ツアー・オブ・ターキー第4ステージ ゴール前大落車だがマーク・カヴェンディシュがハットトリック

マーク・カヴェンディシュが驚きのステージ2連勝を飾り、リーダージャージをキープ。

クイックステップは他のチームと違い6人しかいない。その中での、2連勝はチームとしてもカブ自身にとっても凄いことだ。

このステージでは、マーク・カヴェンディシュが8秒のタイム差でキープしているリーダージャージを守れるかということが注目される。

第4ステージ　アランヤ～ケメル　184.4km

第4ステージ　photo tourofturkey

高低差は、最大でも75mくらい。3級山岳もあるが獲得標高は48mなのでスプリンターでも関係ないだろう。

コースマップでみるほど、登りはきつくないはずだ。

ゴールマップ photo tourofturkey

ゴールは少しだけ登っているが、気になるほどではない。今日もスプリントで決着となる。

3人の逃げ

photo YouTube動画より

スタートから二人が逃げて一人が合流し、3人の逃げとなっている。残り78kmで2分のタイム差。

1. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Team Sapura Cycling)
2. SLIK Ivar (ABLOC CT)
3. BAZHKOU Stanislau (Minsk Cycling Club)

マーク・カヴェンディシュは、集団中ほどでのんびりとポイント賞ジャージのジャスパー・フィリップセンと話しながら走っている。

ファビオ・ヤコブセンは、先頭に出て集団牽引に加わっている。

ファビオ・ヤコブセンは、もう先頭から下がっている。今日も集団牽引はイーリョ・ケイセ。ジロ出場も決まっている38歳のベテランだ。

残り57kmでタイム差は1分39秒。昨日と同じで残り20kmを切ってから捕まるだろう。

残り47kmでライオネル・ミニニオー(Alpecin-Fenix)が落車。道路脇の緑地帯のブロックにぶっかったようで、道路端まで飛ばされて砂だらけになっている。

落車の際の映像は後ろからなので良くわからないが、あまり端を走るのは前が見えないから危ないのかも。

残り29kmとなって、タイム差は一気に縮まってきた。40秒となっており後10kmくらいで捕まるかな。

最後の3級山岳を越えて一気に集団が迫ってくる。もう10秒しかない。

昨日と同じようにイーリョ・ケイセの引きで3人は捕まってしまう。ここからはゴールに向かってスプリントの仕上げだ。

残り15kmなので、ワールドチームはまだ後ろで待機している。

残り10kmから一人がアタックしたけど、すでにペースが上がっているので全くタイム差が開かずに帰ってきた。思い出アタックというやつか。

1. ASADOV Elchin (Salcano Sakarya BB Team)

ラスト5kmを切ってようやくワールドチームが上がってくる。

クイックステップは、ファビオ・ヤコブセンがラスト3.3kmまで引いていたが～。

ファビオ・ヤコブセンは、手を出して下がっていった。かなり頑張っていた。

ラスト1.5kmでも、まだどのチームも横一線。

最後のスプリントでは、今回はジャスパー・フィリップセンが何度も、マーク・カヴェンディシュを何度も振り返りながら先頭でスプリントを開始。

ジャスパー・フィリップセンがトップスピードに乗ったところで、右側でクラッシュが発生!

と、思っていたら両方でクラッシュだ。

ジャスパー・フィリップセンの伸びは素晴らしく、グングン加速していくが後ろからマーク・カヴェンディシュが迫る!

おーっ、最後はマーク・カヴェンディシュがジャスパー・フィリップセンをかわした～。

なんとマーク・カヴェンディシュはステージ3連勝だ。ジャスパー・フィリップセンは昨日はまくって届かず、今日は先行してまくられてしまう。

これでは勝てる気がなくなるだろう。それくらい今のマーク・カヴェンディシュは強い!

これでボーナスポイントも獲得して総合では、12秒のリードとなった。総合2位はかわらずジャスパー・フィリップセン。

後方の大落車では全く前に皆進めていない。どれだけのけが人が出たのか詳細はこれからだろう。

落車は、真ん中から起こったようだ。それが両側のフェンスまでライダーが倒れていったので、残りのライダーが通れなくなったようだ。

この落車で、Alpecin-Fenixのアレクサンダー・クリガーが病院に運ばれている。更に織田聖も大けがらしい。

リザルト

第4ステージリザルト

総合

ポイント賞

マーク・カヴェンディシュは単独でポイント賞トップに躍り出る。

山岳賞