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ボルタ・ア・カタルーニャ第1ステージ 波乱の幕開けとなった開幕ステージ

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photo Ciclo 21
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昨年はコロナのために中止となってしまったボルタ・ア・カタルーニャが今年は無事に開催。

レースは、スペインの北東部のカタルーニャ州において、7ステージで争われる。

1911年1月6日の朝、バルセロナから35人のライダーがスタートしたのが始まりで、今年は記念すべき100回目の大会となる。

今回残念ながら、プロチームランキング1位で自動招待だったAlpecin-Fenixは、メンバーからコロナ陽性反応が出て出場していない。

 

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第1ステージ カレーリャ〜カレーリャ 178.5㎞

コースマップ photo Tiz-ストリーミングより 以下同様

 

ボルタ・ア・カタルーニャはカレーリャから9回連続でスタート。

ルートは、最初にトッサデマールの海辺のリゾートを走り、中間スプリントが行われるヴィドレレスの町を通過。次にレギレリーの登り(4.5%で3.7 km)を目指す。

ステージの焦点は、サンタフェデルモンセニーの1級山岳。12.2kmと長いが平均勾配は4%と厳しくはない。

ライダーがカレーリャに戻る前に、またコルサクレウに登らなければならず、その後ゴールまで17キロほど下っていく。

2年前、トーマス・デヘント(Lotto Soudal)はアタックを決めて残り60kmから独走開始。
2分38秒ものリードを奪ってゴール。この時には第3ステージまでリーダージャージを着用していた。

今年も出場するので、是非逃げが見たいところ。

ここで歴代優勝者を見てみると

  • 2019 ミゲルアンヘル・ロペス
  • 2018 アレハンドロ・バルベルデ
  • 2017 アレハンドロ・バルベルデ
  • 2016 ナイロ・キンタナ
  • 2015  リッチー・ポート
  • 2014 ホアキン・ロドリゲス
  • 2013 ダン・マーティン

前回優勝のミゲルアンヘル・ロペスは来ていないが、バルベルデにキンタナ、リッチー・ポート、ダン・マーティンと歴代優勝者が揃って出場しているところが面白い。

2019年2位だったアダム・イェーツはイネオスから出場で、サイモン・イェーツと兄弟対決となる。5位のステファン・クライスヴァイクも出場なので注目しておきたい。

 

逃げは4人

 

スタートして、20kmくらいで二人がアタックし、すぐに4人に。

ロットは若手が逃げているので、今日のトーマス・デヘントの逃げはないかな。残り70kmほどで、最初の2級山岳を越えて、最高標高の1級山岳にこれから入っていくところ。

  1. BERHANE Natnael (Cofidis, Solutions Crédits)
  2. MONIQUET Sylvain (Lotto Soudal)
  3. Rein Taaramäe»Intermarché(Wanty – Gobert Matériaux)
  4. Gotzon Martín(Euskaltel – Euskadi)

 

集団は、モビスターがBORAに変わって先頭を引く。モビスターは地元なので、アレハンドロ・バルベルデに、マルク・ソレル、エンリク・マスと3人のエースを登場させている。

BORAはサガンのスプリント勝利を目指している。サガンはミラノ~サンレモでも4位となっており調子を上げてきている。登れるサガンならばこの山岳でも越えられるだろう。

 

リッチー・ポートはパンクして後方から追い上げている。頂上まで9kmで集団後方に追いつきそうだ。

 

先頭は登りとなって、二人になっていたけど~。

 

ロットのモニケットは、頂上まで9.3kmでアタックをかけて単独となった。ゴールまでは63km。タイム差は1分25秒しかないので、頂上まで粘れるかな。

 

あ~、サガンはミラノ~サンレモの疲れが取れてないのか、集団から切れてしまった。

 

逃げているロットのモニケットは23歳のベルギー人。

Equipe continentale Groupama-FDJからネオプロとして2年の契約で移籍している。FDJの開発チームからロットにきたんですね。

 

あ~、フルームやばいぞ。集団の最後尾だ。頂上までもつかな。高度トレーニングをしてきたのではないのかなあ~。

 

なんと、頂上付近は雪が残っている。これは下りは寒そうだ。先頭まで28秒なのでなんとか逃げ切れるかな。

 

モニケットは、なんとか1級山岳の頂上をトップ通過。お仕事終了だ。

明日は山岳賞ジャージで登場だ。これは集団ゴールとなりそう。フルームは集団の最後尾で粘っている。

 

あ~、フルームが切れてしまった~。残り49kmもあるのに~。あと、少しで全て下りとなるのに限界だったようだ。

 

下り終わって、最後のゴールに向けて新たな逃げを作ろうと集団前方でアタックがかかり続ける。

ゲラント・トーマスやクイックステップのファスト・マスナダ、TREKはケニー・エリッソンドなど盛んにペースを上げたがっている。

 

