第1週を終わって最も活躍したチームはすぐにわかるだろう。
Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンは、ステージ3勝を上げる活躍をしている。ツール・ド・フランスでは、各ステージ上位20人まで賞金が出される。
今年から、ステージ上位15名までUCIポイントも獲得出来るので、選手は最後まで手を抜かない。
では、最も賞金の少なかったチームはどこだろうか?
チーム別獲得賞金
🚀🧨
JASPER THE MASTER!
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— Alpecin-Deceuninck Cycling Team (@AlpecinDCK) July 7, 2023
- Alpecin-Deceuninck: 48,200 euro(約750万円)
- UAE Team Emirates: 43,310 euro(約670万円)
- Jumbo-Visma: 37,160 euro(約580万円)
- Lidl-Trek: 24,890 euro(約390万円)
- Cofidis: 20,430 euro(約320万円)
- Isreal-Premier Tech: 19,870 euro(約310万円)
- Bora-Hansgrohe: 19,140 euro(約300万円)
- Uno-X pro Cycling Team: 18,050 euro(約280万円)
- Bahrain Victorious: 16,050 euro
- Total Energies: 15,040 euro
- Team Arkea-Samsic: 13,220 euro
- EF Education-Easypost: 12,600 euro
- Lotto-Dstny: 12,100 euro
- Astana Qazaqstan Team: 11,580 euro
- Team Jayco Alula: 11,520 euro
- AG2R Citroën Team: 8,530 euro
- Movistar Team: 7,660 euro
- Ineos Grenadiers: 7,620 euro
- Intermarché-Circus-Wanty: 6,260 euro
- Groupama-FDJ: 5,030 euro
- Team DSM-Firmenich: 3,640 euro
- Soudal – Quick-Step: 3.,600 euro(約56万円)
今のところ、このツールで最も稼ぎの少ないチームは、Soudal – Quick Step。ウルフパックはまだ成功しておらず、それは賞金にも反映されている。
ステージ結果を見れば、それも驚くことではない。ファビオ・ヤコブセンの第3ステージ4位は、今ツールにおけるSoudal – Quick Stepの最高成績となっている。これが唯一のトップ10入りの成績だ。
逃げて、目立っているように見えるけれど、全く成績に反映されていない。敢闘賞が取れれば2,000ユーロあるのだけど、それも取れていない。
ちなみに、2021ツール第1週では、マーク・カヴェンディシュとジュリアン・アラフィリップの働きでQuick Stepが最も賞金額が多かった。
Uno-X Pro Cycling Teamは、7位になっているけど、これは第6ステージのトゥールマレー峠をトビアスハラン・ヨハンネンセンがトップ通過して5000ユーロを獲得したから。ジャック・ゴデ賞は大きい。
ジャック・ゴデ賞とは
1936年から1987年までツール・ド・フランスのレース運営者を務めたジャック・ゴデの銅像が、トゥールマレー峠にある。この峠を首位で通過した選手には「ジャック・ゴデ記念賞」として5000ユーロのボーナス賞金が与えられる。
選手達は、ツール・ド・フランスで優勝しても、チームで分け合うという長い伝統がある。 なぜなら、ツール優勝者がパリで黄色を実現するには、これらのチームメイト、スタッフのアシストが必要だからだ。
一流選手はすでに数百万ドル相当の契約を獲得しており、途中で追加のスポンサー契約も得ているので問題ない。
果たして、最終週までにSoudal – Quick Stepのランキングは上がっているだろうか?
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