Emiratesのマルク・ヒルシがトップに。総合2位には同じくUAE Team Emiratesのブランドン・マクナリティが入った。

だが、総合3位のベン・ヒーリーも3秒差。最後のステージで、再び逆転を狙って動いてくるのは間違いないだろう。

ただ、マークが厳しい中で抜け出すのは至難の業だ。

 

第5ステージ   メルシュ～ルクセンブルク・リンペルツベルク177km

 

最終ステージで、総合が決定する。特にタイム差が少ないので、ゴールで決まる可能性も高い。

決勝はビゴンヴィル峠から始まる。サウルを経由して、ルクセンブルク市のローカル周回コースに入り、3周回。

フィニッシュスは、800mで9%と非常に険しいため、ここでも攻撃が行われる可能性がある。ここで順位が逆転するのか？

 

1. 1級山岳　ノメルン峠　2.7km・5.6%
2. 1級山岳　グラリンゲン山　2.2km・6.4%
3. 超級山岳　カウテンバッハ峠　4.2km・4.7%
4. 1級山岳　　ビゴンヴィル峠　4.3km・3.5%
5. スプリントポイント　ルクセンブルク
6. スプリントポイント　ルクセンブルク

 

スタート前

マルク・ヒルシは、2秒のリードを守れるだろうか。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

12人の逃げ

残り70km。12人が1分のタイム差で逃げている。

 

最もタイムが良いのはLidl-Trekのアスビャアン・ヘルモースの3分33秒。あまりタイム差は貰えないだろう。

 

集団はJumbo-VismaとAG2R Citroën Teamが引いている。

 

ジュリアン・アラフィリップも先頭集団にいる。動いてくるだろうか。

 

残り56.6kmで23秒差となった。これは逃げ切れない。

 

先頭グループからヴィクトール・カンペナールツがアタック。

 

集団は20秒差で迫っている。

 

集団牽引にTeam Arkéa Samsicも加わる。

 

ヴィクトール・カンペナールツは32秒までリードを広げる。昨日のTTの疲れはないのか。

 

ヴィクトール・カンペナールツに二人が加わる。

1. ヴィクトール・カンペナールツ　Lotto-Dstny
2. マルコ・ハーラー　BORA – hansgrohe
3. アレクサンドル・デュレット　Cofidis

 

更に後方から追いついた。

 

後方からUno-X Pro Cycling Teamのオーデネ・ホルターも追いつく。これで先頭は7人に。

 

残り43.9kmで20秒差とタイム差は少ない。

 

先頭から登りでSoudal – Quick Stepのアンドレア・バジオーリが単独で逃げだした。

 

後続のヴィクトール・カンペナールツらは捕まり、先頭はアンドレア・バジオーリ単独となった。残り35kmで50秒差に。

 

集団はEF Education-EasyPostとAG2R Citroën Teamが全開で引いている。

 

あ～、アンドレア・バジオーリが残り25.5kmで捕まった。

 

カウンターでリチャル・カラパスがアタック。すぐにマルク・ヒルシが張り付く。

 

Soudal – Quick Stepのイラン・ファンワイルダーが追いつき前に。

 

Alpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンがスパート。

 

マルク・ヒルシと、ブラントン・マクナリティがすぐ後ろにいる。

 

これはUAE Team Emiratesは追わないといけない。

 

残り2周

セーアン・クラーウアナスン先頭で残り2周に。

 

 

セーアン・クラーウアナスンが捕まると、リチャル・カラパスがカウンターアタック。

 

リチャル・カラパスが抜け出した。

 

リチャル・カラパスは10秒のリードを奪う。

 

残り19.1km。タイムは9秒と逃げ切れそうもない。次はベン・ヒーリーか。

 

後方からBingoal  WBのアレクシス・ゲランが追いついた。

 

アレクシス・ゲランは、100kmを逃げきった男だ。

 

残り17.2km。二人のリードは18秒に広がる。

 

残り13.4km。タイム差は13秒。マルク・ヒルシ、ジュリアン・アラフィリップが前で展開。

 

ジュリアン・アラフィリップ先頭で追ってくる。

 

スプリントポイント　ルクセンブルク

ギリギリで登りをクリアー。4秒差だ。

 

射程圏内だ。

 

残り1周

最後の周回に入る。

 

残り11.3km。3秒しかリードはない。

 

残り10.4kmでTeam Arkéa Samsicのユエン・コスティウが二人を抜いていく。

 

Team Arkéa Samsicのユエン・コスティウが僅かなリード。

 

残り9.1km。タイム差は6秒。

 

登りで追走がバラバラになりながら迫ってくる。

 

ユエン・コスティウは、頂上まで逃げ切れば勝機がある。

 

追走の一番手は、AG2R Citroën Teamのフランク・ボナムール。Lidl-Trekのナットネル・テスファションが続く。

 

ユエン・コスティウは捕まりそう。

 

残り5.4kmでユエン・コスティウは足を止めて後続を待つ。

 

総合に関係ないメンバーなので逃げ切りそうだ。

 

残り3.8km。タイム差は21秒に。

 

この14人の中から勝者が出る。

 

前で展開するのは、BORA – hansgroheのボブ・ユンゲルス、AG2R Citroën Teamのフェリックス・ガル、Uno-X Pro Cycling Teamのトビアスハラン・ヨハンネセン、Soudal – Quick Stepのマウリ・ファンセベナント。

 

マウリ・ファンセベナントが前でペースを上げる。

 

その背後から、Uno-X Pro Cycling Teamのトビアスハラン・ヨハンネセンがアタック!

 

トビアスハラン・ヨハンネンセンは上手く飛び出した。

 

スプリントポイント　ルクセンブルク

トビアスハラン・ヨハンネンセンは単独で頂上をクリアー。

 

後方はバラバラとなった。

 

トビアスハラン・ヨハンネンセンは、上手くリードして下りをすっ飛ばす。

 

トビアスハラン・ヨハンネンセンが単独でゴールに戻ってきた。

 

トビアスハラン・ヨハンネンセンは後方を確認。

 

トビアスハラン・ヨハンネンセンは、チーム名をアピール。

 

そしてガッツポーズ。

 

さらに拳を振り下げる。トビアスハラン・ヨハンネンセンは、今シーズンの初勝利。チームに15勝目をもたらせた。

 

  

マルク・ヒルシは、22秒遅れの集団ゴールで見事に2秒差を守って総合優勝を決めた。今シーズンの7勝目で、キャリアハイの成績をあげている。

 

3秒差を逆転出来なかったベン・ヒーリーはがっくりと肩を落としてゴール。まあ、次があるさ。

 

リザルト

トビアスハラン・ヨハンネンセンのコメントは見つからず

第5ステージリザルト

総合

マルク・ヒルシのコメント(チーム公式サイトより)

とてもストレスの多いステージだった。スタートで大きなブレーキングがあり、我々にとっては好都合だったが、他のチームもブレーキングを戻したがっていたので、終日ハイスピードが続き、大変だった。

サーキットの急な登りでは、ヒーリーとの距離が近かったので目を離せなかった。でも最終的には差を縮めることができたので、本当にうれしい。

ヒーリーがあんなに接近していたにもかかわらず、リラックスして走ることができた。このレースは僕に合っているし、ついにここで勝てたことを嬉しく思う。

ポイント賞

山岳賞

新人賞

チーム賞