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2022 ツール・ド・ポローニュ第4ステージ  ゴールをギリギリで奪ったのは?

海外情報
Photo credit: mksfca on Visualhunt.com
この記事は約19分で読めます。

第3ステージのゴール前プシェムィシルの壁では、最後に爆発させたセルジオ・イギータがトップで駆け抜け総合でも1位となった。

ただ、リードは4秒と少ない。第4ステージは丘陵コースだが、ゴールは登っているので、再び波乱が起こる可能性はある。

セルジオ・イギータは、しっかりとゴールでついていかないといけない。

 

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第4ステージ   レスコ~サノク 179.4km

コースプロフィール photo tourdepologne

 

第4ステージは、スタートのレスコから登りが始まる。1日中アップダウンの連続となるコース。

ただ、それぞれの登りの距離は長くはない。

しかし、ゴール手前700mからの登り始め、ゴール直前で8%まで登る。最後の100mだけ平坦となる厳しいゴールレイアウトとなっている。

 

  1. 2級山岳 Czarna Górna 3.9km・6.2%
  2. LOTTO フライト ボーナス Ustrzyki Dolne
  3. 2級山岳 Hotel Arłamów 1.7km・6.5%
  4. LOTTO フライト ボーナス Gmina Fredropol
  5. 2級山岳 Leszczawa 4.6km・5%

 

スタート前

TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ポーランドは少し曇り空。

なお、Alpecin-Deceuninckはコロナ陽性者が多数でたために、チームごと撤退。

 

オフィシャルスタートとなったけど、静かな立ち上がり。

 

地元ポーランド選抜が仕掛けるが決まらない。

 

二人が少し前に出た。

 

Trek-Segafredoのマッティオ・モスケッテイが落車。かなり痛そうだ。

 

今度はAstana Qazaqstan Team が攻める。

 

Lotto Soudalも攻撃するが、今日は中々決まらない日だ。

 

今度はAG2R Citroën Teamが仕掛ける。

 

少し登りで前に出てきたか。

 

逃げようとするメンバーが前で仕掛ける。

 

8人ほどが前に抜けたか。

 

だめだ。捕まってしまう。

 

今度はトーマス・デヘントが仕掛ける。

 

4人が少し抜けたか。

 

UAE Team Emiratesのオリペイロ・トロイアがチェーントラブルか。バイクを地面でバウンドさせている。すぐに走りだした。

 

さらに後方から二人が追いついた。

 

トーマス・デヘントが落ちて、レミ・カヴァニャ、マウロ・シュミットなどが16秒のリード。

 

集団から追走もかかる。

 

逃げから脱落した、トーマス・デヘントが追走二人に抜かれる。

 

追走二人が追いついてきた。

 

集団はBORA – hansgroheが引いて12秒差となってきた。

 

あ~、集団が見えてきた。この後、逃げは捕まってしまう。

 

英国王者のマーク・カヴェンディシュは、この登りで切れてしまう。

 

レミ・カヴァニャとジョナタン・ナルバエスが下りで少し前にでるが集団は逃がさない。

 

まあ、中々決まらない。

 

今度はIsrael – Premier Techのマッズ・ウルスシュミットが攻撃。

 

追走でUAE Team Emiratesのルイ・オリベイラが二人で追う。

 

後方から二人が追いつく。

 

先頭は3人となった。

  1. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech
  2. ルイ・オリベイラ UAE Team Emirates
  3. アンネシュ・スコーシェス Uno-X Pro Cycling Team

 

さらに二人が追走に。

  1. ナンズ・ピーターズ AG2R Citroën Team
  2. カミル・マウェツキ Lotto Soudal

 

 

残り149kmで追走に32秒。集団まで1分32秒と開く。

 

逃げは5人

やっと追走が追いついた。これで先頭は5人。

  1. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech
  2. ルイ・オリベイラ UAE Team Emirates
  3. アンネシュ・スコーシェス Uno-X Pro Cycling Team
  4. ナンズ・ピーターズ AG2R Citroën Team
  5. カミル・マウェツキ Lotto Soudal

 

集団はBORA – hansgroheのシェーン・アーチボルトが引く。3分58秒と広がってきた。

 

2級山岳 Czarna Górna 3.9km・6.2%

先頭で最もタイムが良いのは、UAE Team Emiratesのルイ・オリベイラで2分34秒遅れ。現在バーチャルリーダーだ。

 

カミル・マウェツキが1位通過。

  1. カミル・マウェツキ Lotto Soudal 5ポイント
  2. ルイ・オリベイラ UAE Team Emirates 3ポイント
  3. アンネシュ・スコーシェス Uno-X Pro Cycling Team  2ポイント
  4. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech 1ボイント

 

LOTTO フライト ボーナス Ustrzyki Dolne

ここは争うことなくそのまま通過。タイム差は3分3秒。

  1. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech 3ポイント・3秒
  2. ナンズ・ピーターズ AG2R Citroën Team 2ポイント・2秒
  3. アンネシュ・スコーシェス Uno-X Pro Cycling Team 1ポイント・1秒

 