さあ、スペインチャンピオンのルイスレオン・サンチェス(アスタナ)がアタックだ。これは決まるかな。後ろは、ユンボ・ヴィズマのクリス・ハーバーだろう。

 

少し、後続と距離があいた。決まるかな。

 

4人の逃げが決まった。残り20km余りでタイム差は30秒まで一気に開く。後ろは積極的には追わない。

BORAのレナード・カムニャもいる。いいメンバーだ。

  1. SÁNCHEZ Luis León (Astana – Premier Tech)
  2. KÄMNA Lennard(BORA)
  3. Andreas Kron(Lotto Soudal)
  4. Rémy Rochas»Cofidis(Solutions Crédits)

 

4人はいい感じで逃げている。ラスト13.5kmで25秒のタイム差。だが、逃げ切るには1分は欲しいところ。

 

集団は、セルジオ・イギータが限界まで引いて交代。これは逃げきったぞ。タイム差は縮まらないどころか開いている。

 

イネオスがひいてる。トレックのライダーが引けといって手を出していたりして、協調してないのでこれは追いつかない。ラスト1.9kmで33秒もタイム差がある。

スプリンターで勝ちたいチームが少ないので、積極的に引くチームがない。

 

4人は余裕を持ってゴール前に。少し牽制をしてから、レナード・カムニャが先頭でゴールに向かう。

番手はルイスレオン・サンチェスだ。

 

4人の一番後ろにいた、アンドレアス・クロンがまくり上げる。

 

もう、スプリントのスピードが違っていた。アンドレアス・クロンはワールドツアーでは初勝利だ。

アンドレアス・クロンは、Riwal Readynez Cycling Teamから、今年ロットに移籍した22歳の若者。スプリントが得意なので、もう完全に後ろで構えて狙ってましたね。

逃げていたチームメイトのモニケットが山岳賞に、クロンがリーダージャージを獲得とロットは若い二人が大活躍だ。

明日は個人タイムトライヤルなのでリーダージャージを着るのは一日だけだけど、それでも嬉しい一日となるはずだ。

 

こちらはユーザーがまとめたハイライト動画

 

こちらはラスト2kmから

 

リザルト

第1ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  KRON Andreas Lotto Soudal 50 50 4:20:15
2  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech 20 30 ,,
3  ROCHAS Rémy Cofidis, Solutions Crédits 8 18 ,,
4  KÄMNA Lennard BORA – hansgrohe   13 ,,
5  SMITH Dion Team BikeExchange   10 0:16
6  MOHORIČ Matej Bahrain – Victorious   7 ,,
7  SCHELLING Ide BORA – hansgrohe   4 ,,
8  VALVERDE Alejandro Movistar Team   3 ,,
9  KAMP Alexander Trek – Segafredo   2 ,,
10  VALGREN Michael EF Education – Nippo   1 ,,

総合

Rnk Rider Team UCI Time
1  KRON Andreas Lotto Soudal 8 4:20:05
2  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech   0:04
3  ROCHAS Rémy Cofidis, Solutions Crédits   0:06
4  KÄMNA Lennard BORA – hansgrohe   0:10
5  SMITH Dion Team BikeExchange   0:26
6  MOHORIČ Matej Bahrain – Victorious   ,,
7  SCHELLING Ide BORA – hansgrohe   ,,
8  VALVERDE Alejandro Movistar Team   ,,
9  KAMP Alexander Trek – Segafredo   ,,
10  VALGREN Michael EF Education – Nippo   ,,

 

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1  KRON Andreas Lotto Soudal 10
2  BERHANE Natnael Cofidis, Solutions Crédits 6
3  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech 6
4  ROCHAS Rémy Cofidis, Solutions Crédits 4
5  MONIQUET Sylvain Lotto Soudal 4
6  TAARAMÄE Rein Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 2

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1  MONIQUET Sylvain Lotto Soudal 11
2  VERONA Carlos Movistar Team 8
3  PEDRERO Antonio Movistar Team 6
4  TAARAMÄE Rein Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 5
5  CHAVES Esteban Team BikeExchange 4
6  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech 3
7  MARTÍN Gotzon Euskaltel – Euskadi 3
8  ROCHAS Rémy Cofidis, Solutions Crédits 2
9  VALVERDE Alejandro Movistar Team 2
10  BERHANE Natnael Cofidis, Solutions Crédits 2

ヤングライダー賞

Rnk Rider Team Time
1  KRON Andreas Lotto Soudal 4:20:05
2  ROCHAS Rémy Cofidis, Solutions Crédits 0:06
3  KÄMNA Lennard BORA – hansgrohe 0:10
4  SCHELLING Ide BORA – hansgrohe 0:26
5  VAN GILS Maxim Lotto Soudal ,,
6  GALVÁN Francisco Equipo Kern Pharma ,,
7  TEJADA Harold Astana – Premier Tech ,,
8  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates ,,
9  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo ,,
10  HINDLEY Jai Team DSM ,,

 

 

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