BORA – hansgroheのジョヴァンニ・アレオッティはチームカーから指示を受ける。直前のシビウサイクリングツアーでは総合優勝している。チーム期待の星だ。

 

残り93.4km。EF Education-EasyPostも集団牽引に加わる。タイム差は3分14秒。

 

セルジオ・イギータはカメラに気づいて手を振る。今日はリーダージャージを死守できるかな。

 

2級山岳 Hotel Arłamów 1.7km・6.5%

2級山岳通過。

  1. カミル・マウェツキ Lotto Soudal 5ポイント
  2. ルイ・オリベイラ UAE Team Emirates 3ポイント
  3. ナンズ・ピーターズ AG2R Citroën Team 2ポイント
  4. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech 1ボイント

 

先頭が逃げ切りのためにベースを上げている。タイム差は、残り65.2kmで4分29秒差に。

 

LOTTO フライト ボーナス Gmina Fredropol

先頭がスプリントポイントを通過。

  1. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech 3ポイント・3秒
  2. ルイ・オリベイラ UAE Team Emirates 2ポイント・2秒
  3. ナンズ・ピーターズ AG2R Citroën Team 1ポイント・1秒

 

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxも集団牽引に加わる。

 

残り37.5kmで2分8秒差。少しずつ詰められていく。

 

2級山岳 Leszczawa 4.6km・5%

最後の2級山岳を通過。カミル・マウェツキは、これで山岳賞トップに。

  1. カミル・マウェツキ Lotto Soudal 5ポイント
  2. ナンズ・ピーターズ AG2R Citroën Team 3ポイント
  3. ルイ・オリベイラ UAE Team Emirates 2ポイント
  4. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech 1ボイント

 

集団は横に並んで追い始めた。先頭はINEOS Grenadiersのサルバトーレ・プッチョ。

 

残り19.4kmで後ろに集団が迫ってきた。

 

先頭は3人となって逃げ続ける。

  1. マッズ・ウルスシュミット Israel – Premier Tech
  2. ルイ・オリベイラ UAE Team Emirates
  3. アンネシュ・スコーシェス Uno-X Pro Cycling Team

 

3人は下りで逃げ続ける。

 

二人が追走に出た。

  1. レミ・カヴァニャ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  2. マイク・テウニッセン Jumbo-Visma

 

3人は残り8.3kmでまだ逃げ続ける。

 

追走二人は8秒差からつまらない。

 

レミ・カヴァニャとマイク・テウニッセンが捕まる。

 

残り3.8km。集団が迫まる。

 

最後まで逃げのメンバーは諦めない。

 

Uno-X Pro Cycling Teamのアンネシュ・スコーシェスが最後まで抵抗する。

 

残り3.1kmでQuick-Step Alpha Vinyl Teamのゼネク・スティバルがアタック!

 

いつものようにゴール前で逃げ切りを目指して全開だ。3回のシクロクロス王者だが、昨年は心臓の問題、骨折など苦しいシーズンを送っていた。

 

残り1.8kmで落車。えっ、黄色いジャージが見えるのだけど。

 

ゼネク・スティバルは、後続を大きく引き離してゴールに向かう。後1.6kmだ。

 

なんと、リーダージャージのセルジオ・イギータが落車している。だが、すぐに抱えられて立ち上がった。3km以内の落車なのでタイム差は同じだ。

 

後続はGroupama – FDJがトレインを組んで追っている。

 

ゼネク・スティバルは10秒差。

 

残り1kmで後ろには集団が見えない。

 

残り500mで9秒。タイム差は縮まっていないぞ。

 

後続は8秒差で追いこんでくる。

 

残り300mだ。まだ、後続が見えない。これはいったか?

 

ここで集団が最後の登りで追いついてきた。ここの勾配がキツイ。

 

ゴール前は8%勾配だ。ゼネク・スティバルの足が止まる。

 

ゴール手前、150mでゼネク・スティバルは捕まってしまった。5月にコロナ感染で2か月停止。昨年は不整脈の手術を行っており、今年が契約の最終年。勝利が欲しかったのは間違いない。

最後が向かい風だったのも痛かった。

 

残り50mでパスカル・アッカーマンが先頭に立った。

 

カーブを先に曲がって、後続を確認する。

 

パスカル・アッカーマンが最後のスパート。

 

パスカル・アッカーマンが勝利の雄叫びだ~!

第2ステージで、ヘルベン・タイッセン (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)に破れて2位だったが、ついにトップを奪った。

しかも、最後に8%勾配を乗り越えての勝利はスプリンターとしては凄いことだ。パスカル・アッカーマンはブレーデネ・コクサイデ・クラシックに続いて今シーズンの2勝目だ。

 

※ハイライト動画はのちほど追加予定

 

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リザルト

第4ステージ リザルト

パスカル・アッカーマンのコメント

素晴らしいです。怪我をしてから初めて、自分のレベルに戻ったと感じることができた。ようやく脚に力が入るようになった。

4月に尾骨を骨折し、その後1カ月半ほど競技に参加できませんでしたね。その後、ツアー・オブ・スロベニアで3位と勝利に近づいたが、勝利が遠かったですか?

今日は登り坂が多かったが、急勾配ではなかった。それは私にとって理想的なことだ。フアン・モラノからは素晴らしいリードアウトを得ることができた。今日も私を信じてくれたチームに感謝しなければならない。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 ACKERMANN Pascal
UAE Team Emirates 50
10″
4:21:46
2
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 20
6″
,,
3
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 8
4″
,,
4
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     ,,
5
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma     ,,
6
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team     ,,
7
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates     ,,
8
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ     ,,
9
 ANIOŁKOWSKI Stanisław
Poland     ,,
10
 ARNDT Nikias
Team DSM     ,,
11
 GAZZOLI Michele
Astana Qazaqstan Team     ,,
12
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious     ,,
13
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ     ,,
14
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team     ,,
15
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates     ,,
16
 PRADES Eduard
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
17
 THEUNS Edward
Trek – Segafredo     ,,
18
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers     ,,
19
 ARENSMAN Thymen
Team DSM     ,,
20
 SOBRERO Matteo
Team BikeExchange – Jayco     ,,
21
 GODON Dorian
AG2R Citroën Team     ,,
22
 VENDRAME Andrea
AG2R Citroën Team     ,,
23
 KANTER Max
Movistar Team     ,,
24
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers     ,,
25
 QUINN Sean
EF Education-EasyPost     ,,
26
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team     ,,
27
 GALL Felix
AG2R Citroën Team     ,,
28
 SCHMID Mauro
Quick-Step Alpha Vinyl Team     ,,
29
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo     ,,
30
 MONIQUET Sylvain
Lotto Soudal     ,,

総合

セルジオ・イギータは落車の影響はどうなんだろうか。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe 8
10″
19:52:46
2 2
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious  
6″
0:04
3 3
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux  
4″
0:06
4 5 ▲1
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates     0:10
5 6 ▲1
 SOBRERO Matteo
Team BikeExchange – Jayco     ,,
6 7 ▲1
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers     ,,
7 8 ▲1
 SCHMID Mauro
Quick-Step Alpha Vinyl Team     ,,
8 9 ▲1
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ     ,,
9 12 ▲3
 GALL Felix
AG2R Citroën Team     ,,
10 13 ▲3
 WILLIAMS Stephen
Bahrain – Victorious     ,,
11 11
 CRAS Steff
Lotto Soudal     ,,
12 14 ▲2
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers     0:15
13 15 ▲2
 BERWICK Sebastian
Israel – Premier Tech     0:19
14 16 ▲2
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team     0:20
15 17 ▲2
 MONIQUET Sylvain
Lotto Soudal     ,,
16 19 ▲3
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team     ,,
17 20 ▲3
 GODON Dorian
AG2R Citroën Team     0:24
18 21 ▲3
 GONZÁLEZ Abner
Movistar Team     ,,
19 23 ▲4
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe     ,,
20 24 ▲4
 QUINN Sean
EF Education-EasyPost     0:29
21 25 ▲4
 ARENSMAN Thymen
Team DSM     ,,
22 26 ▲4
 CAVAGNA Rémi
Quick-Step Alpha Vinyl Team     ,,
23 27 ▲4
 TEJADA Harold
Astana Qazaqstan Team     ,,
24 29 ▲5
 ANDERSEN Idar
Uno-X Pro Cycling Team     0:32
25 28 ▲3
 HUYS Laurens
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     ,,
26 30 ▲4
 ARMIRAIL Bruno
Groupama – FDJ     ,,
27 31 ▲4
 PRADES Eduard
Caja Rural – Seguros RGA     0:35
28 33 ▲5
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo     ,,
29 32 ▲3
 KACZMAREK Jakub
Poland     ,,
30 34 ▲4
 PADUN Mark
EF Education-EasyPost     ,,

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma 53
2 12 ▲10
 ACKERMANN Pascal
UAE Team Emirates 39
3 16 ▲13
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 37
4 15 ▲11
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 36
5 13 ▲8
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 35
6 3 ▼3
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ 35
7 18 ▲11
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ 29
8 10 ▲2
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 28
9 2 ▼7
 KANTER Max
Movistar Team 28
10 7 ▼3
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates 28

山岳賞 

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1  
 MAŁECKI Kamil
Lotto Soudal 15
2 1 ▼1
 HESSMANN Michel
Jumbo-Visma 11
3  
 OLIVEIRA Rui
UAE Team Emirates 8
4  
 PETERS Nans
AG2R Citroën Team 5
5 2 ▼3
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team 3
6  
 WÜRTZ SCHMIDT Mads
Israel – Premier Tech 3
7 4 ▼3
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 2
8 5 ▼3
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 2
9 6 ▼3
 THEUNS Edward
Trek – Segafredo 2
10  
 SKAARSETH Anders
Uno-X Pro Cycling Team 2

コメント

  1. べるげん より:

    最後逃げていたのはカヴァニャではなくスティバルですよ。

  2. ちゃん より:

    べるげんさん、教えて下さりありがとうございます!
    思いこみで見てました。その前に逃げていたのに、また逃げれるとは凄いと思ってたのですが、ゼネク・スティバルだったとは~。
    確認不足で申し訳なし。また教えて下さい<(_ _)>

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